アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

WE CARE A LOT

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「平等が自然の法則であることは間違いである。自然は何一つ平等なものを作っていない。自然の法則は服従と隷属である」

By マルク・ド・ヴォーヴナルグ


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 レンタカーですが、僅か2日で返してしまいました、ハイ(爆)全世界で年間8万台を売り、30年以上日本のベストセラー車であり続ける"ザ・キング・オブ・大衆車"のトヨタ・カローラ。でもやはり、ワタクシにはコレに乗り続ける事が出来ませんでした、ハイ(核爆)萌えるために生き、生きるために萌える男、不肖・過眠症医師ロン、"萎え"に身を任すよりかは自ら身を引く事を選んでしまいました、ハイ(水爆)


 だが、カローラはそんなに悪い車なのか、と聞かれたら答えは「ノー」である。用事で神奈川を離れたりして合計約300km程走ってみたのだが、初めて乗ったとは思えないぐらいスムーズに運転出来た。AT車という事もあるのだろうが、"街乗り"に限定してしまえばこれ程使いやすいクルマは無い。前日の日記では散々カローラを扱き下ろしてしまったので、本日は名誉回復と行こう(笑)


 まず、室内が広い。5ナンバーとは思えないぐらいの室内の広さである。あと計器が速度計と水温と燃料の三つしかなく、しかも大きく見やすい。NA車だからアクセルを踏んだ分だけ速度が滑らかに上がる。スイッチ類も分かり易い場所に分かり易く付いている。3ナンバーなのに室内が狭く、速度計でなくタコメーターが真ん中にあって、ヘタにアクセルを踏むとドカンとターボ加速する某WRC直系ピュアスポーツセダンの方が普通でないのである(笑)


 走らせてみると、昨日の心配がウソの様に無くなっている。高速道路でも素直に前後のクルマとピッタリ合わせて走れるのである。でもって、加速したい時はそれなりにスピードは出るので追い越しも意外と苦にならない。流石に、後ろからポルシェ・ケイマンやBMWのMシリーズが来たら道を譲るが(笑)それでも通常の軽自動車よりも高速道路で乗りやすい事は変わりが無い。ちょっと踏むだけであっという間に前に追いついてしまうため、高速道路でもアクセルを控えめにしなければならず、時には煽るつもりは毛頭無いのに、後ろから来るだけで道を譲られてしまう某WRC直系ピュアスポーツセダンの方が普通でないのである(笑)


 あと4速AT、これは楽である。ATがこんなに楽だなんて生まれて初めて知った(爆)クルマを止める時もブレーキを踏むだけで良いし、発進する時はアクセルを踏むだけで良い。渋滞の時もクリープを使えばブレーキ操作だけで楽々進める。大出力エンジンを支えるためクラッチが重く、加速力アップのためアクセルは逆に軽く、渋滞にハマると左足は重労働で疲れて、右足は神経の使いすぎで疲れる某WRC直系ピュアスポーツセダンの方が普通でないのである(笑)


 あと最後は燃費である。300km近く走ったのに燃料はまだ2/3も残っていた、燃費は約17〜18km/Lといった所であろうか。勿論、言うまでも無くガソリンはレギュラーである。あとメンテナンスもオイル交換は15000キロに1回、ATFについてはそれ以上である。よーするに、毎年の車検さえ行っていれば、殆どメンテナンスフリーに近いモンがあるのである。ハイオクで7〜8km/Lしか走れず、水平対向エンジンのためエンジンオイル選びが大変で、LSDが前、中、後と3つも付いており、しかも機械式LSDだからエンジンオイルと同じぐらいデフオイル交換に気を遣わなければいけない某WRC直系ピュアスポーツセダンの方が普通でないのである(笑)


 よーするに、クルマ=人と荷物を移動させるためのツールとして捉え、それ以上のモノを求めていないのならカローラは実に理に適った選択なのである。30年以上もベストセラーを続けられるのも今となっては理解出来る。が、ここにクルマにそれ以上を求める男が一人。萌えるために生き、生きるために萌える男、不肖・過眠症医師ロン。普通でない某WRC直系ピュアスポーツセダンを敢て求める今日この頃であった。