アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

THE OBSIDIAN CONSPIRACY

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「幸運は毎月やって来る。だがこれを迎える準備ができていなければ、ほとんど見過ごしてしまう。今月こそ幸運を見逃すな」
By デール・カーネギー

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*ニッポン人になって1ヶ月
 さて、ワタクシの帰化申請が許可されて、ニッポン国籍をゲットしてから1ヶ月ばかり経ったのである。感想はと問われたら「ビックリするほど何も変わってない」である。ニッポン人になったら仕事で成功しまくってギャンブルで勝ちまくって異性にモテまくって、身長が10cm伸びて彼女をゲットできるんじゃないかとも思っていたのだが、そんな事は全く無かったのである(笑)インドネシア人だった頃と全く同じように太陽が昇ってきて、インドネシア人だった頃と全く同じような仕事をこなして、メシの味もインドネシア人だった頃とまるで変わらないのである(^_^;)仕事の書類見て知らない名前があって、ソコで「何処の馬の骨だコイツは・・・ってワタクシじゃん( ̄▽ ̄;)」ってなるが、ソレだけである(爆)


帰化と永住の違い

 あと帰化して1つ思う事が「何故SNSだとかでニッポンに毎日のように文句言ってるヤツ等は、住み易い国へ移住しないんだ?」って事である。SNSでどんなに叫んだってニッポンは変わらないし、長い目で見れば時間と労力のムダ以外の何でもないからである。だったら自分の理想としてる社会の国へ移住して帰化しちゃえば良いだけの話だし、現にワタクシも(別にインドネシアに強い不満があったワケではないが)そうしたからである。でもそうしないという事は、つまりそういう事であり、そしてソレこそがワタクシがニッポンに帰化した理由の1つでもあるのである。マジメにさえやれてれば、ニッポンほど住み易い国は他に無いのである。

*過去を変えてはいけない
 バカはどんなに考えても時間のムダだから、奴隷として力仕事に従事した方が良い。逆に賢い人は考えれば考えるほどに有意義なんで、賢い人の分の労働を奴隷がやればウィンウィンの関係になるんで、奴隷は必要である。ゲームやマンガの悪役のようなセリフであるが、コレを言ったのは古代ギリシャのトップクラスの哲学者アリストテレスである。そう、2500年前はコレが最も先進的なライフスタイルであるとされてたのであり、アリストテレスとかも「コレこそが人類を更にステップアップさせる最高の思想」って思っていた筈である。そう、何が正しくて何が正しくないかなんて、時代が流れれば全然変わってしまうモンなのである。


ハーバード白熱教室 第10回 「アリストテレスは死んでいない」

 そう、人間というナマモノの歴史ってのは、過去の反省と改良の歴史でもあるのである。だから過去の情報や資料ってのは改変してもいけないし、選択廃棄してもいけないのである。今の価値観では酷いと思うような事でも、ソレがあった時代においては理に適った選択だったって事もあるからである。今の価値観に合わないからってソレを廃棄してしまったら、ソレが必要とされていた時代背景の知識までも失ってしまうからである。故にワタクシは【クリスマスソングの歌詞がレイプを示唆云々】の歌詞改変には反対する次第である。改変はあの時代を精一杯生きた人に対する侮辱であり、正しければ侮辱して良いという事にはならないのである。


Margaret Whiting and Johnny Mercer - Baby Its Cold Outside

 ワタクシが#metooもだけど、この手の少数派や弱者の為の運動を好きになれない理由が正にソレである。無論、批判するのは自由だし、そうやって議論を重ねる内に止揚アウフヘーベン)していく事だってあるんだから、そういう意味でも批判する自由はシッカリあった方が良いのである。何がダメって【ハリポタ作者のソレ】みたいに、相手に意見を言わせないようにしてしまう事である。もう一度言うが、意見を言わせないための大義名分にしてる”正義”ってのは、ひょっとしたら今現在でしか通じない価値観なのかも知れないのである。その先に更に進んだより良い価値観が生まれる可能性があるからこそ、相手の意見を封じてはいけないのである。

*安心>正義
 何故この様な少数派だとか弱者だとかの運動が排他的なモンになってしまうかだけど、ワタクシはこの手の少数派活動に関わった事があるから、何となくその理由が分かるのである。この手の運動の根底にあるのが「自分達は多数派や強者に抑圧され虐げられてきたッ!」っていう被害者意識であり、ソコから「団結しようッ!抑圧を跳ね除けて安全な暮らしを手に入れようッ!」ってなるのである。そう、この人等が求めてるのは安全と安心であって、正義や真実じゃないのである。そして安全に生きるためには止揚も妥協も不要であり、自分等の意にそぐわない人間をテリトリーから追い出してしまえば良いだけなのである。


#Metoo: how it's changing the world | The Economist

 よくこの手の運動が多数派や強者だけに一方的に我慢を強いるように感じられるのも、上記の被害者意識ゆえである。要するに「今まで我々は貴方等の所為で酷い目に合ってきたんだから、まずその埋め合わせをしてからッ!」って認識があって、その埋め合わせをした上でやっと「平等」なのである。じゃあどの程度埋め合わせをすれば良いのかに関しては、誰も明確な答えを持っていないから、ソコが問題なのである。でもって”加害者”とされる側も実際に加害行動を行ってるヤツは少数派であり、そうでない人等は巻き添え喰らって良い迷惑なのである。物事を解決するのは、何時だって正義と真実の終わりなき精製のみ。今回、改めてそう思う今日この頃であった。

