アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

NECROSHINE

 「睡眠障害 ブログ」でググると、結構あるんですよねぇ、ワタクシと同じようにウェブログを立ち上げている人たちが大勢。しかも皆さん、トラックバックしあって、有効な薬や治療法、地域ごとの良い医師探しなどの情報を熱心に情報交換されていらっしゃる。あまりにも真面目に取り組んでいらっしゃるので、"コメント"の欄に一発ギャグ載せるのを躊躇ってしまうほどでした、ハイ(笑)

 まぁ、こうして熱心に取り組んでる方々からしてみれば「最初の2,3日は真面目に語ってたかと思えば、後はサバゲーやゲームやマンガ等ののオタク話か、感情赴くままに書き殴った愚痴話ばっか。こっちは真面目にやっているんだ。それなのに、"過眠症 医師"でググると、テメェのアホ200%全開のブログがヒットしやがる。もっと真面目にやってくれ」ってなとこだろう。

 そんな事言われても、ワタクシはユーモアが大好きである。具体的に言うと、ハリウッド風のアクション映画や戦争映画でやっているように、絶体絶命の状況の中からでも自然とユーモアが出てくるようなアレである。前回の日記でも書いたように、ワタクシもユーモアをアイス・ブレイカーと捕らえている。硬くて寒い状況をブッ壊してくれる、そんなユーモアが大好きである。

 最近はお笑いブームで色々な芸人が出ているが、ワタクシが見る限りでは、あの中には本物のユーモアが出来る人は少ない。殆どが芸能ネタか、ルックスやしゃべり方の奇妙さで笑いを取っている。よーするに"頭を使わずに笑わせる"タイプの芸人が大多数である。ビートたけしやイッセー緒方のように"頭で笑わせる"芸人というのは実に少ない。

 前にアメリカの伝説的なコメディアン、レニー・ブルースのネタを聞いたときはマジで笑ってしまった「何で、イエス・キリストは死刑にされたか知っているか?それは医者にならなかったからだ」と。ユダヤ人という民族はイスラエル建国まで国を持たず、長い迫害の歴史を持っているだけに、どこの国に行っても生きていけるように医者や弁護士などの高等専門職を目指す傾向が強い。この事とイエス・キリストユダヤ人であることに引っ掛けたネタである。こうしたユダヤ人の事情と、イエス・キリストの歴史を知っていないと笑えない。まさに"頭で笑わせる"ネタの典型である。

 ところが残念な事に、日本のテレビではこの類の"頭で笑わせる"バラエティー番組がない。答えは簡単、視聴率が取れないからである。特に民放なんかだとどうしても多数派を中心として番組が作られる。ワタクシのような少数派が喜ぶような番組は無いか、あっても深夜である。日本も早くアメリカみたいにケーブルテレビ中心になれば、多数派でも少数派でも好きな番組が見れるというものである。

 だから今話題のライブドアVsフジテレビの対決は、どちらかというとライブドア派である。ハッキリ言うが、ワタクシ実はホリえもんが好きではない。頭は切れて弁は立つのかもしれないが、話の中身は「如何に金を稼ぐか」ばかりである。心に残るようなセリフをホリえもんの口から聞いた事が無い。だがテレビの概念を覆すという考え方には賛成である。ていうか、お前テレビなんか見る暇があったら仕事しろと自らにツッコミを入れる今日この頃であった。