ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「密かに我が身の目付に頼みおき、時々異見を承わり、我が身の善悪を聞きて万事に心を付けること、将たる者、第一の要務なり」
By 豊臣秀吉
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
さて、前回の話の続きである。今回ゲームする予定だったのは、サバゲーマーなら知る人ぞ知る御殿場玉穂フィールドである。かつて東海地方では名の知れたフィールドの一つである。ここでワタクシが「かつて」と入れた理由は置いとくとして、フィールドについて簡単にインプレしてみようと思う。
まずは立地条件、人里からかなり離れている上にアクセスも良い。ただし、クルマで行けばの話ではあるが。次に広さ、メチャクチャ広い。駐車場も広ければセーフティーゾーンも広い、フィールドはもっと広い。これなら100人はおろか200人、300人でも十分対応できる広さである。フィールドは前回でもいったように起伏とブッシュが少なく、見通しが非常に良い。遠距離での撃ち合いがメインになりそうである。
さて、このフィールドの特徴としてエクセルの黒色BB弾の使用義務があり(現在は緩和されて、バイオ弾ならOK)、それがこの黒色BB弾が「御殿場ブラック」と呼ばれる所以でもある。この「御殿場ブラック」だが、花崗岩中心の御殿場の土壌とマッチしていて地面に落としても殆どそれと分からない。だからこそこのBB弾が指定されたのであろう。
ワタクシはこのBB弾を使った経験は無いのだが、使っている人のを見ると弾道が殆ど見えない。普通に使っても弾道が見えないのに加えて、この御殿場の景色がミックスすると弾道と反射角度から相手を割り出すのは至難の業であろう。これで更にサイレンサーやメカボの消音化などで音まで消されると・・・・・((((;゜Д゜)))ガクガクブルブルである。
御殿場ブラックでフィールドにBB弾は殆ど見えない・・・・・はずなのであるが、地面を見てみると真っ白なBB弾がチラホラ。エクセルのバイオBB弾のラインナップに白色は無いし、マルイのバイオBB弾も白色では無い。一応SⅡSから白色のバイオBB弾が出ているが、知名度はエクセルやマルイのそれと比べると圧倒的に低い。確信ではないが、おそらくは本来禁止されているセミバイオ弾であろう。
さて、ワタクシが「かつて」と言った理由も、この白色BB弾の中に答えがあるのである。この御殿場玉穂フィールド、かつては毎月ゲームを開催している有料フィールドであったのである。が、白色BB弾が示すようにレギュレーションを守れない輩、正々堂々とヒット申告しない輩、マナーを守らない輩が増殖し、そこから生まれるトラブルの続発が相次いで、終いには業を煮やした開催者がゲーム開催を中止してしまったのである。現在は御殿場市役所に許可を取る形で、1万円でフィールドを借り切る形式となっている。
この展開、某相模原のフィールドとそっくりである。良いフィールドと評判が立つ→人が多くなる→レギュ違反、ゾンビ、マナー無視が横行→度重なるトラブル→主催者キレる、といった悪循環である。このまま行ってしまうと、相模原も御殿場の二の舞になってしまうのであろうか。現にもう主催者は既に何回もキレているし、ワタクシが最後に行った時も改善どころか更に悪化していた有様である。こうなると悲観的にならざるを得ない。
やはり「サバイバルゲーム≒遊び≒自分が楽しんでナンボ」の域をまだ脱していない現状があるのであろう。モータースポーツなんかではレギュレーションやマナーを守れない輩はナンバー控えられた上で出禁を喰らう。フェアプレーの精神から逸脱しているのは勿論、他人を危険に巻き込むからである。言うまでも無く他のスポーツも反則に対しては厳しい措置が取られるのは当たり前のことである。
本来サバゲーもモータースポーツや他のスポーツ同様他人を危険に巻き込む可能性がある故レギュやマナーは厳密に守られる必要があるのだが、そこで上記の「サバイバルゲーム≒遊び≒自分が楽しんでナンボ」の図式があるからレギュレーションやマナーをスポーツのそれと同様に本気で捉える人が少なくなるのであろう。とはいっても今回の改正銃刀法が示すように、サバイバルゲームがスポーツとして認められるまでの道のりはまだまだ長い事を認識せざるを得ない今日この頃であった。