アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

INTO THE PANDEMONIUM

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「判断力は下積みの頃に培われるもの」

By ユースケ・サンタマリア


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 渋滞である、何処行っても渋滞である。東名、関越、常磐、東北、首都高は勿論の事、横浜新道や湾岸線までも渋滞。行きつけの【Super☆AUTOBACS TOKYO BAY東雲】にちょっとしたパーツの注文&取り付けのために早めの出発&遅めのピット予約をしてもギリギリだったのである。【みんカラ】でも多くの"お友達"が言っていたのだが、何と早朝5時から出発しても渋滞だったとの事である。てっきりピークは8月末だと思っていたのだが、実は今頃だったのである。とは言っても、明日は高速道路は使わないから問題ないのだが(笑)


 で、ピットで何をしたのかと問われれば、単に消耗品の強化品への交換である。実はクラッチフルードが25000kmも無交換だったのに気付いたため、先週同じ超自動後退ブレーキフルード交換した際に余った分を利用&ドサクサに紛れて強化品に交換したというワケである。お陰でクラッチが気持ち良く切れるようになって万々歳である。とまぁ、当分の間大掛かりなチューンはしないつもりである。コレみたいに消耗品を強化部品に交換するぐらいで、あとは走る事に重点を置く事にしている。てゆーか、今の状態でオーバーチューンな感じがして、ワタクシ自身性能を持て余しているというのが正解だったりする。


 で、そのついでに業界話もいくつか聞けたのだが、どうやら次期インプのハッチバック説はほぼ8〜9割確定らしいのである。日本がミニバン&コンパクト全盛期なのと一緒で、ヨーロッパはハッチバック全盛期なのである。何せ、ン百年前の外観や町並みをそのまま残してある→当然クルマに適していないから、セダンでもデカ過ぎて使い勝手が悪いのである。荷物をある程度積める小さいクルマ=ハッチバックというワケである。んでもって、ラリー人気の高いヨーロッパではインプは人気車種であるから、コレを機にヨーロッパでの売り込みを強化しよう、というワケである。


 とは言っても、今のままではワタクシは次のインプは買わないかも知れない。このクルマと一緒に過ごしていると、ホントに雑誌では分からない事が色々と分かってくるのである。ワタクシが次のインプに要求する点は3つである:


EJ20はもう古い:


 最近またランエボに巻き返された理由は、一言で言えば「エンジンの差」である。構造上ショートストロークピストンにならざるを得ない水平対向エンジンは、高回転まで回さないとパワーが出ないのである。いくらトルクで勝っていても、それは"高回転まで回したら"の話である。対するランエボ4G63は直4のロングストロークピストン→低回転でもパワーが出る、のである。そんでもってロングストロークピストンの弱点である高回転もMIVECによって補われてしまったのだから、まさしく"詰み"である。EJ20が名機なのは十分に分かっているのだが、もう旧式のエンジンなのである。


 かのアイルトン・セナも言っていたが「0.1〜0.2秒ぐらいならドラテクで何とかなるけど、1秒以上の差はマシンを変えないとどうにもならない」とあるのである。折角GDB-G型になってEL15というロングストローク化した新型エンジンが出てきたのだから、それを改良してストロークの長いエンジンが作れないかと常々思っているのだが、どうやら慢性的金欠病のスバルには難しいようである。うぉぉぉぉ!!カネ出せトヨタ!!!(意味不明)


ドライサンプにしろ:


 実は水平対向エンジンは、言われているほど低重心ではないのである。確かに直6とかV6とかと比べると低いかもしれないが、結局構造上エンジンの上に色々載ってしまうから、それら諸々の部品を加えると思ったほど低くは無かったりするのである。以前"師匠"がEJ20を評して「このエンジン、オイルパンでかいねぇ」と言っていたのを思い出す。そう、上に色々乗っかっているのもそうだが「オイルパンがでかい上にウェットサンプ」という点が重心を高くする1つの原因だったりするのである。同じ水平対向エンジンを積んだポルシェなんかは、そこんトコしっかりとドライサンプにしているのである。本気で走りに特化するんだったら、ドライサンプとラジエター&インタークーラー前方V字置きぐらいはやって欲しいモンである。


③高くなってもいいから、STiバージョンを徹底的に鍛え上げろ:


 最上級のSTiバージョンを買ったのに各部純正じゃダメな部分が多く、結局あっちこっち入れ替えて総額が購入費の倍近く。「これほどの超高性能車が300万円台で買える」というのも実は5割正しく5割ウソだったりする。結局、ホントに良いモノを望むのであればソレと同じ値段を掛けてカスタマイズしていかねばならんのである。だったら、最初からSTi製でも良いからアフターパーツ要らずのコンプリートカーに仕上げた方が良いというモンである。あとWRXは中途半端なので要らない。つまりはWRX→現在のSTiと同格に、STi→Sシリーズと同格に、こうすれば納得行くモンである。


 あと最大の問題は、ワタクシにソレを買うだけの余裕と能力があるかどうかなのだが(笑)この際不問としよう(爆)噂ではあるが超高級スーパースポーツだけでなく、シルビアやレビン・トレノといった軽量スポーツも復活の兆しがあると聞いたのである。何はともあれ未来が楽しみ&貯蓄は苦痛(滅)な今日この頃であった。