アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

THE LAIR OF THE WHITE WORM

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「女性には、たいてい三つのコンプレックスがあるという。美貌、若さ、女性蔑視への疑心暗鬼」

By 小泉十三


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*お買い得(?)な一品

 この前ドライブがてら中古車屋の前を通りかかったら、実に素晴らしいモンを見つけたのである。何とソレはランエボIX、しかもMRである。国産車&500諭吉以下に限定すれば、GDBインプスペックCと並ぶ、国産最強の一台である。ソレが348諭吉だったのだから、あの時代をリアルタイムで生きたワタクシがときめかない筈が無いのである(笑)もう何ちゅーか「マジかよ糞NDロドスタ売ってくるッ!」って言葉が喉から出かけたので、慌てて飲み込んだ次第である(爆)

因みに走行距離は1万4000キロほどだから、コンディションは極上とまでは言えないのである。ただソレを差し置いても2リッター最速のクルマの一つである事には疑い様が無いし、状態さえ良ければ&整備さえちゃんとしていれば、間違いなく最高に良い走りをしてくれると思うのである。


 速さだけに限って言えば、インプはGDBのF型が、ランエボはIXが至高。異論はちょっとだけなら認めるのである(笑)ちゅーのも双方ともコレ以降のモデルはコスト削減の為に色んなトコが削られたり(例:インプのラジエターやリアLSD)とか、大型化して重くなったりしたとか、快適性を得るためにマイルドな味付けになっただとか、そういった妥協の産物が所々に現れるようになったからである。こう書けば、何故ワタクシが上記エボに興奮したかがお分かり頂けると思うのである(笑)

まぁ何ちゅーか、やっぱ戦犯はR35なんだろうなと思うのである(笑)R35が出て以来、インプもランエボも揃って速さでは二軍に落ちてしまったから、結果として両車種ともプレゼンスを確保するために「操る楽しさガー」とか「思い通りに走る快感ガー」とか、速さ以外のそういう方向に流れちゃったのである。ソレが結果として、双方から”らしさ”が消えてしまい、今のような片方生産終了&片方落ち目状況に陥った理由だと思うのである。やっぱ4WDは速くてナンボなのである。


*Theアダルトチルドレン

 さて話は変わって。機能不全家族に生まれたせいでマトモな自己肯定感を身に付ける事が出来ず、そのせいで強烈なコンプレックスを抱えたまま成人してしまった、情緒不安定なアダルトチルドレン。ソレが最近ニュースをにぎわせている豊田某議員に関するワタクシの率直な感想である。ワタクシがこの件に今まで関心無かったのは、男女問わずこういうヤツを見慣れていたからかも知れないのである(笑)てゆーか実際、一流大学とか医学部とかには、こーゆーヤツ結構居るし、ワタクシの同期にもこんな感じのヤツが実際居たからである。何故多いかといえば、子供が親からの肯定を得るために一番有効な手段が「学校の成績を良くして良い学校に入る事」だからであり、故に一流大学や医学部にはこの手のヤツが結構居るのである。



 無論ワタクシはこの豊田某を擁護する気はプリオンたりとも存在しないのであるが、ただ気持ちだけは何となく分かるのである(^_^;)よーするにコイツは「人の上に立ちたい」のではなく「人の下に居るのが不安でたまらない」のである。でもって何故あの様に激しくキレるのかというと、深層心理に「自分は虐げられている、他人に笑われている、誰かが引き摺り下ろそうとしてる」って恐怖が渦巻いていて、ソレが他人に望ましくない行動を取られた瞬間に「やっぱコイツもかッ!」って反応して、自分の身を守るために攻撃的な姿勢を取って相手を威嚇するのである。よーするに肩書だとかカネだとかを幾ら手に入れても「でも自分よりも上の人間がいるし、ソイツ等は私を嘲笑ってるかも」って気分になるから、何時まで経っても自己肯定感は得られないのである。


 そう、ワタクシも経験あるから分かるのであるが、他人の評価や客観的な指標からは自己肯定感は生まれないのである。他人と比べる事で得られる価値ってのは頂点に昇り詰めない限り決して得られないし、頂点に昇り詰めたら上り詰めたで「何時か誰かが引き摺り下ろしにかかるかも(;゚Д゚)」って恐怖に駆られるから、結局何時までも満足できないのである:

だから自己肯定感を得ようと思ったら、自分の評価による絶対的な指標しかないのである。分かり易く言うと「他人が何と言おうとも俺はコレで満足してるし、俺は俺にしか歩めないこの道を行くッ!」って考え方である。他社と比べる事が出来ないから優劣の付けよう無いし、替え様が無いから他人に引き摺り下ろされる心配も無い。そう、コンプレックスが強い人間は、ナンバーワンでなくオンリーワンを狙うべきなのである。


*ホントに褒められたい人

 ワタクシの周囲に似たような感じのヤツが若干名居る&ワタクシ自身もその経験があるから分かるのであるが、この手のアダルトチルドレンが望む事はただ一つなのである。ソレはズバリ「親から全面的に肯定されたい」という事である。子供にとって親は神そのものであり、故に子供は本能的に親の愛を求めるモンなのである。たとえソレが虐待だとかネグレクトだとかのマトモに機能していない家族関係においても、その事には変わりないのである。だから他人がどんなに褒めても、どんだけ客観的に優れた実績を得たとしても、親に褒められなきゃ「でも”神様”が認めてくれないから・・・」ってなってしまうのである。でもって大概の場合、親は素直には褒めちゃくれないのである。



 なぜ親が中々褒めてくれないかって、こういう場合は親もまたアダルトチルドレンだからである。でもってアダルトチルドレンな親が自己肯定感を得るための手段の一つに「子供を自分よりも立派に育てる事」があるのである。自分が得られなかったモンを子供に得させる事により、まるで自分が得たかのような満足感を得る。教育熱心な親に実に良くある話である。そういう親の心境としては「ヘタに褒めずに厳しくし続ければ、更に優秀になってくれるかも知れない」って期待を更に持っちゃうワケであり、その成れの果てが豊田某なのである。こういう話を聞くたびにワタクシは「結婚もセクロスを出産も免許制にしろ」と思うのだが(笑)流石にそうは問屋が卸してくれない今日この頃であった。