アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

ARCHETYPE

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「1件の重大災害が発生する背景には、29件の軽傷事故と、さらに300件のヒヤリハットがある」

By ハーバート・ウィリアム・ハインリッヒ


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*現状報告

 まずは今回の大地震被災者の方へお見舞いを、そして亡くなられた方のご冥福をお祈りします。ワタクシのベースである茨城県南部(正確に言うと牛久市)も震度6強&6弱のデカいヤツが2つほど来たが、とりあえずワタクシは無事である。時期が時期だけに、ココで一報入れておかないと「あ〜あ、ロンの奴ついに逝っちまったかぁ〜(´△`)惜しいヤツを亡くしたモンだなぁ〜(´-`)」とか言われかねないんで、一応生存報告って形である(笑)とりあえず牛久市は無事である。電気もガスも来てるし、食料品もガソリンも一応OK。とりあえず衣食住は確保されてるので、生きていく上では無問題である。


 ただし、問題が全く無いワケではない。実は先日から断水が続いてるのである(^_^;)断水になって一番困るのは、飲料水が無いことではなく、生活用水が無くなる事なのである。上記の「衣・食・住」の陰に隠れてはいるが、実はその3つと同等に重要な「排」が出来なくなってしまってるのである(-_-;)ソレを知ったのは地震後に家に帰った直後、トイレで水を流してからだったりする。断水が分かっていれば最後の最後まで取っておいたトイレタンク内の水を真っ先に使ってしまった&普段からシャワー派で水桶に湯を貯めて置く習慣がなかったのであるから、今ワタクシがどれだけ途方に暮れてるかがお分かり頂けると思うのである(笑)


*災害支援のあり方

 支援の形には色々あり、ソレはどれもこれもありがたいモンなのは間違いないのであるが、ワタクシ的にたった一つだけ止めて欲しい支援がある。千羽鶴である。ハッキリ言おう、現場がドタバタ忙しくて、救援物資が少しでも多く&少しでも早く欲しい時に、千羽鶴なんぞムダにスペースを取るだけの存在でしかない。勘違いしないで欲しいのだが、ワタクシは別に「要らない」と言っているワケではなく「緊急時においては優先順位が低すぎる」と言っているのである。千羽鶴を送りたいんだったら、インフラが復興して必要物資の流通が落ち着いた後にゆっくりやれば良い。ぶっちゃけた話、千羽鶴なんぞ作る手間&ヒマ&カネがあるんだったら、2Lペットボトルの水を送ってくれって話である。


 千羽鶴の擁護派は「被災者の方々にメッセージを届けるのが何故いけないのか」とか「1000人に1人でも癒される人がいればいい」とか言うが、ソレだったら毛布か防寒具に励ましのメッセージを添えて送れば良いのである。千羽鶴は1000人に1人かも知れないが、毛布や防寒具はこの季節だと1000人中999人が感謝するし、メッセージを伝えるという目的だって果たせるのである。ソレか寄付金にメッセージを添えてもいい。物資はモノによっては過剰になることもありうるが、カネだったら臨機応変に使えるからである。ンでもって、カネだったら1000人中1000人が感謝するから効果も高い(笑)


 こーゆー大変な時期に千羽鶴とか言うヤツがどんなヤツかは大体想像が付く。実際に被災した事が無いヤツである。連中にとって千羽鶴は「手段」ではなく「目的」だからである。よーするに「千羽鶴を送られた人が喜ぶ顔が見たいっ(^^)」ではなく「こーゆー時に手間隙かけて、千羽鶴という粋な贈り物をする私って素敵☆(ゝω・)vキャピ」なのである(笑)繰り返し言うが、災害支援で一番大事なのは「被災者にとって役に立つこと」なのであり、ソレこそが被災者に対する最大のメッセージだとワタクシは思うのである。勿論「役に立ちたい」という気持ちは素晴らしいモンである。が、そう思ったら次に「じゃあ具体的に出来ることは何か」を考えて欲しいのである。


*何もしない=役に立たない?

 具体的に考えても出来ることが何も浮かばない、じゃあ何の役にも立っていないのかと問われたら、ワタクシの答えは「ノー」である。自分が何も出来ないのであれば、出来る人の手伝いをする。あるいは具体的に行動している人のジャマをしない。例えば交通量を少しでも減らすために自分はクルマに乗らない、ツイッターやブログで根拠不明な情報は流したり不安を煽るような記事を投稿しないといった感じである。確かに些細な事ではあるが、ソレも立派な災害支援の1つなんじゃないかなと思うのである。何せ地震が終わったと思ったら、今度は福島の原発である。地震は二次災害が一番怖いというが、今が正にソレだからである。


 ハイ?( ・ω・)福島から半径170kmの地域に住んでるワタクシはどうするんだ、でしょうか?今んトコ、牛久市に避難勧告は出ていない。避難勧告が出ていないって事は、ワタクシの職場である病院は機能してるって事である。病院は医師がいなければ機能しないし、病院が機能している限り患者さんは来る。ンでもって、ワタクシは医師。つまりそーゆー事である。この後どーなるかはワタクシにも分からんが、1つ言える事は「ムチャしてまでもR35に乗っておいて良かった」である(笑)人生全般は知らんが、とりあえずカーライフに関しては現段階で悔いを残さず全力を尽くせたからである。


 もしも3年前、値段や維持費や改造費で妥協してGRBCZ4A買っていたら、今回のように万が一の事がマジで起こってしまった時に「こんあことになるんだったら、1年で手放す事になってもR35乗りたかった・・・orz」って枕を涙で濡らしていたであろう(笑)何ちゅーか、今までそーゆー青臭いセリフは「週刊少年ジャンプ」の世界の中だけの話だと思ったら、コレは結構マジな話じゃないかなと最近つくづく思うのである。何ちゅーか、何らかんら言って最終的にクルマ話に持っていっちゃうのがワタクシクォリティーであるが(爆)今でも余震がガタガタ言ってるのであるが、とりあえず明日ノルドリンクさんに預けていた愛車が帰ってきてから難しい事はジックリ考えようと思う今日この頃であった。