アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

CRIMSON

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「ブランドの本質は広報戦略ではない。ベンツがなぜブランドになっているのか。宣伝が世界中に行き渡っているからではない。安全な車を作るというその拘りがブランドになっている。ブランドというのは結果である。そこを勘違いしてはならない」

By 田坂広志


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*焦りは禁物

 ワタクシ如きが言うのもアレであるが、水野和敏氏時代のR35開発の問題は何処にあったのかを考えてみたのである。ワタクシの出した現段階での答えは「功を焦り過ぎた」である。ワタクシのオーナーとしてのバイアスがあるのだろうけど、クルマは間違いなく最高である。が、馬や牛は言うまでも無く、水野氏が仮想ライバルとしてたポルシェやコルベットだって、長年かけてクルマやアイデンティティを熟成させて、今の地位を築いてるワケである。ソレをたった数年でやれ贅を尽くした高額な限定モデルだ、やれカップカーだと言ったって、そりゃ踊れないって話である。確かに氏の言い分は理解できるけど、ソレはオーナー達が自発的に気付いてナンボ、オーナー達が求めてナンボなのである。


 ワタクシが実際お会いして、直に色んな話を聞いて感じた事であるが、水野氏って良くも悪くも昭和の人間で、良くも悪くもエンジニアなのである。口では「感性と感動が大事」「良し悪しを決めるのはお客様」っていうけど、その裏に「一生懸命作ったんだから認めてもらえるはず」「計算上はこの上なく完璧に出来上がってる。分からんヤツは見る目が無い」って本心が見え隠れするのである。何ちゅーか「正しい」と「受け入れられる」はまた別なのである( ̄〜 ̄)正しければ無問題だったら、コペルニクスガリレオやキリストが処される理由がないからである。出た時は散々「月に20台しか作れない希少車ですよぉ〜(`∀´)」って煽っといて、結局SpecVとEgoistは合わせて47台しか売れなかったからねぇ(´・ω・`)


ディアブロSTI

 ワタクシも基本的には水野氏の言わんとしてる理想は分かるである。が、何ちゅーか「水野氏が考えるお客様が真に欲しがるクルマ」と「実際に客が欲しがってるモン」の間には依然隔たりがあるのである。例えるならリトルリーグの選手相手に、木製バットの素晴らしさを説いて売るようなモンである。たとえ木製バットがホントに素晴らしくったって、ソレを求めるレベルに無いんだったら売れる筈ないのである。故に「功を焦り過ぎた」とワタクシは言うのである。さて話は変わって、面白いモン買ってきたので報告である:

今回PS4で完全版が発売された&以前から「ディアブロ」シリーズはやってみたいと思ってたんで、コレを機にって感じである。やってみたんだけど、気が付いたら結構ハマるのであるコレが。何が良いかって「レベル上げが苦痛にならないどころか、楽しめる」って点である。和ゲーのJRPGによくある「やり込み要素」ってシロモノの何がイヤかって、レベル上げ作業が堪らなく面倒くさいのである( ̄ヘ ̄;)でもレベル上げが楽しければ話は別である。何ちゅーか、益々以って「和ゲー\(^o^)/オワタ」である(笑&本気)


レブスピード 2014年10月号 No.286

レブスピード 2014年10月号 No.286

  • 発売日: 2014/08/26
  • メディア: 雑誌

まぁ先々日に発売されたばっかなんだから、表紙も特集も当然【新型WRX STI】一辺倒である。因みにコレ買いに本屋行った時、クルマ雑誌の表紙はコレばっかりだった&ムックが3〜4種類も同時発売だった事を告げるとしよう(^_^;)ソレだけに留まらず、ネット方面での提灯記事も凄い事になってるのである(-_-;)どれもコレも内容は同じで「(新しいコンセプトは何もないけど)安全な走りと愉しさガー」「(古臭い前時代のエンジンだけど)熟成と信頼性ガー」とかそんなんばっかである┐(´д`)┌敢えてもう一度言おう。そんなモン、どんな車種でもフルモデルチェンジした際に当たり前にやる事だ、とo(`ω´*)o


*フルモデルチェンジの魅力

 そう、雑誌やムックやネットの提灯記事に書いてある「新型WRX STIの魅力云々」なんてのは、何処のメーカーのどんな車種でも、フルモデルチェンジすれば当たり前にやる事なのである。ソレを恰も大進化の如く宣伝する事に、元GDB乗りとして怒りを隠し得ないのであるヽ(`Д´)ノ宣伝してある各種利点について書くと、こんな感じである:

  • パワーアップやレスポンスの改善 → 社外ROMやスロットルコントローラー弄ればおk
  • 剛性やねじり比アップ → 補強すればおk
  • リアを上手く使ったコーナリング → 車高調入れてセッティングすればおk
  • コーナリング時の鋭いレスポンス → ブッシュ類を交換したりアライメントを変えたりすればおk

先代や先々代オーナーのロンマニアの方々、コレでも「新型(以後VAB)に乗り換えたいッ!!」って思うであろうか(笑)そう、GDBGRB/GVB乗り換えなけりゃ絶対に手に入らないモンが、このVABには殆ど無いのである。デザインがメチャクチャ良いってなら話は別だけど、今回は「羽の生えたカローラ」から「羽の生えたプリウス」に大進化しちゃってたって話である(爆)蓼食う虫でもなけりゃ、デザインで新規獲得なんてムリな話である( ̄〜 ̄)


 そう、フルモデルチェンジってのは、先代をどう弄ってもついて行けないぐらいの進化をして、初めて成り立つのである。その事を反映してか、ワタクシの周囲(オン&オフ双方とも)の先代乗り&先々代乗りは、誰一人「新型に乗り換えました〜( v ̄▽ ̄)」と報告してなかったりするのである。初期型GDB(通称丸目)乗りのとあるロンマニアの方が愛車を車検に出した際「新型買いませんか?」と薦められたのだが、ソレに対し「絶対イラネ。400馬力で【コンセプト】のデザインだったら、500諭吉でも買う」とまで言ったそうである(笑)因みにワタクシ的には:

  • リアウィングは廃止し、フラットフロアにしてディフューザー大型化して車高を落とす
  • 350馬力級新型直噴ターボエンジンか、7速DCT搭載か、ベストはその双方

コレならワタクシもセカンドカーとして欲しくなるってモンである。最早前時代の遺物でしかないEJ20エンジンに、サーキット走行に耐えられないCVTに、リアウィングが無きゃダウンフォースを稼げない空力技術。コレの何処に「スバルの徹底したこだわり」や「走りに対する妥協なき姿勢」があるんだって話である┐( -"-)┌・・・と愚痴ったら限が無いので(笑)さっさと撤収するに限る今日この頃であった。