ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「自ら正しいと信じる者は王の万軍よりも強く、自らの正しさを疑う者は些かの力も持たない」
By トーマス・カーライル
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
*外食のルサンチマン
もうすぐ参院選であるが、どうやら「ブラック企業の筆頭」と悪名高い某居酒屋チェーン店経営の元シャッチョが、東京都知事選に続いて参院選にも出馬するとの事である。この人物についての薀蓄は余りにも有名なんで省略するが、ワタクシの感想としては「コイツと対峙するのは面倒くさいな(^_^;)」ってトコである。コイツの人物像を見てワタクシ的に感じた事は、コイツは自分のやってる事に対し絶対的な自信を持っているという事である。強烈な信念があって、ソレを達成するためには犠牲を厭わない。でもって後はロンマニアの方々もご存じのように、たとえソレが狂気の賜物だったとしても、大きな失敗も無く願望を達成できちゃったワケである。何だかんだ言って世の中結果が全てであり、ソレを以って自分の信念が絶対的な確信に至るのである。そりゃ周りの有象無象共のバッシングなんか、奴さんにとっちゃ「何も分かっていない&何も成していない連中の嫉妬に塗れた戯言」に過ぎないって話である( ̄〜 ̄)
あともう一つ、カギになるのが「外食産業」である。商売やってるロンマニアの方ならご存知かと思うが、外食ってのは最も起業が簡単な業界なのである。何せ腹が減らない人間はいないんだから、マーケティングしなくても客は勝手に集まってくる。後は値段がお手頃で味がソコソコならば、客はソレなりに入る。本格的なレストランや料亭なら兎も角、大衆食堂やチェーン店に細かい注文なんぞする客なんぞいない。プロレスラーや相撲取りが引退したら判を押したようにちゃんこ屋とかの飲食店を経営するのは、ソレがプロレスラーや相撲取りでも出来る商売だからである。だから上記元シャッチョが外食を起業したのは「ソレがしたかったから」ではなく「ソレしか出来なかったから」とワタクシは睨んでいる。もしもそうならば、社会に対し抱いてるコンプレックスや、ソレに対するルサンチマンも相当なモンだとワタクシは思うのである。
別のステーキ屋チェーンを展開してる某シャッチョ(年収8000諭吉)が「牛丼屋でメシを食っていると勝った気分になれる」と言ったのは、つまりそーゆー事なのである。学歴社会ではバカにされる存在である自分が起業して一攫千金を得て、他の学歴があるヤツらを心の中で見下してやる。このステーキ屋のシャッチョは、そんなルサンチマン全開なシチュエーションに酔っているのである。だからこの某居酒屋チェーン店経営の元シャッチョが東京都知事選や参院選に打って出るのも、このルサンチマンゆえだと思うのである。カネだけの人間ってのは、やっぱ何だかんだ言ってニッポン社会じゃ「成り上がりモン」として未だにバカにされがちである。だから政治の世界に打って出て、権力を得る事でルサンチマンを完成させようって事なのである。でもって出馬するのが今絶好調の自民党なのだから、まぁそういう事になるんだろうなって事である┐(´-`)┌
*協調制御とドライビングメカニズムと夢喰い
この件についてであるが、ワタクシはそのシャッチョについて色々言うつもりは毛頭ない。確かにアレは狂気以外の何でもないが、上記にも書いたように、世の中結果が全てである。もしもココで「アイツは狂ってる」だの「アイツは悪人だ」とか言って人格攻撃をしたら、ソレこそルサンチマンだからである。ンでもって、ワタクシはルサンチマンが大嫌い。後にも先にも、たったそれだけの話である。さて、難しい話は頭がフットーしてしまうので(笑)話題を変えるとしよう:
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昨年のR's MeetingでハコスカGT-Rのエンジンルームを見たのであるが、ワタクシが一番驚いたのはそのシンプルさである。どんだけシンプルなのかと言えば、素人のワタクシにすら各パーツの名称や構造が大体分かるぐらいシンプルなのである。何せあの時代はキャブレターが健在→電子制御なんか無かった時代のクルマだからである。でもってハコスカから40年、今のR35のハッキリ言って「走るブラックボックス」である。走りに関係ある各パーツにおいて、電子制御を受けていないパーツが全くと言って良いほど存在しないのである(^_^;)R35のチューニングが殆ど流行らんのは、つまりそーゆー事なのである。
ガンさんごと黒澤元治氏のドライビング本である。ワタクシは感覚的な事ばかり書いてるソレよりも、こうやって理論的&具体的に分かり易く説明してくれる本が大好きなのである。Sオーナーも似たような事を言っていたが、モータースポーツってのは予測と理論のスポーツなのであり、その実践について色々書いてあるのである。その実例として筑波2000や鈴鹿サーキットの具体的な攻略法が書いてあるので、ソコをメインに走られてるロンマニアの方にはオススメの一冊である。ガンさん曰く「クルマとは、夢と幸せを運んでくれる存在である」という事であるが、ワタクシもその通りだと思うのである。
クルマの事ばかり考えても肩が凝るんで、時にはこうして肩の力を抜く事も大事である(笑)詳しいインプレ要る?多分ロンマニアの方々の大多数が「ノー」と答えるだろうから、ご希望通りパスさせてもらうとしよう(爆)マンガ読む度に実感させられることは「やっぱマンガは絵が命」って事である。ワタクシが某巨人マンガを好きになれないのは、つまりそーゆー事である(核爆)
*信念と信者
ちょっとだけ話を戻すとしよう。では何故この某居酒屋チェーン店経営の元シャッチョがココまで成功できたのか?ワタクシは「その狂気的なまでの確信ゆえに」だと思うのである。ロバート・ケネディ曰く「世の中には正しい人間も悪い人間もいない。いるのはエキサイティングなヤツか、そうでないヤツかだ」という事であるが、このシャッチョがこの場合どっちに属するのかは最早言うまでもないと思うのである。エキサイティングなヤツってのは、色んな意味で(メンタル的、フィジカル的、経済的、政治的等々)強いからこそエキサイティングになれるのである。でもって人間に限らず、ナマモノってのは自身の繁栄と強い子孫を得るために、強い個体を本能的に好むようになっているのである。だからDQNばかりが矢鱈とモテて、オタクが全くと言って良い程モテないのは、いわば偶然でなく必然なのである(笑)
つまりソレが狂気であろうとも、確固たる信念があって結果もソレなりに出してるからこそ、アレに魅かれる人間が出てくるのである。でもって人間ってナマモノは弱い個体が実に少なくない。特に今のように情報過多時代で価値観が多様になればなるほど、自分ってモンを持ってないヤツは益々迷うのである。だから宗教原理主義やカルト教団が存続し得る理由ってのは、ソレが”絶対的”な指標を提示してくれるからである。外食産業がアレだけブラックだブラックだと言われれても勤めるヤツが減らないのは、ソコには「ブラックと分かってて来た」のではなく「ブラックと分かっててもソコしか行けなかった」弱いヤツ等が流てくるからである。弱いから過酷な労働を強いられても逆らえないし、ブラック企業が提供するカルト的な空気に簡単に流されちゃう。人間強くあるべし。そう確信した今日この頃であった。