アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

MISLED BY CERTAINTY

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「かつては、変なことをする奴が、変な奴なんだと思っていた。でも今は、他人を変だと言う奴こそ、変な奴だとわかったんだ」

By ポール・マッカートニー


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


ポルシェ911に乗ろう

 外車は色々あるが、ワタクシが「良いか悪いかはこの際別問題だとして、1度は本格的に所有して、ポンコツになるまで乗り回したいクルマを一台だけ挙げろ」と言われたら、ワタクシは「ポルシェ911(以後911)」と答える。ソレも出来ればGT2とかGT3だとかのガチ仕様のRRをである。カッコ良さや官能性を求めるんだったら断然【フェラーリ・458イタリア】なんだろうけど、何ちゅーか「クルマから色々学ぶ事」って点で考えると、やはり911に軍配が上がるのである。あと何ちゅーか、458だけでなくフェラーリ車全般からは「ザ・リア充」ってオーラがムンムン沸き立っているので、超絶非リア充のワタクシにゃ少なからずアンバランスかと(笑)


 クルマに多少の知識があるロンマニアの方ならご存知かと思われるが、911って歪なクルマなのである。スポーツカーとして本来重量物を置くのが望ましくないリアオーバーハング部分に、事もあろうかクルマ最大の重量物であるエンジンが鎮座しているのであるから。でも911は説明の必要も無いぐらいに世界トップクラスの速さを誇るスポーツカーである。RRレイアウトである事の自身の長所と短所を徹底的に見つめて突き詰めて、長所を最大限引き出して、短所を可能な限り潰していく。そーゆー地道な努力を長年重ねて行って、何時の間にか「RR=ポルシェの弱点にして最大のチャームポイント」って呼ばれるように、短所が個性へと変わっていっているのである。


 この「歪な成り立ちをありのまま認める&乗り越えて、歪ながらの強さを磨き、歪ながらもトップクラスに立つ」という点が、同じように歪な生まれであるアスペルガーのワタクシには響いてくるモンがあるのである。だから911を実際に所有してポンコツになるまで乗り回して、その「歪なポルシェ哲学」を学ぶ事は、今後のワタクシの人生に大きなプラスになるんじゃないかなと考えたワケである。ただ単純に「クルマを楽しみたい」のであれば何に乗ったってソレなりに楽しめるのであるが「クルマを通じて何かを学びたい」と思うのであれば、ワタクシのような特別なケースの場合は、同じように特別なケースである911が最適だと考えたワケである。


*ペーパーレス・エンターテイメント

 が、問題は3つほどある。1つ、右ハンドルが無い。2つ、GTシリーズにゃ【PDK】が無い。フツーの人なら「慣れれば済む事」なのであるが、ワタクシはアスペ→生憎フツーの人ではないのである(笑)どーしても慣れた行動しかスムーズに出来ない&2つの行動を同時にやるのが脳ミソの構造上困難なので、右ハンドルとDCTは欲しいトコなのである(^_^;)あと3つ目は「高い」である。何せGTシリーズは素911の倍はするため、非リア充なワタクシにゃソコまでは稼げない(爆)勿論、スポンサー&パトロンは随時募集中なので、ドシドシ申し込んで欲しいのである(核爆)とは言えまぁ、健常者のポルシェ乗りにしてみれば「右ハンドル&PDKのGTシリーズは邪道」なのだろうから、多分ムリな話なのであろうが( ̄〜 ̄;)


 まぁソレは置いといて、と。iPad2での読書は実に快適である。バッテリーがある&充電インフラさえ確保できれば、ワタクシ的には理想的な読書空間である。紙媒体に配慮して最新の書物は手に入らないが、反面古い本のラインナップはバッチリである。読んでみたかったけど買うのが面倒くさい→いざ欲しくなったら店頭に無かった&あっても嵩張るから面倒くさいってのがワタクシにゃザラなので(笑)こーゆーのは大歓迎である:

さよならピアノソナタ (電撃文庫)

さよならピアノソナタ (電撃文庫)

まぁワタクシの「読書」なんて所詮こんなモンなんだけどね(笑)アプリの【BookWalker】で売っていた&某掲示板で「作者の音楽に対する愛情が垣間見える」「洋楽好きなら読むべし」とあったので、洋楽厨のワタクシ的には気になったのでダウンロードしてみたのである。因みにワタクシがイラスト以外の理由で新規ラノベを買うのは滅多になかったりする(爆)

とらドラ!1 (電撃文庫)

とらドラ!1 (電撃文庫)

コレまた以前から読んでみたかった&読んでみたかったけど嵩張るから面倒くさいと思ってたソレであり(笑)今回ダウンロード版が出たから買ってみたのである。コレは3巻まで読んでみたのであるが、確かにコレは面白い。文章の起承転結のテンポのよさもそうだが、女性作家独特の描写(例:日常生活のディーテルが妙に細かい、女同士の本音のぶつけ合いが矢鱈生々しいなど)が男性作家の多いラノベじゃ逆に新鮮に写るのである。その他ラノベ以外にも色んな本があるので、マジで1日が24時間しかない事を恨むばかりである(爆)


*オンリーワンよりナンバーワン

 昔はワタクシも日本のポルシェ(?)ごとスバルのインプレッサWRX-STI(以後GDB)を所有していたのである。アレはアレで楽しかったし、当時無知だったワタクシに色んな事を教えてくれたクルマであったのは間違いないのである。だが何ちゅーか、WRCで勝てなくなった辺りから学ぶ事が少なくなってきたような希ガスのである( ̄〜 ̄;)悪い言い方をすれば「もう外の世界は知ったこっちゃない。ナンバーワンになれなくったっていい。分かる人だけ分かればいい」って感じなのである。コレっていうのは、ワタクシのような発達障害持ちに良くある悪い方の物の考え方なのである。外との接触を諦めて自分の内側に篭って「自分はナンバーワンじゃないけどオンリーワンだ」って自分で自分を慰める。確かに”オンリーワン”って言葉の響きはいいが、元ネタの歌がもう矛盾を含んでるって話である。


 元ネタの歌は「花屋に並んだ花は互いに争うことなく、堂々と自分を主張しているオンリーワンだ」と言っているのであるが、考えてみてほしいのである。花屋に並ぶ花ってのは、事前に養花場で選別されたソレが花屋にやってくる→花屋に並んだ時点で既にナンバーワンか、ソレに順ずる資格を持っているのである(笑)ポルシェのソレみたいにスバルもSTIをレースの最前線に直接投入して、WRCなり何なりをガチンコでやる&ソレを随時市販車に反映させていれば、多分911とタメ張れるようなWRX-STIになったんじゃないかなとワタクシは思うのである。速さだけでなく、ブランド的な意味でも、である。


 でもってソレは、ワタクシの望む方向性ではないのである。ワタクシはお山の大将になりたいのではなく、大将でなくってもいいからフツーの人の世界の中で、歪な人間ながらもタメを張れるようにやりたいと思っているのである。だから歪ながらも正統派に挑む911にシンパシーを感じるし。今までに無い新たな試み=ある意味”邪道”でありながらも世界トップを目指すR35の姿勢に共感したのである。勿論、ワタクシのこの考え方が正しいなんてミジンコほども考えちゃいない。が、世の中には歪な形で生まれてきて、歪なモンに共鳴するフツーの方々には理解し難い人間もいるって事を示しただけである。さて、明日も何らかんらいって用事があるので、さっさと締めるに限る今日この頃であった。