アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

FELINE

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「有能な幹部とは、車を運転しながら同時にタイヤを換えられる人間だ」

By ジャック・ウェルチ


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


富士スピードウェイ攻略虎の巻

 さて、今日は前置きのネタも無いので、そのまま本題に移る次第である(笑)FSWはもう何回も走ってるのだが、やっぱ何ちゅーか飽きが来ないのである。何故だろうと思ったのだが、やっぱ「アクセルを全開にしてパワーを使い切る楽しさ」があるからじゃないかなと思うのである。クルマ運転してて楽しいのって、コーナリングを突き詰める玄人的な楽しみもあるけど、素人的に脳ミソを空っぽにして加速感を楽しむのもあるのである。FSWの良いトコは、後者を合法的に最大限楽しめる事である。あの1.4キロの直線で加速を楽しみ足りないとしたら1000馬力超のモンスターマシンぐらいなモンであり、そうでないのならパワーを使い切る楽しさを十分に味わえるのである:

コレが現在のFSWのコース図である。知らず知らずのうちにコーナーの名称が結構変わってたんで、そういう意味でアップし直したのである。まぁ基本的にパワーのあるクルマが有利なコースであり、図で言うトコのTGRコーナーとダンロップコーナー侵入するまでに何処まで最高速を稼げるかがタイムアップのキモなのである、その為に重要なのがこのコーナリング術である:

今までコレをどうやったら良いのかが良く分からなかったのであるが、昨年からNDとの二刀流を行うようになって以来、漸く形が出来上がってきたのである。ND乗るようになってからコーナリングの練習をする機会が3倍に増えたモンだから、回数が増えれば自ずと上達するってモンである。今までの何が悪かったって:

ブレーキングを終えるのが早過ぎ

ブレーキが十分残ってないから、ステアリングをスパッと切っても反応が薄い

アンダーステアになる

ステアリングを切り足して曲がろうとする

そうしてる内にクリッピングポイントを逃してしまう

加速が遅れる

( ゚Д゚)マズー

という感じである。だから:

ブレーキングを少し遅らせる

遅らせた分だけブレーキが残せる

ブレーキ残せればスパッと曲げられる

スパッと曲がれば早くアクセル踏める

(゚д゚)ウマー

ってするのである。簡単なように見えて、中々気づかないモンなのである(^_^;)結局この「ブレーキが十分残った状態」ってのがどういうモンかを理解するためには何度も何度も繰り返し練習するしかなく、NDがその役目を果たしたのである。車体が小さいから色んな走行会やスクールに出られるし、消耗品も安いからコストを気にせずガンガン練習できる。やっぱ練習は大事である。


*新春は人が多い

 前回はライセンス走行のメリットを書いたのであるが、デメリットもソレなりに存在するのである。1つ目は「その場でアドバイスを受けられない」であろう。走行会とかだとプロの同乗走行を依頼出来たり、初心者コースなんかだと走行毎にプロが外から見たアドバイスも追加されたりするのであるが、ライセンス走行だとソレが無いのである。だからアドバイスが欲しいのであれば、動画を撮る事と相談できる人を見つける事、この2つを確保する必要があるのである。そして2つ目は「一緒に走る相手を選べない」という事である。走行枠によっては速いクルマと遅いクルマ、上手いクルマと下手なクルマ、合計4通りの車種が入り乱れる事になるので、気を付ける必要が出てきたりするのである。例えば今回のコレである:

やっぱ年明け直後とあって、同じ事考えてFSW来た人が結構居たのである(^_^;)もう兎に角クルマが多くて「クリアラップ?何ソレ美味いの?」って状態である(笑)こういう時、ワタクシはムリをしない事にしてるのである。何故かと言えば、サーキット内の事故は基本自己責任だからである。たとえ相手からぶつかってきたとしても、クルマの修理は各々のドライバーが全部持つのがサーキット走行のルールなのである。でもってサーキット内で起こった事故ってのは、基本的に保険が効かないのである('A`)だったらタイム短縮のためにリスクを負うよりも、諦めて安全策を取る方が賢いってモンである。プロになりたくてタイム短縮に命を懸けているなら兎も角、アマチュアならば楽しむのを最優先すべきである。


 というワケで、自己ベスト更新は早々に諦めた次第である(´・ω・`)こういう時はどうやってモチベーションを保つのかと言えば、ズバリ「その日の内に上手くなりたいと思う課題を見つけ、ソレだけを徹底的に練習する」である、ワタクシの場合は「ターンインでスパッと曲げる感覚を身に付ける」なので、2本目は専らソレの事だけを考えて走ってたのである:

数回に1回はスパッと曲げられる→ソコから気持ち良く加速できるのであるが、やっぱ上手く行かない事の方がまだまだ多いのである(^_^;)あとはやっぱ他の車両を気にし過ぎて、もっと思い切って踏んでいく事が出来なかった事である。あとブレーキを遅らせ過ぎてちゃんとインに付けなかった事も多々あるんで、ソコんトコも合わせて反省である(´ヘ`;)


*若人よ、サーキットに来たれ

 という感じに、今年度の走り初めは終了である。まぁ去年も1月の半ば頃に走りに行っても人はまだまだ多かったから、やっぱ年初めの時期に行くのはハズレだったって事が改めて証明されたのである(笑)ただ雰囲気を楽しんでいきたいだけなら兎も角、本気でタイム狙うんだったら1月前半は避けるべしなのであろう。

でもって走り終わったら外に置いてた荷物をまた仕舞って、セッティングを街乗り仕様にまた戻して、ライセンス走行の一日は終了である。ワタクシは家がFSWから遠いからこうしているのであるが、家が近いのならば家で全部セットしてからサーキット行くのもアリである。ワタクシも年を取ったら、御殿場のFSW近くに引っ越したいモンである(笑)


 やっぱこうやってサーキットへ行くと、まだまだ走るのが好きな人は多いんだなって思うのである。が、懸念材料が無いワケではないのである。ソレは「若者の数が少ない」って事である。昔は良く居たボロボロの中古車に乗って、ヘタったサスペンションに四苦八苦しながら懸命にコースを攻める20代前半ぐらいの若い子、最近は全然見なくなっちゃったのである。ボーイズレーサー的なクルマはちょくちょく見るんだけど、コクピットに座ってるのは決まっていい年こいたオッサンである(笑)もっと若い子がサーキットに来てくれないと、モタスポもクルマも盛り上がらない。そう思ってモタスポやクルマの魅力を長年説き続けてるのであるが、どうやらワタクシに説得力は無いみたいである。説得力が欲しい、そう願ってやまない今日この頃であった。