アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

TOO FAR GONE

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「世界や人々をより良くしようなどとは、本当に何たる思い上がり!何たる自惚れ!四角は丸い円になんてなりたがらない。円の方がより完全に近い形なんだと、四角にどんなに呼びかけたところで無駄というものだ」

By エーリッヒ・ケストナー


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*無知ゆえの見通しの甘さ

 ワタクシは電車が好きではない。ちゅーのも、赤の他人と同じ空間で一緒に過ごすってのは疲れるからである。だからトータル時間で考えれば新幹線または飛行機のが早い距離でない限り、ワタクシはクルマで移動する。コレがワタクシのジャスティスである。だから【インドネシア高速鉄道の受注でニッポンが中国に負けた件】も、電車嫌いのワタクシ的には正直どーでも良かったりするのである(笑)だがジャカルタ在住歴の結構あるワタクシとして、この件について言いたい事がある次第である。まずニッポン関係者の「親日国だから甘く見ていた」についてだが、甘いにも程があるって話であるo(`ω´*)oあの国で現地の人にシッカリ交じって1年でも過ごしていれば、ニッポン的義理人情なんて通用しないって事が分かる筈だからである。


 インドネシアがどんな国かって、政治腐敗度ランキング175国中107位(因みにニッポンは15位。1位はデンマーク。最下位は同順位でソマリア北朝鮮)の国である。賄賂が無きゃ免許も取れないし、コネが無けりゃ仕事も見つからないし、権力者の家族が当たり前の様に重要ポストで甘い汁を吸う。ニッポンの関係者曰く「我々がボーリング調査したりした資料を、インドネシアの役人から中国側に漏らされた、汚い」って言うが、インドネシア社会ってモンを知ってれば、そんな事するヤツが1人2人フツーにいるだろうって事が容易に想像付くってモンである。そう、バカ正直に「誠実さを示せば、向こうもソレを示してくれる」なんてニッポン的価値観は、向こうじゃ通用しないのである。


*東亰ボディリメイク

 でも向こうへ行くと、大概のニッポン人はニッポン人同士でしか固まらないのである( ̄〜 ̄)ワタクシもジャカルタ在住時にニッポン人の知り合いが何人かいたが、積極的に向こうの人間とコミットしようとしてた人間は居なかった次第である。皆が皆、ジャカルタ在住ニッポン人コミュニティーの中でニッポン人だけとつるんで、ニッポンに帰国する日を指折り数えて待ってるだけ。そんな甘い連中に、この手の交渉に慣れまくってる腐敗度100位の中国関係者の相手が勤まるワケないのである┐( -"-)┌さて話は変わって、と・・・

GT-R Magazine(ジーティーアールマガジン) 2015年 11月号

GT-R Magazine(ジーティーアールマガジン) 2015年 11月号

何つーか、もうこの雑誌は「スカイラインGT-RレストアMagazine」って名前にしちゃった方が良いとワタクシは思うのである(笑)まぁ第二世代のチューニングやパーツはもう出尽くした感があるから、結局レストアやリメイクでしか記事を作れないってのもあるのだろうけど。あと【[gtr.ki-event.jp:title=R's Meeting]】はこの雑誌主催だから今号の特集はソレだけど、ソレはワタクシが以前語ったので省略。


東亰ザナドゥ 通常版 - PSVita

東亰ザナドゥ 通常版 - PSVita

ワタクシは昔からファルコムのゲームが好きで、コレは以前から注目してた新タイトルだったので、PSVitaでダウンロードした次第である。でもってコレをDLした時、ワタクシはとある重大な事に気付いてしまったのである。ソレは「ワタクシはPSVitaを全くと言って良いほど使っていなかった」という事である(笑)Vita買った最初は「このVitaというハードは後々展開が凄い事になるッ!」って思っていたのだが、ワタクシの予言も外れる事があるモンである(爆)


*郷に入ってはナントカやら

 常に誠実であれ、常に勤勉であれ、常に気高くあれ。ソレで身を滅ぼしたとしても、美しく死ねるのなら本望。こういう武士道的な滅びの美学に対し、ワタクシは称賛こそすれ否定はしない次第である。現にそういう気概があったからこそ、ニッポンはアジア諸国の中で一抜けして先進国になれたのであるから、否定なんぞする筈が無いのである。が、だからと言って、その思想を海外に持ち込んで「この思想を理解できないヤツは二流」って言わんばかりの態度を取るのは違うんじゃないかと思うのである。確かに結果が出てないのは確かであるけど、向こうの人は向こうの人なりに頑張っていて、ソレに対し少なからぬ誇りを持っているからである。


 そう、所謂「我々は負けるけど誇り高差を示したからおk」って滅びの美学は、ワタクシに言わせれば自己陶酔的な思い上がりである。ソレって要するに、相手の「勝ちたいッ!」っていう意志に対する侮辱だからである。世界中誰にだって守るべきモンがあり、その守るべきモンの為に(あからさまな手段でない限り)あの手この手で勝とうとするのは人間として当然の事である。だからこっちもソレに対し(あからさまな手段でない限り)応えて勝とうとするのは、相手に対して「俺はお前に対し本気だッ!」っていうメッセージなのである。穏便に済ますから平和なのではなく、互いにぶつかり合って均衡を取ってるからこそ平和が生まれる。と、そう思う今日この頃であった。