アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

MOST PEOPLE ARE A WASTE OF TIME

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「私に何か素晴らしいあるいは傑出した点があるとすれば、おそらくただ一つ。自分がすべきと思うことを成し遂げ、何かをやると決心したら行動に移すことだ」

By セオドア・ルーズベルト


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*客の声を聞き過ぎるという事

 この前ネットで見つけた記事の中で【ニッポン企業は客の声を聞き過ぎるからこそiPhoneに負けた】というのがあり、以前とあるロンマニアの方も同様の事を言っていたのだが、漸くワタクシも「何故客の声を聞き過ぎたらアカンのか?」の答えが分かってきたのである。その答えは「上品な声だけではなく、下品な声までも聞いてしまうから」である。何故ニッポン企業は客の声を聞き過ぎるかって、ニッポン社会にイノベーションが少ないからである。イノベーションが少ないから、市場の発展が何時かは必ず限界に辿り着き、発展が限界に辿り着くと関係各社の商品が横並びになってしまうワケである。で、中身が皆同じなら何で差をつけるかというと、その他の付加価値で差をつけるワケである。


 その分かり易い例が、ソシャゲとギャルゲーとエロゲー、あとラノベである(笑)コレ等の共通点は、市場が熟成され尽してしまってて、顧客の好みが研究され尽してしまってて、かつニッポン国内限定市場だから発展性が望めない事である。だから付加価値で勝負するか、他所の客を奪うかしかないのである・・・

中身で大きく差をつける事が出来ないんで、その他の付加価値で差別化して、他所の客を奪う

一番手っ取り早くて確実な方法が、おにゃのこのイラストで差をつける事

より読者を引き付けるため、性的(スリーサイズや作品内シチュエーションなど)な描写が多くなる

他所も同じことをやるから、その描写がドンドン過激になる

ガラパゴス化してしまい、比較的真っ当なファンが去る

ガラパゴス過ぎて市場の新規開拓もムリなため、残ったファンの繋ぎとめに翻弄する

より一層過激になり、より一層ガラパゴス化が進む

以後悪循環

( ゚Д゚)マズー

・・・というワケである(笑)ワタクシ自身もオタクで、この手のオタク文化には理解があるつもりであるが、やっぱ今時のソレは行き過ぎだと思うのである(^_^;)昔の萌え絵と今時の萌え絵を比べると、やっぱ昔の方が色っぽいと感じてしまうのである。思い出補正もあるんだろうけど、やっぱ過剰な性的表現がきつ過ぎるのである(-_-;)オタクのワタクシですらそう思うのだから、フツーの人はどんだけ気持ち悪がってるんだって話である( ̄〜 ̄)


*趣味≠自分

 でもオタク世界の中にドップリ居るようなヤツってのは、その状況に慣らされてしまっている&3次元に興味ないからリアル女性をマトモに観察してないので、この違和感に意外と気付かないモンなのである。だから某精神科医に【萌えキャラは性犯罪を助長する】とか書かれちゃうんじゃないかなと思うのである。コレに関するワタクシの意見は「ふーん( ´_ゝ`)あっそう」といったトコである(笑)何故かと言えば・・・


ワタクシが好んで聴いているデスメタルブラックメタルに対する世間の目に比べれば、萌えキャラ叩きなんぞ屁でもないからである(笑)デスメタルブラックメタルは底辺であるメタルの中でも更に底辺の、正にド底辺のド底辺によるド底辺のための音楽である(爆)昔から今に至るまでフツーの人々に認められた事は無いし、コレからも認められんであろう。でもワタクシはデスメタルブラックメタルは好きだし、ソレ等が叩かれる事に怒りは感じないし、ソレが好きな事を理由にワタクシを叩くヤツが居たって気にしない次第である。


 何故かと言えば「その趣味に対する評価と、その趣味を好きな人に対する評価は、別モンである」って事をワタクシは知ってるからである。その分かり易い例が松井秀喜である。松井秀喜は球界屈指のアダルトビデオ好きだけど、その事を理由に松井を責め立てる人はいないし、居たとしてもそうでない人の称賛にかき消される。何故かと言えば、松井が優れた野球選手であり、優れた人格者でもあるからである。ソレに比べりゃアダルトビデオ好きなんて些細な欠点だし、寧ろ欠点があった方が「松井もやっぱ人間だねぇ( ⌒▽⌒)」って好感度が増す。そう、やるべき事をシッカリやってて、人と上手く接してさえいれば、恐れる事など無いのである。


 だから、上記を読んで怒ったり悲しんだりするヤツの相場は決まってる。やるべき事をシッカリやってないか、他人と上手く接してないか、その両方かである。ンでもって、オタク趣味に没頭するヤツには、こういうヤツが少なくないのである( ̄〜 ̄)3次元世界に居場所が無くて、でもテメェ自身の不甲斐なさから目を逸らしてて、逃げ場を求めて趣味の世界に没頭する。そういうヤツにとってあの手の記事ってのは、ある意味テメェ自身に対する全否定と同様なのであから、ソレ故に過剰反応してしまうのである。もう一度言うが、特定の趣味への評価と、その趣味を好きな人に対する評価は別なのである。世の中のせいにする前に、先ずはテメェを見直すべきなのである。


*3次元に生きる

 じゃあ、この手の2次元批判にはどう対応すればいいのか。答えは実に簡単、3次元でテメェが本来やるべき事に対し、全力で挑む。後にも先にもソレだけである。もしも萌えキャラ好きが全員松井秀だったら、誰も2次元を批判しないであろう。社会人なら仕事を頑張って、学生なら勉強を頑張る。安くても良いから皴の無い綺麗な服を着て、髪の毛はじめ各種毛を整えて、人に出会ったら笑顔を浮かべてハッキリした声で挨拶する。世の中の全てのオタクがコレを毎日心掛けるだけで、オタクに対する差別や偏見は消える。ワタクシはそう断言しても良いぐらいである。無論、差別や偏見が無くなる事は無いだろうけど、声が小さくて聞き取れないほどになってるor聞こえてても気にならない筈である。


 でも人は、ソレを容易に社会や政府のせいにする。その方が楽だし、社会や政府は(よっぽどの独裁国家でもない限り)やり返してこないからである。テメェから目を逸らして社会や政府のせいにして、ソレで一時的に怒りや悲しみは収まる。でも根本的には解決してないからモヤモヤが再発して、また社会や政府のせいにして一時的に収めて、後はその悪循環。そうやってサヨク運動に没頭したり、宗教に走ったヤツを、ワタクシ実は何人か知ってるのである。ソイツがココ見てるかどうかは分からんが、ワタクシは「弱い心は鍛えれば思ったより強くなるから、騙されたと思って鍛えてみそ」と言う次第であr・・・という事を豆腐メンタルのワタクシが言うのもアレなので(笑)鍛錬に戻ろうと思う今日この頃であった。