アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

TRAIN OF THOUGHT

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「普通の人が真実を黙していても、それは戦略かもしれない。だが、作家が真実を黙していれば、それは嘘吐きである」

By ヤロスラフ・サイフェルト


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*雑誌とインターネット

 先日「レブスピード」誌のレビューにて「最近のこの雑誌はショップの宣伝とパーツのカタログと化していて実につまらんo(`ω´*)o」と評した時の話の続きである(笑)その前にもHR/HM専門誌の「BURRN!」に対して辛口評論をしたばかりなので、雑誌のあり方については色々考えることがあるのである。今やクルマ関係だったらみんカラなどのSNS、音楽関係だったらYouTubeやニコ動で容易にゲットすることが出来る時代→「食材としての情報」なら雑誌以外でタダ&大量に手に入るのであるから、ソレに値段つけて売るなんて商売はいずれ成り立たなくなるって話である。


 ならば雑誌の価値は何処にあるか?答えは「料理としての情報」である。三ツ星レストランで出している料理の材料だったら誰にだって揃えることができる。じゃあソレだけでレストランが出しているのと全く同じ料理が作れるのかと問われたら、答えは言うまでもなく「ノー」である。だから皆カネを払って美味しい料理を出してくれる料理屋へ行くのである。ワタクシが雑誌媒体に求めてるのは正にコレなのである。インターネットの情報は量はあれど質がない。良識はあれど知識がない。食材は調理されて始めて本来の味を出すのであり、ソレが有料の情報媒体に対しワタクシが求めてるモンなのである。


*情報の「味」

 今の雑誌媒体の何が問題かっていったら、実はカネ払って出してもらった料理が不味いって話である(笑)情報源が雑誌しかなかった時代はソレで良かったかも知れんが、今じゃYouTubeや公式HPで直接音源を(当然無料)聴いたり、みんカラのパーツレビュー探してコメントなりメールで聞けば(言うまでもないがコレも無料/笑)その手の情報は簡単に手に入る。もっと情報が欲しければネット掲示板を利用したって良いし、ファンコミュやショップに足を運んでも良い。良い意味でも悪い意味でも、インターネットなどの普及が本来情報の入りにくいマニアックな狭い世界であろうとも、カーナビで誘導するが如く最短距離で道を示してしまったワケである。


 すると分かってしまうのである。如何に日本の有料活字媒体の面々が、独断やら偏見やらスポンサーの意向やら広告費やらイデオロギーやらプライドやらが複雑怪奇にゴチャゴチャ混ざり合った、まるでダリの抽象画並みに捻くれた記事を書いているかということに(笑)日本の場合、どんな分野でもそうであるが、とにかく八方美人を意識しすぎてると思うのである。外国のソレなんかは分かりやすくて、もうメディア毎に、更に言うと同じトコでも記者ごとに「ウチは○○派」みたいな主義主張を明確にしていて、確かに立場は狭くなるけどその分深い記事を書いているのである。日本の場合は広く受け入れられようとする余り、広く浅くなってしまうってワケである。


*今日のアレ

 というワケで、ワタクシは基本的に雑誌のレビューや記者の意見なんぞハナっからアテにしていなかったりする(笑)雑誌類は気に入ったモン以外は全て立ち読みで済ませている。で、今まで雑誌類を買うカネは何処に消えたのかというと・・・・

クインテット! 1 (GA文庫)

クインテット! 1 (GA文庫)

こーゆーモンに流れていたりする(笑)ぶっちゃけた話、西洋かぶれクルマジャーナリストのドイツ車マンセー&日本車批判のヨタ話や、デメリットを一切話さないショップの宣伝なんぞにカネを払うぐらいだったら、正直ラノベの方が価値はある(爆)コレはワタクシのお気に入りの絵師がイラスト書いてたんで思わず買ってしまったモンである・・・・いーんだよ(`д´) ワタクシにとってのラノベは「小説付きのイラスト集」なんだから(核爆)

花×華 (電撃文庫)

花×華 (電撃文庫)

そーだよイラスト買いだよ何だバカヤロー文句あっかコノヤロー(笑)とは言え21世紀になってまだNWOBHMの話をしているメタル雑誌を買うよりかは遥かにマシだと確信してる(爆)ただこの作者が以前書いていた「護くんに女神の祝福を!」は結構好きだったので、蛇足ではあるがソレもある(核爆)


*自己顕示欲

 話は変わって、ワタクシがオタク連中とのオフ会を敬遠するようになった理由がコレである。納車されたばかりの自分の新車がコレです。自分はこのパーツを付けました。自分はショップでこんなチューニングをしてもらいました。コレは米軍実物の現用装備です。海兵隊装備一式揃えるのにかかった金額は云々。他の人はどう考えているかは定かではないが、ワタクシに言わせればソレは全部「単なる食材」であり、ソレ以上でもソレ以下でもない。食材そのものには興味深々だけど、食材を持ってきたヤツのことなんざアウト・オブ・眼中だっちゅー話である(笑)


 何ちゅーか、食材を持ってきたヤツに興味ないのもそうであるが、もっとイヤなのはその裏に隠されてる人間の暗部である。傲慢、嫉妬、虚栄心、強欲、羨望、虚無感。自慢してるヤツも、ソレを「凄い凄い」といって褒め称えてるヤツも、笑顔の裏にはそーゆードス黒いモンを多かれ少なかれ持っている。ワタクシもやった&やられた事があるから分かる。器用な人ならソレを上手く隠しながら楽しくやれるのであろうが、生憎ワタクシは「超」が付くほどの不器用者である(笑)さて、またまた必要以上に話が伸びそうなので、そろそろ締めにかかろうと思う今日この頃であった。