ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「”カスタマーは何を求めているのか”という事をとことん追求して、失敗した事業家はいない」
By 大前研一
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
*安全vs自己顕示欲
「優れたモノ」の定義とは何か?ワタクシは「ソレが登場した後、他者が挙ってマネし始めるモノ」と答える事にしてるのである。例えばR35の登場がクルマ業界にもたらした最も大きなインパクトは何か?コレには色んな意見があるのだが、確実に言える事が2つあるのである。先ず1つ目は「スーパーカーにDCTを定着させた事」である。今じゃ殆どのスーパーカーが挙ってDCTを採用してるけど、その先駆けがR35だった事は意外と知られてないのである。そしてもう一つが「ニュル北でのタイムアタックを宣伝に用いた事」である。DCT同様、R35がニュル北タイムを宣伝に用いるようになってから、今までニュル北タイムなんかロクに計測してなかった他メーカーも、挙ってニュル北アタックを公式でするようになったからである。
ワタクシが「R35は素晴らしい」と思う理由がコレで、この2つ以外にも細かいトコだけど、他社が挙ってマネをしたトコが結構あるからなのである。とは言ってもDCTは兎も角、ニュル北タイムは【ニュル運営がデファクト上タイムアタックを禁止した】事から、今後は厳しくなりそうである(^_^;)とは言っても、ワタクシコレに対して「コースの危ない部分を改修して再開するか、或いは別の場所がタイムアタックの聖地となる」と予測してるんで、大して悲観はしてなかったりするのである。何故かと言えば、ニュル北タイムを問われるようなクルマにとって、この数字はただの目安じゃないからである。水野和敏氏も「タイムはあくまで参考資料」とか言いながらも、実はメチャクチャ気にしてたのはココだけの話である(笑)
*NDポルシェチャイルド
簡単な話である。人間に多少なりと自己顕示欲があって、自己顕示欲を満たす有用な道具の1つがクルマであり、クルマの格付けにおいて特定コースでのラップタイムが重要である限り、この手のタイム測定は決して無くならんのである。だからワタクシは「ニュル北を改修するか、他の場所が聖地になるだけの話」って予測してるのである。さて話は変わって、と:
どうやら【NDロードスターも順調に売れてる】との事で、売れるべきクルマが売れてるのは非常に素晴らしい事である(^-^)あとポルシェだけど、ワタクシの周囲にもインプやランエボやRX-7の次にポルシェ乗る人結構いたんで、分からんでもない選択である。結局「一般的な国産スポ車よりも速くて、尚且つ国産スポ車みたいにルーズなカッコで乗れて日常でも使える」ってクルマ探すと、結局はR35かポルシェかコルベットになっちゃうのである。新NSXが果たして4番目の選択肢になるのか、ワタクシ的にはソコに注目である。
科学アドベンチャーシリーズの最新作が、よーやくPS4でも発売されたのである。ワタクシはこのシリーズの1作目からずっとプレイしてきたファンだったりするので、何だかんだ言ってコレも買っちゃった(正確にはDLした)次第である。が、プレイするにあたって、大きな問題が2つあるのである(´ヘ`;)1つは「未だ【ウィッチャー3】にハマってて終わらない」であり、もう一つは「そのあと更に3つばかり積みゲーしてる」という事である(笑)だからコレをプレーする日は相当後の事になりそうなのである(^_^;)
*後継車不在
そうそう、上記のインプとランエボの話で思い出したけど、ニッポンじゃ既に「R35の一人勝ち」で終了してしまったハイパワー4WD戦争だけど、欧米じゃ【新型メルセデスA45AMG】とか【VWゴルフR400】とか【新型フォード・フォーカスRS】とかの登場で、今最高に盛り上がってたりするのである:
ホントならココにニッポンを代表してインプとランエボが参戦して然るべきなんだけど、双方とも既に追いつけなくなった&双方とも風前の灯なのはご存じの通りである。かつてワタクシが最も好きだった車種がこの様な形で置いてけぼりを喰らうのは、傍から見てて気持ち良いモンじゃないのである(´・ω・`)
まぁコレはワタクシも前々から言ってた事であるが、国産スポ車の歴史ってのは2002年に排ガス規制で多くの車種が無くなって以来、ソコで止まってしまってるのである。上記3車種みたく環境に適応しながら更なる進化の道を歩むではなく、只々昔の遺産を切り崩して食い繋いであるだけであε-(ーдー)今国産で勢いがあるのはR35や新NSXやレクサスRC-Fみたいな高級スポーツか、86やNDやS660みたいな200諭吉級のエントリークラスだけであり、その真ん中がゴッソリ抜け落ちてるのである。経済において分厚い中間層が大事なのと同様に、やっぱミドルクラスのスポ車が帰って来なけりゃ、復活したとはまだ言えない、そう思う今日この頃であった。