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THE YEAR OF THE VOYAGER

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「ある数学者がこう言った。楽しみは真理の発見ではなく、それを探すことにある、と」
By レフ・ニコラエヴィチ・トルストイ

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*ファスト&クイック
 クルマには2種類の速さがあるのである。1つ目は最高出力と最高速度にモノを言わせた、FSWとか鈴鹿サーキットといった大型サーキットで速さが光る「ファスト(Fast)な速さ」であり、スーパースポーツとか呼ばれる類のクルマが追求してる速さである。そしてもう1つは小ささと軽さにモノを言わせた、ミニサーキットや峠でといったタイトなコースでの速さが光る「クイック(Quick)な速さ」であり、ライトウェイトスポーツとか呼ばれる類のクルマが追求してる速さである。どちらが正解というワケではなく、戦うフィールドが全く違うため、どちらもスポーツカーの追求する速さとしては正解なのである。


Ferrari 812 Superfast | Chris Harris Drives | Top Gear

Mitsubishi Evo X FQ400 Review

 だからワタクシが所有する2台のクルマも、速さの追求の方向が違うのである。もう分かると思うが、R35がファストな速さを求めて購入していて、NDがクイックな速さを求めて購入したのである。恐らくこの方向性は今後も変わらないと思うのである。R35の後継車はファストな方向性のクルマを選ぶし、NDの後継車はクイックな方向性のクルマを選んでく次第であり、オーバーラップする事が無いようにしていくつもりである。だからWRX-STIみたいなファストと言うにはパワーが足らな過ぎる&クイックと言うには重過ぎるクルマは、中途半端過ぎてワタクシ的にはアウトオブ眼中としか言い様が無いのである(笑)

*ぼくがかんがえたさいこうのくるま
 ワタクシは以前から「VABに次があるんだったらGC8に回帰すべき」と言ってきた次第である。ぶっちゃけファストな方向へ突き進みたくてもライバルが余りにも多い上に強力だし、ソレ以前にスバルにそんなクルマを作る技術も無けりゃ売るノウハウも無いからである。でもクイックな方向で行くのならばライバルはファスト方面に比べりゃ然程多くないし、スバルにゃGC8時代のノウハウがあるんだから然程苦労はしない筈である。小型軽量な車体に、ハイパワーなエンジンと優れた4WDシステムを搭載すれば、きっと物凄くクイックなクルマに仕上がる筈。ワタクシのそういった妄想が、この度【トヨタ・ヤリスGR-4】って形で具現化したんだから、そりゃ興奮しない筈がないのである(;゚∀゚)=3


Morizo put GR Yaris prototype to its final test.(日本語字幕付き)

 仕様についての詳しい話は【トヨタは時々ヤリスぎる!?】にあるんで、ソコんトコの説明は省略する次第である。噂では270馬力の1100kgというから、コレまたとんでもない話である。今のNDが130馬力の1040kgなんだから、たった100kg弱しか重くなってないのにパワーは倍なんだから、もうこの時点でとんでもなくクイックな事は想像に難くないのである。軽量であるからこそ活きる6MTで、アクティブセンターデフ制御のフルタイム4WDで、しかもクルマ好き泣かせの3ドアハッチバックである。このクルマで筑波2000筑波1000を攻めたらどのぐらいのタイムが出るのか、もう今からワクワクが止まらないのであるo(^∇^)o


コレは欲しい! GRヤリスをチェック!/GR YARIS

 とは言っても、コレを今すぐ買いたいという話では残念ながらない。今のNDはポンコツになるまで乗り続ける予定なので、コレの購入を検討するとしたら、ソレはNDがポンコツになった時である。多分NDがポンコツになる頃には次期ロドスタ(NE型?)が出てくるだろうから、そっちの仕様が確定するまではNDに乗り続ける予定である。ただワタクシの考えてた「最高にクイックなクルマ」がこの様に現実の形に、しかもソレがトヨタによるものだなんて、数年前のワタクシには想像すらできなかった事である。やっぱ何だかんだ言って、今のニッポンでモタスポやクルマの楽しさを一番真剣に考えてるのはトヨタなのである。他メーカーは何も言わずに素直に追随すべきである。

*ワクワクこそ全て
 そう、この「乗ってみたくてワクワクする」って事がクルマを選ぶ上で一番大事な感覚だったんだって事を、今回のこのヤリスGR-4で改めて思い出させてくれたのである。今のVABの何が一番ダメなのかって、このワクワク感が皆無なトコにあるのである。ワタクシは実際に乗ったから分かるのであるが、確かにVABは良いクルマである。古臭いけど長らく使ってるせいかムダが無くて信頼性の高いメカニズムで、ちゃんとGRB/GVBの時よりも洗礼されているし、アフターパーツもチューニングのノウハウも豊富だし、確実に前のモデルよりも速いと言えるのである。確かに速いのだけど、ソコにワクワク感は全くと言って良いほど無いのである。


日本の至宝確定! スバルWRX STI EJ20ファイナルエディションをじっくりチェック!

