アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

HIGH VOLTAGE

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「食べ物にしても情報にしても、要らないものを取らないという事は僕の中では大切な事です。そうしないと絵も無駄な線が多くなる。作品の中で無駄なものを無くしたいんですね。自分自身の生活から律していかないとそれは絶対に表現できないと思うんですよ」

By 片岡鶴太郎


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 どうやらサバゲーのレギュレーションが今までのように紳士協定ではなく、モノホンの法律で決まることになりそうとの事である。正確に言うと「1平方センチ当たり20ジュール以上を空気銃、同3.5ジュール以上を準空気銃」であるらしいのだが、これをワタクシ達ゲーマーがやるように弾速計で図ると、丁度1ジュール相当になるとの事である。つまり、1ジュール以上のエアガンは全て届け空気銃扱い→所持に許可が必要で使用法に制限が出る、という訳である。


 ワタクシとしては、この法律には賛成である。ワタクシの経験からして「趣味はサバゲーです」って言うと面倒な事になるのが殆どである。未だにハイパワー時代の悪評や偏見が根強くて「危ない事を趣味にしている」と思われる事が多く、その度ワタクシが「今のサバゲーは1ジュール規制があって、ゲーム時は必ずゴーグルをするから安全で・・・・・」という説明を小一時間ほど付け加えなければいけないのである。これを「趣味はサバゲーです」言う度にやらなきゃいけないのだからもう大変。ここ最近はその説明が面倒くさいので、「趣味はサバゲーです」と言わない事にしている。


 が、この規制が可決されれば、危険なハイパワー銃でゲームをする連中を完全に取り締まる事が出来なくても、それを大幅に抑制することには繋がる。あとは時間が掛かるかも知れないが「モデルガン=改造で実弾が発射できる危険なモノ」という認識が時と共に薄れてきたように、やがて「サバイバルゲーム=小動物を殺せるような危険な道具で撃ち合う遊び」という認識が薄れて、今までアンダーグラウンドに篭らざるを得なかったサバイバルゲームが、今度こそ陽の当たる場所に進出できる事をゲーマーの一人として願って止まないのである。


 で、話は変わって、仮に1ジュール以上が規制の対象になったら、スナイパーの立場はどうなってしまうのであろうか。今までは2段アクションの単発というハンディーを補うために、ボルトアクションライフルに限っては1.2〜1.5ジュール(フィールドによって区々)というアドバンテージを与えられていたのだが、規制後はこれが無くなる→スナイパー冬の時代、という事になってしまうわけである。


 ワタクシは電動ガン中心で、銃は全て1ジュール以内であるから規制されても問題無いのだが、スナイパー中心のチームや30mチャレンジの方々など、ボルトアクションに全てを注ぎ込んできたダイハードな方々は一体どうなってしまうのであろうか:
①たとえ1ジュールになろうとも、ダイハードにボルトアクション一筋。
②これを機に電動へ転向。
③闇に潜って密かに続ける。
④その他
まぁ恐らくは多くが②に流れるであろうが、ダイハード中のダイハードな方々は恐らく①であろう。ワタクシも経験したことがあるから分かるのだが、ボルトアクションでのヘッドショットは一度味わうと病み付きになりそうになる。そう簡単にやめられるものでは無い。


 またまた話は変わって、最近の東京マルイの新製品ラッシュには驚かされるばかりである。何と以前から噂されていた大型電動の89式小銃がもう出来上がっていたのである。何せ自衛隊の訓練用に防衛庁から東京マルイに受注されていて、今月末にはもう自衛隊に納入するとの事である。で、我々一般ユーザー向けに今年夏には発売されるとの事である。


 ワタクシは89式小銃は好きでは無いが、電動ガンを「サバゲーにて相手を倒すためのツール」として捉えているワタクシにとっては、その戦闘能力に期待大である。"師匠"が仰られていたのであるが、89式小銃というものは日本製だけあって日本人の身体にジャストフィットするような作りになっているとの事である。この「身体に馴染みやすい」というのが武器を選ぶ上で非常に重要なポイントである。


 あと89式小銃の構造からして、電動ガンの命中率を大きく左右する「首周りとチャンバー周囲の気密」は良好なものと思われる。更にはM16系のマガジンを使用できる事も大きな利点である。実物、レプリカを問わず、各種タクティカルギアという物はM16系のライフルを使うことを前提にしているものが多いため、M16系のマガジンを使用する89式小銃はそれだけで戦術の幅を広げられるのである。こうして今年もまた素晴らしいサバゲー生活を予感してしまう今日この頃であった。