ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「一道万芸に通ず」
By 宮本武蔵
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
*打倒!(元)天才カート少年
12歳でカートを始め、以来「天才カート少年」の名を欲しいままにし、15歳時にはジュニアカート選手権優勝。その5年後には全ニッポンカート選手権を制覇し、翌年には2連覇。以後はプロに転向し全ニッポンF3選手権、全ニッポンツーリングカー(グループA)選手権、全ニッポンF3000選手権、全ニッポンスポーツプロトタイプカー選手権などで優勝。その他ル・マン24時間で総合2位、デイトナ24時間総合優勝などといった数々の名誉に輝いた元ニッポン最速のカート乗り。ワタクシは今まで色んな人とカートでレースやってきたが、今回の相手はケタ違いである(;´Д`)ワタクシはそのようなバケモノを相手に・・・
この大会に挑んだワケである(笑)察しの良いロンマニアの方なら直ぐに分かったと思われるが、上記の「天才カート少年」とは勿論Sオーナーの事である。他のノルドさん常連客に混じって、ワタクシもこのカート杯に呼ばれたって話である。勝ち目?ンなモン、あるワケないジャマイカ(爆)もう何ちゅーか「ワタクシがSオーナーを抑えられるか否か」じゃなくて「ワタクシが何時Sオーナーに抜かれるか」が今回の最大の焦点である(核爆)
*インドアカートの魅力
場所はノルドさんのすぐ近くにある【サーキットスタジアム634】にて行われていて、無論ワタクシも初めての場所である。このカート場の最大の特徴は、何と言ってもインドアカートだという事であろう。天候に影響される通常のカート場とは違い、雨が降ろうが雪が降ろうが年中何時でも楽しめる。コレがインドアカートの魅力である。では、コースの紹介と行こう。まずはコース図からである:
コレだと分かりづらいと思うので、ワタクシが現地で撮った写真と合わせて紹介するとしよう:
コレがスタート地点の写真である。奥の方をご覧になれば分かると思うが、実はココは立体コースになっているのである。第4コーナー〜第5コーナーの区間が橋の上にあり、その下を第1コーナー〜第2コーナーの区間が通る形になっているのである。タイムは常連組(つまり上級者)だと今現在(つまり夏季)では23秒台で、コースレコードは21秒台である。因みにアスファルトを使ってるアウトドアとは違い、ココはインドアだから床はリノリウム→かなり滑りやすいので、コーナリングは結構難しかったりする(^_^;)
このコースの攻略ポイントは数か所あるが、ソレを随時紹介していこうと思う。こーゆー時、ブログってホントに便利である。文章だけじゃなくて、写真や音や映像も交えて紹介できるから、よりインタラクティブな表現が出来る。ビバ近代文明、ビバ21世紀である(笑)では始めるとしよう:
まずは第1コーナー。ココでの脱出速度がストレートの伸びを決めるため、攻略のキモとなる場所の一つである。注目はコーナーの奥は反射防止のために艶消し加工をしてある事→路面μがココだけ上がるので、その分も計算して侵入&脱出ルートを考えなきゃならないので、難しくはないが初めての人は戸惑うであろう。
第3コーナーから第4コーナーの区間である。この様に、橋の上を登っていくのである。第3コーナーは難しくないが、この登る分も考えてクリッピングポイント&脱出コースを考えておくとベター。
恐ろしく脱出の難しい第5コーナーである。何せ完全なブラインドコーナーだから出口が全く見えない上に、出口が急激に下っているからライン取りも難しい。更に厄介な事に、ココでの脱出の姿勢作りがそのまんま次の第6コーナーの侵入&脱出を決めてしまうため、この第5&第6コーナーの攻略がこのコースの最大のキモと言っても過言ではないであろう。
そしてこのコース最大の難関、魔の第6コーナーである。第5コーナーの脱出での姿勢が侵入を決める上、S字コーナーになってるから脱出までも難しい。でもココさえ上手く抜けられれば次の第1コーナーまでの速度が全然変わるため、一番難しいけどタイムアップに一番重要なコーナーでもあるのである。では、ソレを走るとどうなるか、画像の方をご覧あれ:
やっぱ21世紀は便利だ。そう思わなイカ(笑)
*もっと恐ろしいものの片鱗
以上がこの【サーキットスタジアム634】についての説明である。参加者は全員で21人、流石にSオーナーは別格なので賞与外&スペシャルゲスト扱いである。以上の21人を3グループに分けて、次のようなレース過程をこなすのである。
- グループを3つに分け、それぞれで練習走行7分間&予選走行10周を行う
- 各グループの予選1位&2位がAグループ、3位&4位がBグループ、残りがCグループに組み込まれる
- 決勝はそれぞれのグループで行い、1位〜3位までがポディウムに立てる
- 決勝戦はSオーナーも最後尾から参戦。賞与外なので順位には含まれない
つまりいずれにせよ、決勝でSオーナーとのバトルを楽しめるワケである。だがお遊びイベントとはいえレースはレース。初めてのコースとはいえど、やっぱ出来るだけ高い順位を狙っていきたいってのがモータースポーツ好きの性である。早速練習走行に挑んだワタクシであるが、ココでまた波乱が待ち受けていたのである・・・
出走する前に言っておくッ! ワタクシは今このコースをほんのちょっぴりだが体験した い…いや…体験したというよりは、まったく理解を超えていたのだが…… ,. -‐'''''""¨¨¨ヽ (.___,,,... -ァァフ| あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ! |i i| }! }} //| |l、{ j} /,,ィ//| 『ワタクシはアクセル全開のはずなのに i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ ドンドン減速して抜かれていっている』 |リ u' } ,ノ _,!V,ハ | /´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人 な… 何を言ってるのか わからねーと思うが /' ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ ワタクシも何をされたのか わからなかった… ,゙ / )ヽ iLレ u' | | ヾlトハ〉 |/_/ ハ !ニ⊇ '/:} V:::::ヽ 頭がどうにかなりそうだった… // 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ /'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐ \ エンジン不調だとか ブレーキ踏んでたとか / // 广¨´ /' /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ ノ ' / ノ:::::`ー-、___/:::::// ヽ } _/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::... イ もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…
・・・分かりやすく言うと、こんな感じである(笑)何が起こったって?ソレ説明したらネタ切れしちゃうジャマイカ(爆)というワケで、別の写真の加工が終わる&ネタを更に練らなきゃいけないので、続きは次回である。でも一つ言える事は「やっぱカートは最高に楽しい」って事である。自分に挑み、自分に打ち勝ち、自分の限界を超えて、新たな段階へと自分を昇華させる。このモータースポーツ至高の瞬間を最も簡単かつ安全に味わえる。コレこそがカートの魅力である。実車が速い人がカートも速いとは限らないが、カートが速い人は実車も確実に速い。走れば走るほどコレを確信する今日この頃であった。