 ソレで「前のモデルよりも筑波で1~2秒速い」って言われても、微塵たりともワクワクしないのである。何故かと言えば、その速さは想像が付くからである。映画とかのネタバレと一緒で、結末が想像できてしまったらドキドキワクワクしなくなってしまうのである。でもコレが「筑波で5~6秒速い」だったら、間違いなくワクワクする筈である。何故かって、その速さがどんなモンかを想像できないからである。だからスポーツカーどんな車種でもフルモデルチェンジ毎にパワーをガッツリ上げて、大胆な新技術を投入するのである。WRX-STIに次があるのかどうかは分からないが、願わくばワクワクするクルマであってほしい。その事を元GDB乗りとして切に願う今日この頃であった。

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THIS GODLESS ENDEAVOR

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「民主主義の基本は、いかなることがあっても、他人が主張する価値観を奪ってはならない」
By 川村晃司

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*世界を覆い尽くす非自由と非民主主義
 某グレタに代表されるような環境問題云々、ジェンダーLGBTが云々、献血ポスターが云々ポリコレが云々、何ちゅーか世界的な市民運動ブームが起こってるみたいなのである。まぁ格差が広がり過ぎて激増した貧しい人々が不満のはけ口を求めてて、SNSやネットがそういう声を集め易くなり不満人達が繋がり易くなって、ソコに資本主義陣営を混乱させたい反対陣営の連中が陰からカネ出して支援したりとかあるんだろうけど、ソレはまた別の機会にやるとしよう。ワタクシがこの手の社会運動に興味が無いのは、ワタクシが勝ち組側&引きこもりってのもあるのであるが(笑)やっぱあの類の運動には自由と民主主義が見られないから、ワタクシは受け入れられんのである。


COP25でグレタさん演説 世界の指導者を厳しく批判(19/12/12)

 例えば【男の子がスカートはきたいと言ったら?】に関するワタクシの答えは「野郎がスカート履こうが何しようが勝手だけど、その代わりソレを笑われても文句言うな」である。本人にソレをやる自由があるべきなのは当然だけど、同じ様に他人にもソレを受け入れない自由があるのである。良いか悪いかではなく、受容しないのは自由なのである。でもこの手の運動をしてるヤツ等ってのは、受容しない自由や笑い飛ばす自由を認めないのである。テメェが主張する事は正義であり正しく美しく、人々はソレを好意的に受け取るべきであり、そうでない人間は醜く間違った悪党だから叩いて構わないって態度だから、ワタクシは一貫して受け入れられんのである┐( ̄ヘ ̄)┌

*エンジン・クエスト2019▶2020
 人間の心ってのは、倫理やルールでは縛る事は出来んのである。だからどんなに抑え込もうとしても抜け道を作られちゃって、その抜け道を塞いだらまた別の抜け道を作られて、そのイタチごっこが続くだけである。そうすると疑心暗鬼になって、何気ない表現でも「差別する意図があるに違いないッ!」って大騒ぎして、結果として不自由で息苦しくなる。肝心の当事者は自由にならず、皆で仲良く不幸になっただけである。まぁソレは一先ず置いといて、と:

Motor Fan illustrated Vol.159

Motor Fan illustrated Vol.159

  • 作者:三栄
  • 出版社/メーカー: 三栄
  • 発売日: 2019/12/13
  • メディア: Kindle
ワールド・エンジンデータブック 2019 - 2020 (モーターファン別冊)

ワールド・エンジンデータブック 2019 - 2020 (モーターファン別冊)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 三栄書房
  • 発売日: 2019/11/30
  • メディア: ムック
結局何だかんだ言われても、内燃機関の時代はまだ当分続くみたいである。マツダとかの未来予測でも「2030年になったら純粋な内燃機関車は全体の半分以下になるだろうけど、ソレでもなお8割以上のクルマがエンジンを搭載してるだろう」と予測してるように、排気量は小さくなっていっても効率化の技術がドンドン進化して出力を補うって感じになっていくみたいである。ワタクシは以前「NDがワタクシの買う最後の純ガソリンエンジン車になるかも」と言ってたのであるが、どうやらそうならなさそうである(笑)

こっちにはエンジンのエの字も無いので、ソコんトコ安心してほしいのである(笑)でも気が付いたらこのシリーズも、次が最終巻だったりするのである(^_^;)ワタクシがフォーチュン・クエスト知ってハマったのが高坊の時だから、もう相当昔からやってたって事である。ちょっと前までは「ダラダラやり過ぎはよ終われ(●`ε´●)」って思ってたのだが(爆)いざ終わるとなると寂しいモンが少なからずあるのである(´・ω・`)

*自由は混沌、民主主義は我慢
 たとえ1人を除いて全員が賛成したとしても、残った1人に意見を押し付ける事は出来ない。コレは「民主主義の父」と呼ばれるジョン・スチュワート・ミルの言葉であるが、ワタクシはコレこそが民主主義の基本だと思うのである。全ての人が各々の好きな考えを持ち、自由に意見を述べられて、そしてソレをするための権利と安全は保障されるという事である。だから自由と民主主義があるって事は、実はすんごいカオスな事なのである。でもって民主主義者を標榜するのであればその混沌に耐えなければならないし、自分とは異なる意見が権利を得たとしてもソレを尊重しなければならないのである。そう、自由や民主主義ってのは、ある程度高度な社会スキルを持った人達でないと成り立たんのである。


