アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

G7!

LiongHMD2005-02-15

をををっ、日記が変わっている!

 たった一日日記を書かないだけで、いつの間にかシステム変わっていた。う〜〜〜〜む21世紀(意味不明)。

 不肖過眠症医師ロン、彼女いない暦30年3ヶ月と4日。こうして書いている間にも一秒ごとに記録更新中。チョコレート?いっぱいありました。もっとも、医局のテーブルにお徳用サイズで「○○(看護士の名前)より」って書いてあるやつですが。本命などというものは、生まれてこの方貰ったことがありません。ぷりぃず・ぎぶ・みぃ・本命チョコ(哀)

 話は変わって、今月もまたウェスタン・アームス社の新作ガバメントが出ていた。正式名称コルトM1911A1通称コルト・ガバメント。ガンマニアな方も、そうでない方も、必ず一度は見た/聞いたことがある名銃。数々のハリウッド映画に登場し、数々のマンガに登場し、実は「ルパン3世」の銭形刑事の愛用銃だったりする(笑)。有名な銃ゆえ、数え切れないぐらい多数のメーカーから、数え切れないぐらいのクローンが生産されている。そのガバメントのバリエーションを毎月のように出しまくっているのが上記のウェスタン・アームス社(以後WA)だったりする。

 やっぱり2004年度最高のベストセラーになった東京マルイのハイキャパ5.1が業界に与えたインパクトは凄まじいものだったのだろう。何せシェアの9割を牛耳るエアガン界随一の巨大帝国マルイが会社の威信を賭けて出したのだから悪い銃な訳が無い。桁外れの命中率、鋭いブローバック、そして安い所では10000円強というコストパフォーマンス。ワタクシの知る限り、他社のハンドガンをどう改造しても、どノーマルのマルイハイキャパにすら及ばない。今回出たのは架空モデルだが、今後バリエーション展開などしようものなら、他社のガバメント系などあっという間に駆逐されてしまうだろう。

 このハイキャパ5.1が出て以来である。WAが毎月のようにガバメントのバリエーションを出しまくったのは。これで製品ごとに進化や変化があれば良いのだが、WAのそれには全くと言って良いほど無い。ただ外観が違うだけで、よく目を凝らしてみれば同じ金型を流用しているのが分かる、変化といえば精々マガジンが変わるぐらいで、本体のメカニズムに殆ど変化は見られない。それでもって値段は26000円、ハイキャパの2倍。いくらガバメントが好きな人でもこう毎月高い金出してまで揃える人などいるのだろうか?

 そんでもって性能の方はといえば、一言で言うと「弾の出るモデルガン」である。「リアルさ」という面で言えばWAは素晴らしいものがある。ガバメントの実銃を撃ったことのある知人に聞いたのだが、様々なエアガンメーカーが出しているガバメント系の中では、WAのそれが一番実銃に近いとの事である。だが実射性能は散々たる物で、有効射程距離は10mから良くて15m、それ以上は狙っても当たらない。因みにマルイの銃なら、どれも余裕で30m先のA4用紙を狙って当てられる程の精度を持っている。

 小耳に挟んだ話がある。これはエアガン界では有名な話だが、WAは数多くの訴訟を起こし、一件を除いて全て敗北している。そのため経営はガタガタで、生き延びるために資金力のあるマニアにターゲットを絞って、マニアが望む機種を作製し、それで生き残りを図っている、という話である。確かに今のWAには未来に向けたプランが見当たらない。ただガバメントのバリエーションか、過去の銃のリメイクしかない。よーするに、WAには「今」しか感じられないのである。「未来のヴィジョン無き国は滅びる」というのは歴史の教訓。かつてはマルイが現れるまでマグナ・ブローバックで一大旋風を巻き起こしたWAも、滅びの日が近いのかと感じざるを得ない今日この頃であった。