アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

THE KILLING KIND

 この前のゲームの時に"師匠"が持ってきたハンドガンが実に(・∀・)カコイイ!!元は東京マルイのハイキャパ5.1なのだが、スライドをアルミスライドにしてあるのである。スライドを引いた時のの「シャキーン」という金属音、撃った時手首にガツンと来る快感、金属特有の艶と輝き。「ただそれだけ?」と思っているアナタ、まだまだ修行が足りない(笑)

 殆どの場合、サバイバルゲーマーと呼ばれる方々は映画やテレビ、アニメやゲームの影響を受けて始める。スクリーン/ブラウン管/液晶画面の向こうのヒーロー/ヒロインが一番輝くシーンといえば、やはり拳銃(ハンドガン)一丁でライフルやロケット砲を装備した厳つい男達をバッタバッタと薙ぎ倒していくシーンに最も燃え/萌えるものである。

 主人公の男らしく逞しい顔に鋼のような肉体、その手に収まる小さなハンドガンを用いて戦う、このギャップがある意味"燃える"のであろう。まぁ、中にはワタクシのように、箸より重いものを持ったことが無いような小さな体と細い腕の美少女が、その身体に似合わないぐらいデカくてゴツいハンドガンを持って戦うといったギャップに"萌える"特異な人種もいるが(中性子爆)

 しかし現実でもサバゲーでもそうだが、ハンドガンというものはライフルやマシンガンというものの中においては全く無力である。ここ最近のハンドガンは性能が格段に上がってきて、電動ガンやボルトアクションライフルとタメ張れるような機種も多く出てきてはいるが、それでもやはり力不足である。映画みたいにハンドガンで戦いたくても、そうは問屋が卸さない。悲しいかな、これが現実というものである。だからせめて雰囲気だけでも味わいたいと思うのがハンドガン愛好家の性である・・・・・と思う(迷)

 ところがどっこい、このアルミフレームというものには問題がある:

一つ目は値段が張るという事。ヘタしたら本体の2〜3倍は楽にかかる。それに細かいパーツを色々乗せようものなら電動ガンすら上回る費用が掛かる。よっぽど好きな人でないと最初の一歩すら踏み出せない。

二つ目は本体との噛み合わせが殆どの場合悪いという事。そもそもこれは社外品である場合が殆どなため、普通に組んでもマトモに動かない場合が多い。そのため摺り合わせて調整しなきゃならんのだが、これがまた難しい。最悪の場合、スライドを一つ犠牲にする覚悟で取り組まなきゃいけない。

三つめは違法スレスレだという事。日本の銃刀法では、銃を模倣したものを全部金属で組むことは違法なのである。だから"師匠"はスライドしか金属にしていない。ところがどっこい、組んで売るのは違法だが、バラで売るのは問題ないのである。ただ、それをら組んで全金属のハンドガンを作ると、それは持っていること自体違法なのである。全金属はマニアの夢だが、それはこの国では違法なのである。

 真のハンドガンナーへの道は長い、しみじみと考える今日この頃であった。