第196回 J・S・ミル 自由論 2017.02.09

 そしてその混沌に対して忍耐が出来ずに不安を抱えたヤツが、所謂「普遍的な正義」を持ち出して心の拠り所とし、大義名分を掲げて反対者を悪認定して排除して安心を得ようとするのである。ソレは宗教だったり、憲法だったり、自然環境だったり、ジェンダーLGBTだったり、反人種差別だったり、人其々である。そう、この手の運動に参加するヤツが求めてるのは正義による安心なのである。だからワタクシの様な自由を求める人間にとっては、この様な社会運動は相容れないシロモノなのである。人は突き詰めればテメェ以外の人間には多かれ少なかれ違和感を抱くモンであり、故に忍耐と受容が出来なければ一人になるしかない、改めてそう思う今日この頃であった。

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ENEMIES OF REALITY

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「いつの日か、国境はなくなるだろう。その時のパスポートは、心以外にない」
By タマラ・ロビンソン

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*グッバイ旧パスポート、フォーエバー旧パスポート
 ニッポン国籍をゲットしてからもうすぐ1ヶ月ぐらいになるのであるが、必要な手続きはほぼ済ませた次第である。重要な公文書はそうだけど、学会や健康保険証や銀行とかにも名義変更の届け出が必要になるのである。あと名前が変わった際に印鑑も変わったので、印鑑を用いているモンは全て名義変更に加え印鑑の届け出もしなきゃならんのだから、細かく色々と面倒臭いである(^_^;)でもって、コレももう用済みになってしまったのである:

帰化申請が認可される前にパスポートの有効期限が切れそうだったんで新調したのであるが、新調して2ヶ月も経たずしてお役御免になってしまったのである( ̄~ ̄)流石にコレはヤフオクやメルカリじゃ売れないし、偽造パスポートのベースにするにしてもインドネシアのパスポートじゃネームバリューが足らな過ぎるのである(笑)まぁ記念に取っておいても良いし、もしもインドネシア大使館から返却を要求されたらすれば良いだけである。

 さて帰化ネタは幾ら話しても限が無いので、早速前回の話の続きに戻るとしようジャマイカ(笑)今回は今年の走り納めとあって自己ベスト更新を狙ったのもだけど、一番はやっぱ【新タイヤ】と【新ブレーキ】の実戦投入試験である。タイヤのベスト内圧はどのぐらいか、一日使ってみてブレーキは如何か、パッドはコレで良いのか等々、コレばっかは使ってみないと分からんからである:

何時もの様に、コレが筑波1000のコース図である。


さて走行会に必要なモンや重要なモンは以前も述べた事があるのであるが、今回は「無くても良いけどあったらソレはソレで便利なモン」を幾つか紹介したいと思うのである(笑)


先ずはクリアファイルである。こうやってスケジュール表を入れておけるのもだけど、走行後に配られるタイムリザルトをしまうためにも使えるのである。剥き出しにすると風で飛んじゃう&雨が降ると濡れるので、あると便利なのである。


ゼッケンをガムテープで貼る時に貼る面が汚れてると付きが悪くなるんで、その場合は貼る前にコレで拭いておくのである。あとサーキット走ってると溶けたタイヤカスがフロントガラスに結構飛んできたりするので、ソレを拭き取る時にも使えるのである。


ヘルメット被る前にインナーマスクしておくと万が一の時の防火云々もだけど、ヘルメットの脱着し易さが格段に上がるのである。あと汗を吸収してくれるんで、ヘルメットが匂い難くなるという利点もあるのである。


何の変哲もない昼メシである(笑)筑波2000内には食堂があるけど、筑波1000には自販機以外は何も売ってないのである。だから食いモンは予めコンビニ等で調達して持ち込む必要があるのである。


あとコレ等は以前にも紹介したので省略するが、やっぱあると便利なのは間違いないのである。


あと貴重品はどうするかであるが、ワタクシの場合はトランクに入れておくか、或いはグローブボックスに突っ込んでおくかである。何せココ最近のニッポンは物騒になってきたのもだけど、サーキット内で起こった各種事件は基本的に自己責任となってしまうので、やはり用心するに越した事はないのである。


*相性って何ですか?
 サバゲーで使う鉄砲や装備もそうだけど、クルマのパーツの良し悪しって基本的にドライバーが決めるモンだと思うのである。そのパーツを組み込んだ事によって伸びた部分がドライバーの得意分野とバッチリ重なった時、その時初めてパーツが効果あったと言えるようになるのである。でもってそんなモンは正に「使ってみなきゃ分からない」の一言に尽きるので、チューニングやカスタマイズにおいては「失敗しても良いから兎に角色々試してみろ」としか言えない部分も多々あるのである(^_^;)だから今回のタイヤとブレーキも、使ってみなけりゃ分からんから使って試すのである:

2019-12-15 プロアイズ走行会in筑波1000・2本目
やはり冷間2.0→温間2.4だと圧が高過ぎて、タイムが自己ベストよりも更に下がってしまってるのである(^_^;)だから次は温間を2.3まで下げてアタックしてみたのである。


2019-12-15 プロアイズ走行会in筑波1000・3本目
タイムは大分改善してきたが、ソレでもまだまだ自己ベストよりも程遠い→下げ足りなかったって事である(´ヘ`;)あとブレーキキャリパーは思いの外ストッピングパワーが強烈で、ガツンと踏むと簡単にロックしてABSが介入してしまうのである。ブレーキの踏み方もだけど、パッドの種類を再考しても良さそうである。


