アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

LIBERAL ANIMATION

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「この危ない音を一体どうすればいいんだ?やれやれ、きっと俺達は町から放り出されるぜ」

By エルヴィス・プレスリーのギタリスト 〜 エルヴィスのデビュー時を振り返って


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 Yahooでニュースを検索してみると、やっぱりというか当然というか、話題になったのは紅白歌合戦(以後紅白)の視聴率とその裏番組の話題。何せ43%近くも取っておいて、関係者から言わせれば"惨敗"との事らしいのである。ワタクシはいつも疑問に思うのだが、紅白のプロデューサーって何を目標にして番組作っているのであろうか。まさか未来永劫に渡って紅白を視聴率50%以上の国民的番組にし続けるのが目標なのであろうか。だとしたら、時代錯誤も甚だしいとしか言いようが無い。


 「全米2005年度10大スポーツニュース」で堂々1位に上げられ、アメリカの国民的娯楽でもあるシカゴ・ホワイトソックスワールドシリーズ制覇時の視聴率が20%弱なのである。この数字が示すように、インターネットやケーブルテレビや衛星放送が全盛期である21世紀に、今やラジオの次に最も古い放送媒体であるアナログ地上波で毎年50%以上をキープするといった20世紀半ばの発想が通用する訳ないのである。


 こう言うと「そういうお前がもし紅白のプロデューサーだったらどうするんだ?」という質問が返ってきそうである。そこで不肖・過眠症医師ロンの考える紅白再生案を幾つか挙げてみましょう:


紅白再生案・その一:超スケールアップ


 国内のトップアーティストは言うまでも無く、海外を巻き込んで世界レベルの紅白にしちゃう。紅組にはブリトニー・スピアーズクリスティーナ・アギレラアヴリル・ラヴィーンアシュリー・シンプソン。白組はグリーン・ディにオアシスにロビー・ウイリアムスにボン・ジョヴィ。紅組のトリはマライア・キャリーで、白組のトリはローリング・ストーンズ!!


 これだけのメンツ揃えれば、流石のPRIDEもK-1も太刀打ち出来ない。J-POPや洋楽のファンを取り込めるのは勿論、普段音楽に興味の無い人だってこの超豪華なメンツを見れば「見たい!」と思うはずである・・・・・・ってダメか。これだけのメンツを、通常年末年始は完全オフを取るのが習慣になっている向こうの芸能界において、説得して集めるなんていうのはどう考えても無理である(-_-;)


紅白再生案・その2:唯我独尊を貫く


 どうも「国民の皆様、どうか紅白を見てください、御願いします」っていう態度を取る→「紅白も落ちたもんだ」って言われて見られなくなる→すると更に視聴者に擦り寄る。どうもここ最近の紅白はこれの悪循環にハマっているのである。それならば、いっその事擦り寄るのを止めてしまえばいい。そもそもNHKなんだから、本来視聴率に必要以上に四苦八苦する必要など無いはずなのである。


 そこで「今は多様化社会です」って視聴率との決別宣言しちゃって、視聴者に媚を売るのを止める。番組の方は1つのジャンルにこだわる事無く、売れてる売れていないに関らず、良い歌を提供しているアーティストを音楽が解るスタッフが選ぶ→「紅白は音楽好きの心が良く解っている」と評判が上がる→2次的に視聴率アップ、という計画である・・・・・・・が、どうもこれもダメそうである。どう考えてもこの方法だと結果が出るまで10年以上は楽にかかる。その間にNHKが先に無くなりそうである(-_-;)


 とどのつまり、紅白を視聴率70%だった頃に戻すなんていう事は無理なのである。とある雑誌で書いてあったのが「最後の紅白」を宣言し、その話題性と浪花節が大好きな日本人の情緒を上手く突けば50%を超えるのではないか、と言っていたが、マジでそれしか方法が無いようである。とまぁ、偉そうに能書き垂れているワタクシ自身はJ-POPにも歌謡曲にも全く興味が無く、大晦日は格闘技見ていた事を告白する今日この頃であった。