アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

DEMONIC ART

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「死の恐怖は浪漫的であり、死の平和は古典的である。死の平和が感じられるに至って、初めて生のリアリズムに達するとも言われるであろう」

By 三木清


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


古き時代の最後の証人

 他にも色んなネタがあるのであるが、時事ネタはホットな内に使わないと味が落ちるんで、急遽ネタの差し替えである(笑)ワタクシにやきう属性は余り無いが、ソレでもスポーツとして楽しむ事はしてるし、やきう関係のニュースも定期的に仕入れる事にしているのである。だから【清原が麻薬でタイーホされた】と聞いた時には流石にビックリしたモンである(^_^;)ちゅーのもワタクシは清原の全盛期をリアルタイムで見てたから、一層「あの人がねぇ( ̄Д ̄;)」って思っちゃうワケである。まぁコレに関しては、やきう属性の強い色んなブロガーさんが色んな意見を述べてるから省略するが、ワタクシが思うに清原って「昔ながらのプロやきう選手」の最後の世代だと思うのである:


よーするにこの時代の自由奔放だった時代のやきう選手の最後の世代が、清原辺りなのである。清原があのキャラクターで人気が出るのは、やっぱ視聴者が昔を懐かしんでるトコがあるのではとワタクシは思うのである。


 まぁあくまでワタクシの個人的な見解だけど、今のやきう選手ってのは、良くも悪くもアスリートなのである。常に上を目指す事を考えてて、常に合理的なトレーニングを心掛けてて、身体を作るために必要なモン以外は殆ど摂取せず、余計な事は基本言わない&しないし、変なキャラ作りもしない。スポーツ選手としてソレは良い事なんだろうけど、観てる側としては今一つ面白味が無いってワケである。昔のやきうってスポーツとしての側面とエンタメとしての側面の両方が5:5か6:4ぐらいあったのだけど、今だと8:2か9:1ぐらいだろうか。だからこそ昔のやきうの匂いがプンプンする清原のキャラが視聴者にウケてたのだと思うのである。


遊戯銃のリアリティー

 この話はまだ続報が無いので、話題を変えるとしよう。サバゲー及びエアガンにおける最大のイノベーションは何かと問われたら、ワタクシは「電動ガンの発明」と答える次第である。アレが発明された事によりエアガン界の勢力図が一気に変わってしまい、電動ガン以外の長物銃は殆ど駆逐され、電動ガンが普及したからこそサバゲーのイメージが「危険なモン」から「安全なレジャー」に変わっていったからである。でもって電動ガンがこの世に登場して以来、エアガンにおける新技術ってのは出ておらず、各論は違えど「電動モーターで内蔵ピストンを動かし、空気圧でBB弾を発射する」って点は変わりないからである。が、つい最近、面白いモンを見つけたのである:




 コレは【ホットスプリング社の赤外線小銃】と呼ばれるシロモノであるが、よーするにBB弾の代わりに赤外線で撃ち合うってワケである。コレならエアガンと違ってBB弾でケガをする事も無いし、ケガする事も無いなら子供でも遊べる。サバゲーの概念を根底から変える、電動ガンを超えるトイガンの一大イノベーションになr・・・・らないとワタクシは予想する次第である(笑)何故そう考えるかと言えば、トイガンはリアルである必要はないけど、リアリティーはこの上なく重要だからである、でもってトイガンは何を以ってしてリアリティーがあるとされるのか?その答えは「トリガーを引けば弾丸が出てくる事で」である。エアソフトガンがモデルガンの地位を奪ったのも、BB弾が発射されるからである。


 つまり弾丸が出る事により、ユーザーは「俺は銃を撃ってるッ!」って強く認識して、ソレが満足感を与えるのである。実銃と寸法や重さが若干違っても、実銃にある機構が幾つかオミットされていても、装弾数が実物とは全然違っても、実銃のような反動が無かったとしても、ソレ等全てを「トリガー引けば弾丸が出る」っていうリアリティーが凌駕するのである。弾が身体に当たれば痛いし、モノに当たればモノが壊れるし、風や重力の影響で弾道が逸れるし、撃てば機械的な音もする。そうした事も「実銃と同じようなリアリティ」として愛好家に好まれるのである。そう、この赤外線銃の何が問題かって、トイガン最大のリアリティーが無い事にあるのである。


リアリティーを求めない人達

 だからワタクシも「もしワタクシが赤外線銃の開発者だったら」ってシミュレートしてみて色んなアイディアを出してみたのだが、やっぱダメだったのである(^_^;)弾丸は出ないけど、その代わり強力なブローバック機構を仕込むとか、或いはマガジン交換を可能にして装弾を実銃のソレと同じようにするとか、その他色々考えてみたのであるが、やはり「引き金を引けば弾丸が飛び出す」以上のリアリティーが得られそうにないのである(^_^;)あと100年ぐらいして、世界各国の軍隊で歩兵用レーザー兵器が普及していれば話は別なんだろうけど、鉛の弾丸の銃が主流になってる今においては、やはり「銃から弾丸が出る」以上のリアリティーは存在しえないのである。


 だからと言って、希望が無いワケでもない。ちゅーのも昨今のサバゲーブームにおいて、従来には居なかったサバゲーマーも登場しつつあるからである。ソレは「ミリタリーを全く知らないサバゲーマー」である。冗談みたいなホントの話「ミリタリーには全く興味無いし全く分からんけど、サバゲーは楽しいから好き」ってゲーマーが現れてるのである。だからサバゲーから入った人ならば、ワタクシみたいにミリタリーからサバゲーに入った人とは違って、こういったリアリティーの無さに対し拒否反応を示さないのではとワタクシは思うのである。でもまぁ、いずれにせよ互いが互いの入り口になる事も十分あり得る話なので、今後も推移を見守っていきたいと思う今日この頃であった。