2019-12 -15 プロアイズ走行会in筑波1000・4本目
今度は温間を2.2まで下げてみて、走行ラインも距離を短くする方向で取ってみたら、アッサリと45秒フラットが出たのである。あと0.2秒ほど縮められれば自己ベスト更新だったのだが、残念ながらココで時間切れである(´・ω・`)あとこのタイヤ、発熱は早いけど、タレるのも早いのである。3~4周でベストタイムを叩き出すタイプのタイムアタックには向いてるタイヤかも知れないが、ワタクシの様に周回を重ねる毎にタイムを縮めていくタイプとは相性が悪いかも知れんのである(^_^;)こんな風にパーツの良し悪しってのはクルマとドライバーと使用状況により全然変わるモンなんで、試行錯誤と経験の蓄積は欠かせないのである。まぁ何はともあれ有意義なデータは集まったので、ソレはソレで良しとしようジャマイカ

*走り納め終了
 この4本目を走り終えた時点で、ワタクシの2019年のサーキット走行は終了である。クルマの方のトラブルは一切無く好調そのものなので、来年の走り初めの準備もバッチリである。まぁ来年に向けての課題も幾つか出てきたので、年末年始はソレの克服を考えようと思うのである:


今回の走行会はジャンケン大会が無く、代わりに福引が一回だけやれるのである。


色々と考えたけど、コレにした次第である。ちゅーのもワタクシはアイドルではないので、出すモンはシッカリと出すからである(笑)やっぱこういう場合は間違いなく使うモンを選ぶのが無難であり、今回もソレを基準にしてコレを選んだ次第である。


ブレーキに関しては当初の予想通り、大型化した事で熱容量が大幅に増えて、その結果パッドが減り難くなってるのである。多分パッドも長持ちするようになってるので、その点は満足である。


タイヤの方は早く減るモンだと思ってたのだが、NDの車重が軽い事も幸いしてか、減りは思ったほどではなかったのである。この調子だったら、一年間シッカリ使い切る事が出来そうである。


このクルマに乗るようになって来年で5年目を迎えるのであるが、まだまだ乗り続ける予定である。一部には【ヤリスGR-4】なる面白そうなクルマが出るっぽくて、ワタクシも一時は「マジかよ糞ND売ってくるッ!」って言葉が喉から出かけたのであるが、何とか堪えた次第である(笑)取り敢えず次期ロドスタ(NE型?)の概要がハッキリするまではNDには乗り続ける予定であり、つまり当分はNDによるサーキット走行は続くって事である。でもソレはソレで色々と楽しいので、2020年以降もサーキットを楽しめそうだと確信した今日この頃であった。

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DEAD HEART IN A DEAD WORLD

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「親切でおだやかな態度、すなわち礼儀をわきまえた態度は、老いも若きもすべての人の心の中に溶け込んで行けるパスポートの役目を果たすのである」
By サミュエル・スマイルズ

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*新パスポート、ゲットだぜ!
 先月ワタクシがニッポン国籍をゲットして以来、結構色々と手続きが大変だったのである(^_^;)まず最初にニッポン人の証である戸籍を取得して、次にインドネシア人であった証である外国人在留カードを返却するのである。そしてその後は昔の名前で書かれてた各種公文書(車検証や医師免許や保険証など)を新しい名義のソレに書き換えて、名字が変わったから当然だけど印鑑も新しいモンにする必要があるのである。でもってニッポン人になったからにはインドネシア人だった頃に使ってたパスポートは当然だけど使えなくなるので、パスポートも新調する必要があるのである:

とは言っても、パスポートを取って何処か外国へ行くのかと問われたら、答えはノーである。当初は「令和元年のパスポートをゲット出来たらラッキー( v ̄▽ ̄)」ぐらいの気持ちで申請したのであるが、パスポートってよく見てみたら元号表記は使ってないのである(笑)まぁ「改めてワタクシはニッポン人である」って事を実感させてくれるアイテムなので、ソレはソレで良いんじゃないかと思うのである(爆)

 因みにインドネシア国籍の離脱であるが、法務省の中の人曰く「その必要は特にない」んだそうである。ちゅーのも帰化申請を出す時点で「ニッポンの法律に忠誠を誓います」って覚書に署名をさせられる+ニッポンの国籍法は二重国籍を認めていない=ニッポンに帰化した時点で前国籍を放棄したと見なされるからである。国籍の放棄が必要になってくるのは、ダルビッシュ有大坂なおみ蓮舫みたいに生まれた時から二重国籍だった人であり、その場合は選ばなかった方の国の国籍放棄をする必要があるのである。というワケで・・・

この度、ニッポン人として初めての走行会に挑んだのである(笑)実は申し込みをした時はまだインドネシア人だった→走行会における登録名がインドネシア名だったので、厳密に言うと偽名を名乗って走行会に参加したのであるが、まぁ大した事じゃないんでスルーするとしようジャマイカ(爆)


サーキットを走るクルマを眺めていると、名前を偽ることの是非なんてどうでも良くなってくるモンである(笑)


まぁ時としてこういう事になるかも知れんが、その時はその時である(笑)

*原初にて基本
 ワタクシの初めてのサーキット走行も、実はこの筑波サーキット1000コース(以後筑波1000)なのである。だからというワケではないが、やっぱ筑波1000は初めての人が走るには、初心者が腕を上げていくには最適のコースだと思うのである。何故かと言えば:

  • コース全長が短いから速度も然程出ず、大きな事故になる可能性が低い
  • 有名コースだから関連動画も攻略法も多い
  • コースが平坦なんで走行ラインの組み立てが簡単
  • 都心部からのアクセスも良好
  • 走行会が多く開催されているから走る機会も多い

