ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「民衆はよく”気に入った”とか”気に入らなかった”とか言うが、これではまるで、民衆に気に入ることが最も尊いことであるかのようだ」
By ロベルト・シューマン
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
*誰が為の選挙なのか
参院選が終わって、気が付いたら東京都知事選が公示されていたのである。正直な話、茨城在住の田舎モンであるワタクシの知るトコではないのであるが(笑)東京といえば世界でもトップクラスの大都市で、ヘタな発展途上国よりも多くのカネを動かしてる→つまり一国の王にも等しい存在を決める選挙なんだから、そりゃ注目せざるを得ないのである。まぁサヨクが参院選同様に統一候補を決めてくるだろう事は想像ついていたのであるが、まさかコイツだとは思わなかった次第である(-_-#)
最早ハッキリ言うまでもないであろう。コイツなんぞよりも、コイツか出るせいで断念せざるを得なかった宇都宮健児氏の方が遥かにマシである、と。宇都宮氏は確かにガチのサヨクだけど、少なくともコイツよりかはマジメに都政やろうとしてるし、実際に具体的な都政策だってある。でも野党のお偉方連中はただ単に「こっちの方が知名度がある」「こっちの方がサヨク色が薄いから都民ウケする」って理由だけでコイツを選んだのである┐(´д`)┌
そう、野党連中は東京都民(及びニッポン国民)を心底バカにしているのであるo(`ω´*)oもしもココで宇都宮氏を擁立したなら「あぁ、サヨクはサヨクで矜持や信条があるんだな」って思えるのだが、コイツを擁立した事で「野党には矜持も信条もありません」と明言した様なモンなのである。具体的な政策は何もなくて、高齢過ぎる上に健康上の不安もあって、でもテレビで有名なサヨクキャスターだから擁立しよう、人気と勢いだけで選挙に勝っちゃおう、その程度の意気込みしか感じないのである:
よーするに野党やサヨク連中の頭ン中にあるのは「自民党に勝ちたい、倒したい」だけであり、都民の幸せ云々は後付けでしかないのである。何ちゅーか、最近のサヨクは形振り構わなさ過ぎである。昔はソレなりに理性的に行動してたけど、最近はスッカリ余裕が無くなって憎悪を剥き出しにしてきている。まぁ格差社会の広がりと力の偏在が凄いんだろうなと思うのである。
まぁ何つーか、サヨクは2009年の歴史的大勝利が未だに忘れらんないのであろう。付和雷同性の強いニッポン人の特性を上手く利用して、ノリと勢いで反与党のムードさえ作り出せれば選挙に勝てる。選挙に勝った後の事は、勝ってから考えればいい。取り敢えずそんなトコだろうと思うのである。さてこの話をすると怒髪が天を衝いてしまいかねないので(笑)話を変えようジャマイカ:
Motor Fan illustrated Vol.118 決定版! 燃費 (モーターファン別冊)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 三栄書房
- 発売日: 2016/07/15
- メディア: ムック
燃費がどんだけ重要かについては、最早説明の必要は無いと思うのである。今回の特集はJC08の測定法だとか、燃費の測定方法が過去からどうやって移行してきたかだとか、そういうフツーのクルマ乗りならワクワクしないニッチな話が満載なのである(笑)でもってその結論が「燃費はTPOによって全然変わるからアテにできない」ときたモンだから、実に最高なのである(爆)
ル・マン WECのテクノロジー 2016 (モーターファン別冊)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 三栄書房
- 発売日: 2016/07/09
- メディア: ムック
やっぱ何だかんだ言っても、ワタクシはレースやレーサーの話よりも、純粋にクルマという機械が好きなのであり、レースカーというある意味”究極のクルマ”に興味があるのである。だからこのシリーズのムックが大好きなのである。何ちゅーかコレ読む限りだと、攻守最強のレイアウトは「前輪をモーターで、後輪をエンジンで駆動する、MRレイアウトの4WD」でFAっぽいのであり、ある意味ホンダの新型NSXの方向性は正しかったのではと思うのである。
*ルサンチマンが世界を揺さぶる
ニッポンに限らず諸外国でもそうだけど、今はルサンチマンの時代になっちゃった希ガスのである。技術やネットワーク化の進歩によって格差が大きくなって貧富の差がドンドン大きくなった結果、持たざる者の数が激増したのである。昔のアメリカは中間層が85%だったらしいのであるが、今じゃ35%ぐらいなんだそうである。そして50%の大多数は中間より下へ行ってしまったと考えるのが妥当→つまりアメリカ国民の過半数が中より下だと考えられるのである(^_^;)でもって底辺DQNの1票も大富豪の1票も価値は等しい上に、ルサンチマンは醜いけど違法ではない上に、民主主義と言論の自由はルサンチマンに対してもお墨付きを与えている。その積り積もったルサンチマンがドナルド・トランプであり、バーニー・サンダースなのである。
そう、今は世界中いろんなトコで、このルサンチマンの嵐が吹き荒れてるように思えるのである。言論の自由でルサンチマンを正当化し、民主主義における数の論理でソレを押し通す。たとえその2つが無かったとしても数は力なのであり、格差社会において負け組の力は急激に増大しているのである。だからニッポンにおけるサヨクの戦略も、この大衆のルサンチマンを煽って票にするソレなのだとワタクシは思うのである。たとえルサンチマンであっても、選挙で勝てば民意であり、そして民意は常に正しいモンとされるからである。だからワタクシから東京都民のロンマニアの方に言う事があるとしたら、ソレは「ルサンチマンに流されるな」である。さてもう遅いので、お暇しようと思う今日この頃であった。