ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m
「死のうと思っていた。今年の正月、よそから着物一反もらった。お年玉としてである。着物の布地は麻であった。鼠色の細かい縞目が織り込まれていた。これは夏に着る着物であろう。夏まで生きていようと思った」
By 太宰治
といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。
以前から気になっていたクルマが一台ある。ダイハツの【コペン・アルティメットエディション】である。以前、サンバーに乗った時に「お、軽にしては走るな」と感心して、それ以来「軽自動車も極めると面白いかも知れないな」と考えていたのだが、マジで極めちゃった軽が出てきたのである。BBS製15インチ鍛造アルミホイール、ビルシュタイン製ショックアブソーバー、momo製本革ステアリングホイール、レカロ製セミバケットシートに加え補強シャシーと来たモンである。
もうこれだけで「天晴れダイハツ、よくぞ時代に逆行してくれた!」である。ただでさえ軽い上にバネ下重量が更に下がって、動きがサンバーのそれとは比べモンにならない程キビキビしている事が容易に想像できる。それをビルシュタインがシッカリと支えて、路面の気持ち良い感覚を身体を包み込むレカロシートから伝わってくる。クルマが小さい分だけ「自分が走っている」っていう感覚がより強く感じられてる事が容易に想像できる。軽に最高速度なんてハナッから求めていないから、64ps/11.2kg・mという非力さも問題にならないであろう。もし運転できるモンなら、これで峠を走ってみたいモンである。きっとムチャクチャ楽しいだろう事が想像できるからである。
「いいかロン、クルマっていうモンは靴と一緒なんだ。履くヤツの用途や美学によって一人ひとり違うのが当たり前なんだ。それに対して速いか遅いかなんていう論議はナンセンスなんだ」というのが"師匠"の教えである。分かりやすく言えば「○○が××より速い」とか「ニュルブルクリンクで△分□□秒」なんていうのはクルマを選ぶ上で何の基準にもならないし、ホントのクルマ好きならそんな事は全く気にせず、自分の思う走りをするクルマを選ぶモンである。だから上記のコペンに乗るヤツも、ミニクーパーSに乗るヤツも、ケーターハム・スーパー7に乗るヤツも立派な"クルマ好き"で"スポーツカー乗り"なのであり、そこに速いか遅いかの論議はするだけ無粋というモンだ。平ったく言うと、こういった所であろうか。
そう考えると、ワタクシが今やってる【みんカラ】で色んな人がいても、別にワタクシは気にする必要は全く無いし、皆がやりたい様にやればいいし、ワタクシも自由にやれば良いだけの話であることに今更ながら気付いたりする(笑)生まれてからこの方、要領が悪いのは相変わらずである。インプでサーキットをガンガン攻めるも良し、サーキットには行かず峠や高速道路でワインディングを楽しむも良し、ファミリーカーとして使うのも良し、骨董品やプラモデルのように殆ど走らせずに鑑賞するのも良しなのである。とは言っても、これ1台で通勤とサバゲーとサーキットもこなそうと考えているのは、恐らくワタクシだけだと思うのだが(爆)
で、みんカラユーザーのロンマニアの皆様には大変失礼なのは百も承知で言うが、【みんカラ】では熱いヤツ、マジなヤツ、クレイジーなヤツは敬遠されがちな雰囲気があるのがワタクシとしては残念である。ワタクシは「クルマ好きに悪いヤツはいない」と考える性質である。だから仲良く穏やかにやるのもいいが、時には唾を飛ばしあって(って、モニター越しだから唾は飛ばないが/笑)論議しても良いのではないかと思うのである。悪い意味でのいがみ合いは賛同出来ないが、良い意味でのケンカは少しぐらいあっても良いのではと思う。相手から徹底的に論破されて大恥かいたとしても、それが成長の糧となるのならそれでも良いとワタクシは思うのである。「雨降って地固まる」ってヤツである。
これは以前、とあるショップで【みんカラ】仲間とライヴで会った時の話であるが、とある事柄についてその方の意見を伺ったところ、実はその方もワタクシと同じ考えだった事が分かったのである。が、その方は【みんカラ】内ではそれを発言出来ないというのである。理由は「その場の空気が悪くなるから」だそうである。結局【みんカラ】内ではワタクシの様にクルマに対してマジでクレイジーに熱くなるヤツは少数派で、多くは「ケンカせずに、みんなで仲良く楽しく」という、正に「みんなのカーライフ・略して"みんカラ"」的な雰囲気を望んでいる場合が殆どだったりするのである。
で、そんな中で小生・・・ぢゃなくてワタクシはどうするかといえば、ポパイの決めゼリフではないが「ワタクシはワタクシであり、それ以外の何でもない」という感じでやっていくのみである。場に迎合する必要もないし、場を変えようとする必要も無い。ココ(本家ブログ)同様ワタクシは書きたい事を書き、やりたい事をやる。コメントが来ようが来まいが気にする必要は無い。有意義なコメントには素直にシッカリと耳(眼?)を傾け、どーでもいいコメントや悪意のあるコメントにはギャグを効かせたレスを返す。とは言うものの、分かっちゃぁいるのだが孤独は寂しいモンである事を感じる今日この頃であった。