という利点が数多くあるからである。ココでサーキット走行デビューして、暫くはココで腕を磨いて、慣れてきたら筑波2000とか別のコースにもチャレンジしてみる。関東圏に住んでいるなら、ソレが一番確実なやり方だとワタクシは思うのである:


多分ワタクシ同様に今日を走り納めと考えてる人が多いせいか、何時にも増して今日は大盛況である。


こういう小さいコースで主流になるのは、やはり排気量2000cc以下の中~小型車である。だからこのコースでの86/BRZスイスポヴィッツ(現ヤリス)などの遭遇率はかなり高いのである。


小型軽量なクルマが走り易いとなれば、当然だけどロドスタとの遭遇率も自ずとアップするのである。


排気量2000cc以下の中~小型車といえば、勿論インプやランエボもソレに含まれるのであり、現にこのコースではその2車種の速さは相当なモンなのである。今は大分抜かれてしまったが、昔はこの2車種が上位陣を独占してた時代があったのである。


そのインプ&ランエボと同等かソレ以上に速いのが、このブリティッシュライトウェイト勢である。特にケータハムは700kg台の車重に200馬力前後のエンジンを積んでるから、マジでシャレにならんぐらい速いのである(^_^;)


2000ccどころか3000ccを超えるクルマもちょくちょく見られるのもこのコースの特徴である。上記にもある様にココは初心者向けで、ワタクシ同様にサーキット走行が初めてって人も多いので、そうなる事が多いのである。


極偶にぶつけたらシャレにならなさそうな参加車両もあるが、ソコは気合と根性でなんとか切り抜けるべしである(笑)


ロータスケータハムBMWやポルシェは昔からサーキットでよく見かけてた&FSWみたいな大型コースへ行けばフェラーリランボルギーニマクラーレンもよく見るのであるが、ココ最近はそういった有名どころ以外の外車の数が徐々にだが増えていってるのである。でもコレは良い傾向だとワタクシも思うので、今後ドンドン増えてほしい次第である。


ワタクシは良く「サーキット走行したいんですけど、どういうクルマが良いですか?」と問われるのであるが、ソレに対するワタクシの答えは「上記写真みたいなクルマでも全然大丈夫」と答える次第である。ぶっちゃけた話、ワンボックスカーだとかトラックだとかフルサイズSUVだとかいった明らかにサーキット走行に向いていない車両を除けば、どんなクルマでもサーキット走行は嗜めるのである。


コレもまぁ何ちゅーか、クルマ愛の表現の一つと言って良いのではないかと思うのである(笑)昔はこういうのを見る度に「ボンネットに踵落とし喰らわせてぇ~ヽ(`д´)ノ」って思ってたのであるが、最近は「コレもアリかな(´ー`)」って思うようになって気なのである。ワタクシも随分と成長し大人になったモンである(爆)

*走り納め2019
 でもってワタクシのスケジュールによると、今年はコレが最後のサーキット走行となってるのである。つまり、今回の走行会が今年の走り納めとなるのである。前々回はウェットコンディションで、前回はレッカーで帰る羽目になったので、今回こそは無事に終わりたいモンである(笑)

幸い今日の天気は最高のサーキット走行日和&NDの方は何の異常も無かったので、無事走れそうである。


何時もの様にミーティングから始まって、ソレが終わり次第走行が始まるのである。前回のウェットコンディションではキッチリ試せなかった【新タイヤ】と【新ブレーキ】の本格的な実戦投入テストができるので、ワタクシとしても今日をこの上なく待ち望んでいた次第である。


あと何気に【シフトノブも新調していた】んで、そっちの実戦投入テストも兼ねているのである。では早速、最初の1本目の走行である:


2019-12-15 プロアイズ走行会in筑波1000・1本目

まぁやっぱタイヤとブレーキが変わると自ずと制動距離もコーナリング限界も変わってしまうので、前のタイヤ使ってた頃のラインとはまた別のラインを組み立てる必要に迫られたのである。あと一番グリップの出るタイヤ圧もまだ全然分かってないので、今日走行会に参加した目的がソレを知る事だと言っても過言ではないのである。一応、色んな話は聞こえてくるのであるが、ブレーキやタイヤって車種や使い方によって大きく変わるから、ぶっちゃけ自分で直接試す以外の方法は無いのである。さてネタはまだあるのであるが、ソレだしたらマジでネタが無くなるので(笑)もう〆るに限る今日この頃であった。

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DREAMING NEON BLACK

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「映画はでき上がったときから回想されるという形式であり、歴史と同じように、二度目に現れてくるときは、受けとり手の想像力の中でしか生きられないものである」
By 寺山修司

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*二次元原作の難しさ
 二次元コンテンツを三次元化する事の何が大変か。ソレはズバリ「三次元化した時の違和感を無くす事」に尽きると思うのである。原作要素を忠実に三次元化する事は不可能だし、かと言ってアレンジやオリジナル要素を入れ過ぎると原作との乖離感が強くなり過ぎる。今流行りのMCUなんかは原作が元々フォトリアルだから問題ないが、ニッポンの二次元作品は現実から離れ過ぎてるので大変だと思うのである:

ゆっくりクソ映画レビューvol 14:「デビルマン」前編

中島健人×中条あやみ主演!映画『ニセコイ』予告
ソコを失敗すると、この様に悲惨な事になってしまうのである(笑)今はこうして動画サイトで予告観てある程度地雷を避けて通れるようになったが、ネット無かった昔はホントシャレにならなかっただろうなと思うのである。

