アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

MONEY

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「富を欲するか。恥を忍べ、傾絶せよ。故旧を絶ちて、義と背け。(恥に耐え、命の限りに全力を尽くせ。旧友との交際を絶ち、義理に背け。もし富を得たいのならば)」

By 孟子


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 今日はまたコスプレの話。前々回の日記を読み返してみると、どーもワタクシがコスプレ嫌いな印象を与えてしまうような感じがしたので、これはコスプレをされているロンマニアの方々に失礼なのではないか、と感じたため改めて書き直すことにしたのである。


 まず繰り返し言うが、ワタクシは決してコスプレが嫌いだとか、そういうわけではないという事である。100%オリジナルな人間など存在せず、1つの創造は100の模倣の上から成り立っているとワタクシは考えている。つまり人間は皆肉体的・精神的なコスプレしているというわけである(笑)幼稚園のお遊戯も、学校の授業も、大学の講義も、会社の研修も、全ては模倣である。コスプレをしている人間を笑う人達がいても、ワタクシは「お前らもコスプレしているだろ!」と反論するワケである。


 ただ問題は、その「程度」である。「何故コスプレが笑われるか」という事を考えると、理由が2つほど浮かぶ。1つ目はいわゆる「一般社会の認知度の低さと不理解」である。コスプレイヤーがよく写真撮影やHP掲載を拒否したりするのも、多くはこの理由ゆえであろう。が、良く考えれば理由はもう一つ浮かぶ。それは「傍から見て滑稽」というものである。


 外国に限らず日本でも物真似を芸にしている人が大勢いて、いわばその人達も広義で言えば"コスプレイヤー"であるのだが、彼らは笑われるどころか(一部笑いのネタにする人もいるが)拍手喝采を受けていたりするのである。何が違うかと言えば、彼らは"コスプレ"に命掛けているのである。身振り手振りをビデオテープが擦り切れるまで何度も見て、鏡の前で何百回と練習して、歌をそれこそ耳にタコが出来るぐらい聴いて、声が枯れるまで練習する。そうして初めて徹底した模倣ゆえに評価されるのであるとワタクシは考える。


 だからワタクシがコスプレをやるとしたら、衣装を作るより先に大幅な食事制限をかけ体重を減らし、その上でそれこそ週5〜6回スポーツジムに通って筋トレに努めるであろう。マンガでもアニメでも映画でも、鍛えてない肥満体キャラクターなんていない。特に主役級になるとスマート&筋肉質体型なんてのは常識である。一部肥満体型のキャラもいたりするのだが、それでも筋肉質である場合が殆どである。鍛えてない肥満体キャラが居たとしても、それは殆どの場合悪役かチョイ役であり、コスプレしても「誰それ?」って言われるのがオチである。


 アニメやマンガもそうだが、特に特殊部隊系のコスプレするとなったら、それこそハンパじゃないぐらい身体を鍛えなきゃ勤まらないであろう。「唯一の良かった日は昨日である」って言葉があるぐらい特殊部隊の隊員は身体を鍛えており、それ故にあの装備がカッコよく見えるのであるとワタクシは考える。だからワタクシは装備の年代には殆どこだわらず、迷彩効果と利便性でBDUとタクティカルギアを選んでいるのである。


 はい( ・◇・)?「たかがコスプレで、そこまでする必要があるのか?」と仰いましたでしょうか?ワタクシの答えは「ある」でございます。それでメシ食ってる人達なんかは、それこそ整形手術や豊胸手術(女性の場合)までやる人なんて死ぬほどいます。そこまでやって初めて拍手を受けるようなコスプレが出来るのではないかと考えております、ハイ。


 でもって、ワタクシはといえば、ストレスが貯まるから食事制限がままならないし、時間が無くて面倒くさいからジム行かないし、整形手術なんてモノは仕事柄麻酔の怖さを知っているだけにノーサンキュー、と偉そうな事を言っておきながら、思いっきりヘタレな自分を自覚する今日この頃であった。