アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

RACING

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「山は動かざれども、海は常に動けり。動かざるは眠の如く、死の如し。しかも海は動けり。常に動けり。これ不断の覚醒なり。不朽の自由なり」

                              By 石川啄木


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 結局秋田の件はポシャってしまったわけであるが、他にやることがあるか?と聞かれたら答えは「無い」である。残念な事にワタクシは失敗した後バカンスを楽しめるほど図太い神経はしていない。いい景色も視神経を通り過ぎるだけ、美味い物も腸を通過するのみである。見学が終わったあとはさっさとホテルに帰って、BSかBBCを見て、眠くなったら寝て、ただそれだけである。そんでもって、疲れが抜けたらホテルをチェックアウトしてとっとと帰る。結局収穫は無かった訳だが・・・いや待てよ、精神科という所がどんな所か分かっただけでも収穫かな。


 まだ秋とはいえ、北国はそれなりに寒い物である。クルマの発進前に十分に暖気を取る必要がある。アイドリングのエンジン音がこう言っている様に聞こえる「長旅お疲れ様ですわ。結果はまぁ、仕方が無ければ仕方が無いのですが、せめて帰り道ぐらいは楽しませて差し上げますわ。貴方が半人前なのはこの際気にしないで下さいまし。わたくしがカバーして差し上げますから、ドライビングプレジャーを存分に楽しんでくださいな」と。


 言われた通りに秋田市内→秋田道へ。秋田道は一車線だから仕方が無いとして、東北自動車道に入ったらこっちの物。ハッキリ言って、東北自動車道は監視が大甘である。覆面は殆どいなかったし、機械は100キロごとにオービスがある程度。こんなモノ【コムテックGL760】の前には無力である。一応、居眠り防止兼減速用に緩いカーブが連続していて長い直線が殆ど無いが、そんなモン"トリックマスター"にとっては屁でも何でも無い。


 これは即ち、ワタクシと"彼女"に「思いっきり走って下さい」って言っているような物である。んでもって、お言葉に甘えて思いっきり走らせてもらったりする(笑)エンジンは常に高回転をキープ、それでも車体は全くと言って良いほどブレない。速度をドンドン上げていって、東名で出した最高速度を超えたスピードを超えていても、それでも余裕で東北自動車道の連続カーブを車体を滑らす事無く曲がっていくのである。恐るべし"トリックマスター"!


 某ヒラリーマン新人議員のセリフでは無いが、私の好きな歌の歌詞に「行こうぜ、ピリオドの向こうへ!」というのがある。【スピードモニター】の力を借りて行って来ましたピリオドの向こうへ、ハイ(爆)余裕で行けました、ハイ(原爆)しかも出たのは直線でなくカーブでです、ハイ(水爆)「ココで事故ったら、ワタクシ確実に死ぬな」と思って減速しました、ハイ(核融合爆)その後前方を見ると、3キロ先の追い越し車線のクルマが、まだワタクシがそこまで行っていないにも関らず走行車線に移動しました、ハイ(中性子爆)。


 減速後のエキゾースト音がこう言っている様にも聞こえる「あらまぁ、もうお終いですの、わたくしはまだまだ余裕がありましてよ。半人前なのは前々から承知でしたが、その上チキンでしたのねw。ピリオドの向こうはお気に召しましたかしら。わたくしに相応しい殿方になるのはまだまだ先の話ですわね、もっと精進して下さいまし、半人前チキンさん」と(滅)


 茅ヶ崎秋田市茅ヶ崎で合計約1400km、休憩及びガス補給を除けば走行時間約12時間という、何とも無茶で、無謀で、無計画な大ツーリングとなったわけだが、その間安全(?????)に乗りこなしただけでも大きな収穫である。あと純正のバケットシートも悪く無い、今すぐレカロに変える必要はなさそうである。問題はエンジン熱であるが、こちらはクーラント液やエンジンオイルを研究してみようと思う。日記を書き始めて以来、久々にタイトルと内容が(ほぼ)一致したと感じる今日この頃であった。