 ただソレが上手く行くと、結構面白い事になるのである。ワタクシが近年高く評価してるのが「るろうに剣心」の実写版である。分かり易く言うと「飛天御剣流がリアルにマジで存在するとしたら、こんな感じになるんだろうな」ってのを上手く映像化して、その他原作要素を上手に三次元化出来てるトコがワタクシ的に高評価なのである:

Sword-fighting scenes from Samurai X(Rurouni Kenshin movies)
確かに原作とは結構離れたモンになってしまったけど、その代わり斬新な殺陣アクション映画が観られたので、ソレが良かったとワタクシは思うのである。要するに実写化ってのは、制作陣のセンスがこの上なく問われる作品なのである。

*ビックリするほどオリジナル
 邦画で国内だけでやるにもこの苦労なんだから、外国のスタジオがニッポンの二次元コンテンツの実写化にチャレンジするとしたら、ソレは想像を絶するほどの苦労があると思われるのである。上記の「二次元→三次元」に加え「東洋作品→西洋作品」のコンバートも加わるのだから、苦労は更に厳しいモンがあると思うのである。実際、ソレで思いっ切り失敗した映画を、ワタクシは観た事があるからである(笑)

ドラゴンボール Evolution (字幕版)
今思い出しても、ココまで酷かった実写化は無かったのである(^_^;)映画の終わり頃には続編のソレを匂わせる演出があったのだが、続編なんぞ出てない事は最早言うまでもないであろう(爆)だからハリウッドとかがニッポンの二次元コンテンツを実写化するって聞く度に、ワタクシは身構えてしまうのである(核爆)

 ところが今回観た【シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション】は良い意味で裏切られたと言って良いのである。この映画を一言で言うと「ビックリするぐらいシティーハンターそのまんま」ってトコである。上記るろ剣のソレみたいに三次元をベースにしてソコに原作要素を上手く当てはめるのではなく、徹底して三次元の方を二次元に可能な限り近付けるのである。でもってソレが違和感バリバリなのかと言われればそうではなく、ちゃんと観れるモンになってるのである:

『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』本予告
何ちゅーか、制作陣の凄まじいまでのシティーハンター愛&ニッポン製二次元コンテンツへの愛を感じられるのである。ストーリーと脚本演出はオリジナルなんだけど、そのストーリーと脚本演出すらも「原作者が直々にやったんじゃねぇのかコレ( ̄Д ̄;)」ってレベルでシティーハンターしてたから、リアルタイムで原作読んでたワタクシとしては楽しめた事この上ないのである。

 あと何が良かったって、作品の空気感が完全にフランス映画のソレなのである。ユーモアのセンスといい下ネタのエグさといい、ハリウッドには無いフランス映画のソレなのである。同じフランス映画の「Taxi」シリーズが好きな方ならば、きっと好きになれる筈である。シティーハンターの実写化と言えばジャッキー・チェンのアレを思い出したが、アレはアレで最高に笑えたのでギリギリ許すとしようジャマイカ(笑)

シティーハンター 1993年日本劇場公開復刻再現版
ただ「原作にこの上なく忠実で、原作をリアルタイムで知ってる人ならば大ウケする」って事は、逆を言えば「原作知らない人が観たら違和感バリバリ」って事でもあるのである。原作の雰囲気を再現する為に過剰過ぎるぐらいの演出が結構あるのであるが、原作知らない人が観たらドン引きするんじゃないかなとも思えるのである。まぁでもこの手の実写化ってのは基本的に原作ファンが観る事を前提にしてるから、気になるほどのモンでもないと思うのである。

晴耕雨読な人達
 フランス版(とついでに香港版)を観て、一つ思った事があるのである。ソレは「映画の良し悪しは結局センスが決める」って事である。センスがあってソレに沿って上手く作る事さえできれば、原作に忠実だろうが結構離れていようが、観所さえあれば皆は満足するって事である。でもってこの事は、アニメやマンガ原作のソレ以外にも言える事だと思うのである。ニッポンの映画界がハリウッドは言うまでもなく、香港とかインドとか辺りにも負けてしまってるのは、やっぱソコんトコのセンスが不足してるからだと思うのである。作る側もそうだけど、観る側も批評する側もである。だから業界が育たないし、業界が育たないからカネが回って来ないし、カネが回って来なけりゃ良いモンが作れず、その悪循環である。


Sumo - Trailer (Tamil) | Shiva, Priya Anand, Yogi Babu, VTV Ganesh | S. P. Hosimin

 コレはワタクシが長年部外者としてニッポンを眺めてきたから思う事なのであるが、やっぱニッポン人って基本的に芸術や遊びが余り好きじゃないのである。芸術や遊びに時間や労力やカネを注ぎ込む事をムダだと考えてる、そんなトコがあるのである。ちゅーのも”晴耕雨読”って四字熟語がある様に、ニッポン人は勤勉な事を美徳としていて、余計な時間があるなら自分や家族や社会の為に働いた方が良いって感じにである。あと島国で鎖国もしてたから他国の影響を殆ど受けずに、この晴耕雨読メンタリティーだけが肥大化したって感じである。さて明日も仕事なんで、さっさと風呂入って寝ようと思う今日この頃であった。

