ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「運命は神の考えることだ。人間は人間らしく働けばそれで結構である」
By 夏目漱石
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
医師会という名の連中と付き合うのは、もう殆ど「無駄な疲労」以外の何でもない気がするのである。マックとウィンドウズの違いも分からないような爺サマ達が組織を牛耳っているモンだから、もうやる事なす事全てが前近代的で非効率的、しかも改革なんぞ考えようモンなら言葉に出した時点でアウト。オマケにやたらと仲間意識が強いモンだから、個人の問題に介入してきて事がややこしくなる事もしばしば。当然"既得権益"なるモノは組織の総力を挙げてスクラム組んで守りに入る。自民党が医師会に頭が上がらないのも頷ける話である。
勿論、医師会の人間が全てそうだとは限らないし、中には上手く行っている所もあるであろう。とは言っても、開業医の論理で総合病院の方針にケチ付けて欲しくないモンである。ワタクシが開業したくない理由の一つに「医師会との付き合い」があったのだが、やっぱりワタクシはこのテの頭の固いティラノザウルス的思考の連中とは上手く付き合って行けそうに無いのである。残念ながらワタクシには"水戸黄門"を30年も見続けるようなマネは出来ないのである。マンネリや閉塞感に耐え切れなくなって、発狂するかロボット化してしまうかのどっちかだからである。
まぁ、連中とは付かず離れずで、互いに害にならない程度に上辺だけ取り繕えばOKであろう。さて、ヽ(・_・ヽ)医師会の話は・・・(ノ-"-)ノ ポイッ!と捨てといて、違う話題にするとしよう。最近、"GTミニバン"なる物をしょっちゅう目にするようになったのである。【分家ブログ】にも書いたのだが、ここ最近インチアップホイール、シャコタン、砲弾型マフラー、GTウィング等を装備したミニバンをやたらと目にするのである。そういうカスタムをする人達の心理を知る事は勿論必要だと思うのだが、それでもやっぱり理解不能である。
調べてみると、足回りや外装エアロパーツは言うまでも無く、果てはボディー補強、レーシング用大口径ブレーキキャリパー、ボルトオンターボ、スーパーチャージャー装着、吸排気カスタム、ROMチューンまであるというのだから、もはやスポーツカーのレベルと遜色ない所までミニバンのカスタムというモンは進化していたのである。が、疑問点は「コレで何がしたいの?」という点である。幾らブーストアップしても、幾ら足回りをガチガチに固めても、ミニバンはミニバンである。車重(とそのバランス)、cd値(空気抵抗計数)、シャシーの基本構造などはどこまで行ってもミニバンなのである。走れても、止まって曲がれるかは甚だ疑問である。
次に、そこまでやったらミニバンがミニバンでなくなってしまうのではないかと思うところである。ミニバンの何が良いかと聞かれたら「大量の荷物と多人数を快適に運べる事」である。これでインチアップして車高を下げようものなら、本来重たいミニバンである。乗り心地が悪くなる上にサスが底突きする事請け合い無しである。この時点で「快適さ」は完全にアウトである。それにこの状態だと路面の状態がモロに車内に入ってくるから、積んでる荷物にも一緒に乗っている同乗者にも優しくないはずである。これだったら最初からツーリングワゴンかSUVを買った方が遥かにマシと考えるのはワタクシだけであろうか。ワタクシなら間違いなくそうする。
とはいえ、そもそもの国土が狭く駐車場代も高い上に、未だ不景気が続いている現在において、セカンドカーを持つというのは大変な事なのであろう。だったら1台で全てを賄えるクルマを選択するのはある意味必然と言って良いであろう。現に、先月の新車売れ行きトップ10は、カローラを除けば残りは全てミニバンとコンパクトカーである。でもって、走ること以外に取り柄の無いRX-7、GT-R、NSX、セリカ、インテグラといったスポーツモデルは次々と生産中止。でもって、今あるモデルさえも将来消えるのではないかと言われている車種もあるとの事である。クルマ好きには何とも世知辛い世の中である(-_-;)
昔はスポーツカーというものは"その自動車メーカーの最高技術の象徴"みたいな所があって、売れても売れなくても各社開発にしのぎを削り互いの技術力を競い合うようにしてスポーツカーを作っていたのだが、やはり不況になるとそうは言っていられなくなるようである。「景気は回復する」と予測されていても、やはり現状が厳しい事には変わりは無いのであろう。あの頑ななまでに大衆迎合を嫌い「良いモノを作れば必ず売れる」と言い続けてきたスバルですら、現在ミニバンを開発しているのである(憂)「石を投げればミニバン/コンパクトカーに当たる」といった日本のクルマ社会は当分変わらない気がする今日この頃であった。