アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

VERY EXCITING!

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「君がヒーローになりなさい。その方が映画のチケットを買うより安いから」

By ダグラス・ホートン


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*出でよラグビーのヒーロー

 ワタクシはラグビー属性が無いからピンと来なかったけど、今年のラグビーワールドカップでニッポン代表が南ア代表に歴史的勝利を収めた事が、そんなに凄い事だったとはあんま気付かなかった次第である(^_^;)ンでもって、次回のワールドカップは2019年にニッポンで行われるとなれば、そりゃラグビー協会が「ラグビーブームを巻き起こす100年に1度のチャンス(゚∀゚)キタコレ!!」って興奮する筈である。今のラグビー人気を保って、4年後にブームを大爆発させるのに必要なモンは何か?ワタクシの答えは「ラグビーのヒーロー」である。やきうにおける長嶋茂雄、F1におけるアイルトン・セナ、今だとテニスにおける錦織圭みたいなヒーローがニッポンのラグビーには必要だと思うのである。


 何故ヒーローが必要なのかと言えば、そのヒーローが競技への入り口になるからである。他愛のない雑談なんかで「○×(ヒーローの名前)は凄いッ!カッコ良いッ!」とか「今日の○×どうだった?」ってのが特定スポーツを知るキッカケとなった事、ロンマニアの皆様も結構あるのではないであろうか。競技を知る人が声を大にしてヒーローを語るから、競技を知らない人がその声に耳を傾けるのである。でもってヒーローがいる事により「俺も△◇(競技種目名)やって、あの人みたいになりたいッ!」とか「○×みたいな立派な人がやるのだから、△◇はきっと素晴らしいスポーツなんだろうな(´∀`)」って感じに競技人口を増やしてくれるのである。


*ヒーローに必要なモン

 ヒーローが必要なのは分かった、じゃあヒーローになるためには何が必要なんだろうかって話である。まぁコレはあくまでワタクシの独断と偏見だけど、ヒーローに必要なモンってのは、こんなモンじゃないかと思うのである。

  • 1)実績

そりゃ一軍レギュラー、ソレも中心選手じゃないと皆から注目されないんだから当然っちゃ当然だけど、ソコまで図抜けた実績は必要ない&図抜けた実績だけじゃダメだと思うのである。圧倒的な実績を残しながらも「知る人ぞ知る選手」で終わってる人もいるし、実績は大した事なくても「そのチャレンジ精神に感銘を受けた」って場合も存在する。よーするに「平均以上であればおk」って事である。

  • 2)イケメン

何だかんだ言って、人間ってナマモノは見た目が大事である。もしもアイルトン・セナがレーシングスーツ着た無口なチンパンジー顔だったら、多分ヒーローになれなかった筈である(笑)イケメンであれば最高だけど、そうでなくても個性の強い風貌をしてるとか、愛嬌があるだとか、似顔絵書かれると必ずソコを強調される(爆)そういう外見的なチャームポイントがあるって事が大事なのである。

コレの最たる例がタイガー・ウッズイチローである。双方とも「えっ、タイガー?!」「ニッポン人なのに何故カタカナ?!」って強烈なインパクトを受けるだけでなく、忘れようにも忘れらんないのである。別に本名でなくても、ニックネームでも良いのである。アイドルやタレントが芸名使うのも、政治家が選挙とかで難しい漢字をあえて平仮名で書くのも、全ては名前を覚えてもらい易くするためである。

  • 4)伝説

分かり易い例がデレク・ジーターの”ザ・フリップ”である:

詳しくはザ・フリップ(The flip)でググって見れば分かるので、ココでの説明は省略する次第である。伝説を作った事がヒーローになるキッカケになるし、伝説があるからヒーローが語り継がれるってのもあるからである。

  • 5)時代

分かり易い例が力道山である。もし力道山がプロレスデビューしたのが現代だったら、多分ヒーローになれなかったとワタクシは思うのである。戦争でこの上なくフルボッコにされたニッポンにおいて、当時最も革新的な機械であるテレビを通じて、力道山がにっくき外人を空手チョップでフルボッコにし返す。登場した時代がマッチしていたからこそ。力道山はヒーローになれたのである。


*ヒーロー亡き後

 上記5条件が全部揃ってなければダメってワケじゃないけど、この中で3〜4つぐらい揃ってれば、その選手はヒーローになれるんじゃないかとワタクシは考えてる次第である。でもってヒーローといえども人間だから、必ず引退する時が来る。何故ヒーローが必要かっていうと「ヒーローは次のヒーローを生むから」である。ヒーローが登場する事で競技人口が増え、増えた競技人口は熾烈な競争をもたらし、熾烈な競争から次のヒーローが生まれ、新たなヒーローが生まれる事で更に競技人口が増える。よくスポーツで「△◇大国」って言われるトコは、大概このパターンである。どんなにインフラが整っていても、競争の少ない環境から名選手は生まれんのである。


 というワケで、今後のラグビーに必要なのはヒーローだとワタクシは結論付けるワケである。無論、ラグビーだけじゃなく他のスポーツにも言える事だし、スポーツじゃなくても同様である。でもってワタクシが今一番望んでるのが、他ならぬ「モータースポーツのヒーロー」である。コレが出てくれればワタクシ等モタスポ愛好家の地位向上につながるし、スポーツカーが売れまくれば車種やカスタムパーツのバリエーションも増えるし、クルマに関する各種支払い諸々が安くなる事だって大いにありうるからである(笑)でも残念な事に、ラグビー以上に知名度も選手層が薄いのがモータースポーツであり、経済状況も相成って、冬の時代は当分続きそうな今日この頃であった。