LAYERS OF LIES

　ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「誰が一番かわいいか、といえば誰でもそれは自分なんです。自分が一番大事。そこから人間は出発している」

Ｂｙ　三波春夫

　といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。

＊ニートの家族

　ワタクシは発達障害当事者であり、同じ発達要害当事者及び家族のサポートみたいな事も時折してたりするのである。でもって【発達障害者の失業率が８割ぐらいある】という事から引きこもりやニートと会う機会も少なくないのである。だから何ちゅーか、この手の【高齢者ニートを抱える家庭環境】ってのがどんな家庭環境か、だいたい想像付くのである。ソレは「自分が一番可愛い親のいる家庭」である。厳しく叱りつける事で、自分が子供に嫌われるのが怖い。或いは子供から反撃を受けて、自分が物理的及び精神的に傷つくのが怖い。或いはハデに揉める事によりニートの存在が明るみに出て、自分の世間体や評判が損なわれるのが怖い。だから「何もしないで放っておけば、何も起こらない」でニートさせるのである。

　何故こういう事になるかって、親自身が好き好んで家庭を持ったワケじゃないからである。学校で「皆そうしてるから」って理由で彼氏彼女作って結婚して、子供も「孫の顔を見せるべきだから」って理由で作って、世間一般が「そうする事が望ましいから」って言うから良い家族を演じようとする。つまり「世間ガー」が価値観の基準で、テメェの中に確固とした価値観が無いから、世間一般から外れた存在であるニートに対し正しい道を説けないってワケである。でもって子供自身も正真正銘欲しくて作ったわけじゃないから、ドラマや小説にあるような「己を犠牲にしてでも子供を正しい道へと導く」って腹を括れず、最後は「社会範疇が通じないなら何も出来ない、仕方が無い」ってなっちゃうのである。

＊トップギアの走りにトキメキを

　でもってワタクシの知る限り、マジメな親御さんほどコレに陥り易いのである。ちゅーのもニッポンみたいな儒教文化の影響のある社会だと、社会的範疇が個人的価値観よりも上位に来てしまうから、生真面目な人間ほど「世間ガー」を重視しする＆個人的価値観を蔑ろにしちゃうのである。ニート側は「世間から外れちゃった」で悩んでるのに、親が「世間ガー」だから、そりゃ話なんて合う筈ないのである(´〜｀ヾ)さて話は変わって、と：

GT-R MAGAZINE 2016年 03 月号 (ジーティーアールマガジン)

今回はレストアネタじゃなかったので、安心して読めた次第である（笑）あと今回の読んで思った感想は「R35のカスタマイズの裾野は確実に広がってる」って事である。もう発売から８年経ってチューニングも大分確立してきた事、中古が良い値段で出回るようになった事に加え、NISMO本体からも積極的にチューニングパーツやカスタマイズメニューが出るようになったからである。もっとも問題は、たとえそんな状況になったとしても、ワタクシに弄る気が全く無いって事なのであるが（爆）

Top Gear JAPAN(1) 2016年 03 月号 [雑誌] (G-ワークス 増刊)

雑誌版トップギアにも今回からニッポン語版が発売される事になったので、面白そうだから買ってきたワケである。ぶっちゃけた話、メーカーやショップの提灯記事しか書かないニッポンの雑誌には食傷気味だったので、こういう違った視点からのクルマ情報は読む価値があると判断したのである。まだ１冊目だから何とも言えないが、今後も定期的に読んでみようと思うのである。

＊脱・社会範疇

　話は戻るが、ワタクシは勿論「親だけが悪い」などと言う気は毛頭無い。ニート本人が悪い場合もあるし、その場合はシッカリと指導すべきなのは当然である。問題は指導するにあたって「何を以って正しいとするか」っていう善悪観を持つ事であり、その善悪観を社会範疇の中だけに求める事に問題があるのである。何故なら社会範疇ってヤツは正義じゃないからである。じゃあ何故社会範疇ってヤツが価値の基準になるかって、ソレを共有するヤツの数が多いからであり、数ってのは力だからである。つまり「世間ガー」っていうヤツは「世間が正しいから従う」ではなく「世間が力を持ってるから従う」のであり、古人の言う「正義なき力は暴力なり」に照らし合わせれば、世間は暴力なのである（笑）

　どうもワタクシ自身が世間から外れた捻くれモンなので、どうしてもそういう考えに至ってしまうのである（笑）つまりニートからしてみれば「世間は暴力であり、親は世間の手先」って考えてるから、そりゃ話も進まんに決まってるのである。ただ世間に正義を求める気持ちは、ワタクシも分からんではないのである。上記にもあるように、その方が楽だし確実だからである。でもってニッポンは実質単一民族国家で、異民族は海に隔てられてて、異文化は言葉の壁に隔てられている→同調の力は一層強くなるのだから、世間に同調するだけでニッポンにおける安定した生活が約束される・・・ってマジになっても面白くないんで（爆）さっさと寝るに限る今日この頃であった。