アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

WORDS FROM THE EXIT WOUND

 晴れである、快晴である、ムカつくぐらいの日本晴れである。世間はゴールデンウィークだというのに、1stコールであるばかりに職場回りをせねばいかぬばかりか、茅ヶ崎市周辺から一歩も出られない。病棟の見回りが終わったら、昼メシをどっかで済ませて、そのまま自動車教習所へペーパードライバーコースを受講しに・・・・・行くはずだったのだが。

 「すみません、ペーパードライバーコースは今やっていないんですよ。教習生の分で車が一杯でして」「再開の目処はあるのですか?」「すみません、ありません」・・・・・orzペーパードライバーの状態で、あの化け物マシンを乗りこなせというのか。半クラッチ掛け損ねてドカンといったらシャレにならんぞ。ここは茅ヶ崎、他には教習所が無いと来たもんだ。

 んでもって、他にやる事無いんでコンビニで晩メシ買ってきて、こうしてPCの前でヒッキーやってたりする(篭)明日もゴールデンウィークで1stコール、おまけに明日も快晴。始末が悪い事に、ゲーム参戦を予定していた8日は雲行きが怪しいと来たもんだ。全くもって不愉快である。

 ヒマなので読書したりする:

君主論 (岩波文庫)

君主論 (岩波文庫)

 ワタクシがまた萌え系の本を持ち出してくると思った諸君、残念!!(斬)マキアヴェッリのこの本は学生時代から読んでいる一冊だが、何回読んでも良く出来た本である。"建前"とか"良識"といった不特定要素をバッサリと切り捨て、人間の本質(ある意味真実)にズバリと切り込んでゆく。人間の誰もが多かれ少なかれ持つ支配したい/支配されたいという願望、基本的に人間は利己的で欲望に忠実であるという本質をズバリ指摘し、それを政治、社会、安全保障に絡めた国家のかくあるべき理想を示している。

 この手のある意味極右的な本が200年以上経った今でも脈々と語り継がれているのは、やはりそれらが赤裸々で醜くとも、ストライクゾーンのド真ん中を突く真実であるからだろう、とワタクシは考えたりする。旧社会党とか共産党とかそっち系の人々が戦後何百万、何千万と語っても民衆の支持が得られないのは、そこに真実が見えないからであろう。人間の"真実"を無視して奇麗事ばかり並べても、人々は教養の有る無しに関らず、意識的あるいは無意識的にそれらの胡散臭さに気づくモンである。いくら球が速くて鋭く変化しても、ストライクゾーンに入らなければアウトが取れないのと一緒である。

 さて、堅苦しい話はこれ位にして、「ロマンシング サガ」の続きでもやるとしよう(笑)何らかんら言いながら、結局は硬派になりきれない今日この頃であった。