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THE POLITICS OF ECSTASY

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m

「自尊心、虚栄心、劣等感、この三つは人生の癌である」
By 車谷長吉

 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*違う世界に住む人達
 ワタクシにとっての【UAB】ってのは、例えるならF1ファンにとってのWRCスーパーGTファンにとってのD1グランプリみたいなモンである。カテゴリー的には同じなんだけど、やってる事が根本的な部分から全く違うから、良いも悪いもなく「別世界の話」って感じである。ワタクシはサバゲーマーだから鉄砲への拘りは然程無いとは言え、ソレでも鉄砲のカスタマイズは「もしもコレが実銃だったとしたら」を考えた上で、実銃じゃあり得ないような形状は取らないようにしてるのである。だからエアガンじゃ全く機能してなくても、M4だとガスチューブとバッファーチューブは欠かせないのである。故にUABで用いられるようなこの類の鉄砲は、ワタクシはタダで貰ったとしても使いたくないのである。


Probably The MOST HATED Thing In Airsoft Right Now - G&G Speedsoft Gun-1 Reveal

 ただUABという競技の特性上を考えると、こういう仕様の鉄砲は実に理に適ってるのである。でもってUABはレジャーではなく競技なので、リアリティーよりも利便性が、拘りよりも勝利が優先されるのである。ソレは良いとか悪いとかの話ではなく、単に「合わない」ってだけの話である。だからワタクシはUABをやってる人には敬意を示すし、UABで優秀な成績を収めているプレイヤーを尊敬も出来るのである。が、UABを好きになれるかと言えば、ワタクシ自身がUABをやってみたいと思えるかと言えば、残念ながら双方ともノーである。尊敬できるという事と、理解できるという事は、実は全く別の話なのである。だから理解を求めるより先に、尊敬を得る事を考えるべきなのである。

*極僅かな希望>劣等感
 このブログのタイトルが示すように、ワタクシはワタクシ自身が発達障害の当事者とあって、同じ当事者の支援活動とかもやってたりするのである。でもこう言っちゃ何だけど、この界隈にはネガティブな感情が実に蔓延し易いのである(^_^;)ちゅーのも当事者の多くが色んな形で挫折ってシロモノを味わっているので、メンタル的に問題がある人が少なくないのである。だから健常者からしたら「何言ってんだお前、そんな事言ったら何も出来やしないぞ( ´∀`)」って言われるだけの【パラリンピックが一般の障害者を苦しめるという懸念】って記事がフツーに出ちゃうのである。ワタクシも接してるから分かるが、こういうメンタリティーの当事者ってマジで居るのである(´ヘ`;)


東京 2020 パラリンピックスポーツピクトグラム コンセプトムービー

 ただそうだと分かった上で、ワタクシはパラリンピックは素晴らしいと考えてるし、障害者はパラアスリートを目標にすべきだと明言する次第である。何故かと言えば、障害者が抱える劣等感ってのは一生消えないからである。じゃあどうすれば良いかって言ったら、方法は一つしかないのである。ソレは即ち「ソレ以上の成功体験を得る事で劣等感によるマイナスを補う」である。でもって成功体験が大きければ大きいほど、劣等感やトラウマは消えなくとも相対的に小さくなるのである。確かに可能性はかなり低いだろうけど、ソレでも何もしないよりは遥かにマシだし、結果が出なくてもやり続ける事で希望を持ち続けられたりもするのである。


劣等感に取り憑かれている人間の特徴

 そうしないと【キラキラ差別について云々】みたいに、なってしまうからである。パラアスリートみたいな特別な人間でなくても、ソレなりに成功した当事者ですら妬んで嫉んで足を引っ張り、あたかも「皆で貧しく惨めになろうよ」って言わんばかりの空気が蔓延してしまい、皆が最底辺に落ちるまで足の引っ張り合いの悪循環が起こるからである。ワタクシは当事者だけど、この界隈に居たくない理由がコレである。正しいか正しくないか以前に、負の感情が幅を利かせ過ぎているのである。そんなトコに居たってワタクシは成功できないし、ソレどころか他者の足を引っ張るようになってしまう。そうなったら人間お終いである。

*名誉健常者上等
 そんな風に精神が淀むがままに淀み切って、無能だけど善良な事だけを唯一のアイデンティティーとして、有能な人間の粗を探してケチをつける。そんな人間になるぐらいなら、ワタクシは【名誉健常者】と呼ばれた方が断然マシである。断言しても良いが、たとえ名誉健常者だとかキラキラ差別だとかを無くせたとしても、その類の当事者の劣等感や生き辛さは絶対に消えないのである。今度はその排除されなかった人間の中で「アイツは○×だから名誉健常者だ」だとか「アイツは楽しそうだからキラキラ差別だ」とか言い出すようになって、別の形での弾圧が始まるだけである。その事はワタクシが言うまでもなく、古今東西の歴史が証明している事である。

 でも残念な事に、今の発達当事者の世界って、思いっきり二極化してしまってるのである(^_^;)成功して社会に出れた当事者は県境者と付き合う日々が色々と忙し過ぎて発達界隈を何とかしようとは思わなくなってしまうし、逆に出れなかった当事者は出れなかった人同士で界隈の中でガッツリと団結を強めてしまい外に益々出なくなる。でもってその中間層は殆ど居ないのである。だから出れた人と出れなかった人の間の隔たりは更にデカくなってしまうって話である。まぁソコんトコはワタクシにもどうしようもないので、とりあえずもうさっさと〆て風呂に入って寝るに限る今日この頃であった。

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