アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

STRANGE COUSINS FROM THE WEST

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「全ての幸福は、勇気と仕事次第である」

By オノレ・ド・バルザック


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*生き辛さって何ですか?

 曰く「発達障害の人は生まれながらにして生き辛さを抱えている」んだそうである。が、ワタクシは生き辛さに対する”特効薬”を既に持っているのである<( ̄^ ̄)>ソレは「速いクルマのアクセルを床まで踏んでブッ飛ばす事」である(笑)まぁコレはあくまでワタクシの場合に限ってではあるが、ソレでも「自分がホントに好きな事を思いっきりやる」ってだけで、生き辛さってシロモノの大半は吹き飛んでしまうモンである。でもって自分の好きな事をやる為にはカネが必要になるのであり、カネを得るためには働く必要がある。ワタクシが「発達障害当事者は就職すべき。今すぐ就職できなくても、できるようになる為にコツコツと色々積み重ねるべし」と言ってるのは、つまりこういう事なのである。


 世間の発達障害に対する理解が進んでない?生き辛い人を受け入れるための社会インフラが足りない?たとえそうだとしても腹は減るし、メシを食わなきゃ死んじまう。だったら一先ず何とかしてカネを稼いで、世間だの社会だのはその後で何とかすりゃ良いのである。無論、働けない程に障害が重度ならば話は別だけど、そうでないなら出来る事は最大限する方が良いのである。ワタクシが「生き辛いから世の中を変えよう」と言わない理由がコレであり、世の中が変わるのを待ってたら餓死しちまうからである。世の中や他人は基本変わらないし、百歩譲って変わったとしても、望んだ方向に変わるとは限らないのである。が、自分自身なら思い立ったその時にすぐに変われるし、自分の望んだ方向に変えられる。だったら自分を変えた方が手っ取り早いってモンである。


*スピードこそ人生

 好きな事を思いっきりやる、その為に懸命に働く、働けないのなら「どうすれば働けるようになるか」を試行錯誤する。そういう事に夢中になって頭と身体を動かしていれば、生き辛さについて悩むヒマも余力も激減するモンなのである。でもこう書くと「ソレは環境と魅力と能力と運に恵まれてる人だからこそ言える事であり、そうでない人はそうはいかない。だから上手く行った人の話は参考にならない」という反論が返ってきそうだが。ワタクシはソレに対しても「否」と答える次第である。何故なら運は兎も角、残り3つは後天的に学んで習得できるからである。その「どうやって残り3つを後天的に習得できるか」を学ぶために、上手く行った人の話を参考にする必要があるのである。


 まぁそんな発達属性のないロンマニアの方にはどうでもいい話よりも、昨日の話の続きである(笑)先日Yオーナーに教わったように、今回はターンインのアプローチを若干変えてみたのである:

今まではブレーキが早すぎた

ターンイン時にブレーキが十分残ってないから、スパッと切り込んだ時にノーズが向き足りない

そのままアクセル踏むとアンダーステアになってしまう

結果アクセルを戻してしまい、その分加速が鈍ってタイムが伸びない

( ゚Д゚)マズー

ソコでブレーキを若干遅らせる

ターンイン時にブレーキが十分残るから、スパッと切り込んで十分にノーズを向けられる

十分向いてからアクセルを踏めば、そのままずっと全開にできる

タイムが伸びる

(゚д゚)ウマー

・・・という具合にである。文書で説明するのもアレなので、実際にやってみた動画がコレである:

ほんの少しだけアクセル踏むタイミングを遅らせるだけで、ノーズが思いの外曲がってくれたのはビックリである。コレなら安心してアクセル開けられるし、滑った時のコントロールもし易いってモンである。が、残念な事にタイヤ内圧がちと高過ぎて、その分グリップしてないのである(^_^;)タイムは1分57秒ぐらいであるが、タイヤ内圧や8ヶ月ぶりのFSWって事を考えれば、決して悪くない数字なんじゃないかと思うのである。では、タイヤ内圧を少し落として、ベスト更新を狙って2本目である:

こう書くと言い訳がましくてアレなのであるが、昼になって直射日光も強くなって、気温と路面温度が1本目よりも上がってしまったのである。思ったほどタイヤがグリップしないし、エンジンの吹き上がりも今一つなのである。当然、ベスト更新と行かなかったワケである(´・ω・`)まぁコレはコレで収穫はあったし、今度SオーナーかYオーナーのトコに行く時にこの動画持って行って、またアドバイスを貰ってこようかと思うのである。


*シーズンは始まったばかり

 とまぁ、こんな感じである。当日の最高気温はまだ21℃と高めだったけど、コレから冬に入るにつれてドンドン寒くなってくるだろうから、次回以降に期待である。でもって当然、サーキットを攻めている間、生き辛さについて考える余裕なんぞ0.001秒も無かった事だけを追記しておくとしようジャマイカ(笑)ワタクシもアスペ当事者だから生き辛さは当然あるし、健常者と比べれば仕事でも趣味でもやっぱ遅れを取ってしまうのである。でもソレがワタクシを挑戦と克服の道から遠さげる理由にはならず、寧ろ「どうすれば効率良く習得できるか」を考えて実践するモチベーションになってるのである。ソレが正しいか正しくないかなんて、そんなのどうでもいいのである。正しいから結果が出るのではなく、結果を出したやり方が正しいのである。


 そう、上記の「環境と魅力と能力と運に恵まれてる云々」についてワタクシが言いたい事は「ソレが無かったからと言って人生諦めるのか」って話である。他人はどう考えてるか知らんが、ワタクシは諦めたくない次第であり、だからこそありとあらゆる手段を講じるのである。言っちゃ悪いがソレで人生諦めるようなヤツってのは、健常者であろうが当事者であろうが大した事のないヤツである。そんなヤツと一緒に居たって得られるモンは何もないし、助けたって何も良い事はないのである。ワタクシが大富豪か聖人だったら助けてもいいかなと思うのだが、生憎ワタクシはただのオタク不良アスペ医師である(笑)だからワタクシは諦めの悪い人しか助ける余裕は無いのである。さて今日はもう疲れたので、お暇しようと思う今日この頃であった。