アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

活字

 とあるニュース番組で:
「あなたは活字を読んでいますか?」
「え?カツジって何」
・・・・・・・・世も末である。

 上記の遣り取りは、多分ネタになるから使っているんだろうと思うが、実際に活字の本はおろか、マンガの売り上げまで落ちているらしい。そんで持ってケータイの遣り取りも最近は絵文字が中心で、ワタクシの持っているケータイも絵文字が最初から大量に登録されていた。

 こんなんでこれからの日本、大丈夫なのだろうか。ワタクシは歴史学者ではないので断言は出来ないが、鎖国状態だった日本が僅か50年で近代国家になれたのも、戦後世界最貧国から世界第二位の経済大国になれたのは、ひとえに識字率の高さによるものであると思う。実際、江戸時代末期も終戦直後も日本の識字率はほぼ100%に近かった。同じように一般的に識字率の高く、日本とほぼ同じ文化圏の国々(韓国、中国、台湾など)も日本ほどではないが目覚しい経済成長をしている。

 その日本を支えてきた活字が敬遠されていると言うのだから、お偉方はもっと危機感を持って欲しいものである。私は常々思うのだが”ゆとり教育”や”詰め込み教育”よりも、もっと活字を読ませる教育をしたらどうか、と考える。世界大学ランキングベスト10常連のオクスフォード大学ケンブリッジ大学受験の必須条件としてシェイクスピアを全巻熟読していなければいけないという。読んだ人なら分かると思うが、シェイクスピアの本というものは人間の喜怒哀楽の深さを、あの短い文章の中に収めている。ていうか、あんな少ない言葉数で、あれだけのことが表現できるものかと驚かされる。アレを全巻読破したら、ただの暗記マシーンでも何か考えざるを得ないだろうと思う。

 さて、堅い話は抜きにして。ようやくブラックホーク社の装備一式が届いた。装着感は「最高」の一言である。かなりに出費であったが、長い目で見ればお得な出費となる・・・と思う。電動グロック18Cのカスタムもバッチリ決まっていい感じ。何はともあれ、実戦投入が楽しみである。