ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「もしある人が自分の不幸な出来事について話したら、そこには何か楽しんでいるものがあると思って差し支えない。何故ならば、本当に惨めさだけしかないとしたら、その人はそんなことを口にしないだろうから」
By サミュエル・ジョンソン
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
秋田の某大学の研究所より戻ってまいりました。んでもって、簡単な報告。これは向こうのS教授及びスタッフの方々とワタクシとの会話の一部である:
「君は人の頼みを断ったり、人のグチを聞き逸らすのが得意な方かね?」
「いいえ、ワタクシはそういうのはどっちかと言うと苦手です」
「それじゃぁ、精神科はちょっと厳しいかもな」
「・・・・・・��( ̄Д ̄;)へ??・・・・・」
この会話で"交渉決裂"はほぼ決まったモンである。
概要はこうである。睡眠だけではメシは食えない、よってここ(秋田)で睡眠をやっていくためには精神科としてもやっていかなきゃいけない。ところが、この精神科とやらが厄介な所で、人間の"狂気"を受け止めなければいけないのだが、この"狂気"と言うものは限がない物である。そこで必要なのが、必要最低限の"狂気"だけを受け止め治療し、後は患者が害された気分にならないよう上手く右耳から左耳に通す能力が必要なのである。
帰って頭を冷やしてからじっくり考えてみたのだが、ワタクシが今まで会った精神科医は多かれ少なかれワタクシの話を聞き逸らしていた。巷に良く聞く(?)「精神科に入局した自分の知り合いが、逆に物事の判別がつかなくなった」と言う話の正体はこれだったのである。つまりは、来る患者さん全ての"狂気"を受け止めていたら、とてもじゃないが自分の"正気"が持たなくなる。話を逸らす技術というのは限の無い"狂気"を押さえるだけでなく、自分の"正気"を守る為にも必要なのである。
ワタクシですか?自慢じゃないけど、人に頼まれ事をされたら少々無理しても引き受けますし、電話でもメールでも来たら必ずレスするように努力してます、ハイ(笑)確かにこの様な0か1のデジタル系ストレート・エッジ野郎には、精神科の様な極限ギリギリの人間同士の駆け引きは無理である。多分、向こうのスタッフ一同ワタクシとのメールの遣り取りや話し方や素振りを見てそれを感じ取っていたのであろう。
何はともあれ、これでまた振り出しに戻ってしまったわけである。向こうの先生が最後に言っていたのが「とにかく休もう。そしてその後の事はゆっくり考えよう。こっちからも何か君に向いた睡眠関係の研究etcが見つかったらまた連絡するから」とは言っていたものの、出来るのなら早めになんか見つけたいモンである。疲れているせいか、締めのギャグが出てこない今日この頃であった。