アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

CANDY FROM A STRANGER

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「幸せを語りなさい。貴方の苦悩を除いたところで、世界は悲しみに満ちているのだから」

By オリソン・スイート・マードン


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 そーいえば、例の走行会の受付が始まったのである。前回の日記でその事について言及した時にはまだ受付が正式に始まってなかったのでしなかったのだが、それもつい最近受付が始まったのである。で、"超"が付くほどのせっかちな我が"友人"【DEVILOCK君】の事である、受付開始当日のAM0.00に申し込みのメールを書くという荒業をやってのけるのであろう(笑)・・・と思ったら意外や意外。何と、全然送っていなかったのである。こりゃ最後の審判の第7のラッパが鳴り響く前兆かと不安に思ったワタクシは(爆)【DEVILOCK君】に話を聞いてみる事にしたのである。


 【DEVILOCK君】に話を聞いてみた所、"彼"はこう答えたのである「いやぁ、ドクターは勘が鋭い。でもちょっと違いますね。小生ならまず文章を先に書き上げておいて、受付当日に日付が切り替わった瞬間に"送信"ボタンを押して、1秒と待たずに速攻で申し込みましたね」との事であった(笑)でもそれをしなかったのは何故かと聞いてみると「それですけどねぇ、ドクターならお分かりかと思うのですけど、小生の口からは中々言い難い事なんですよねぇ;^_^A」その先は言わなくても想像付くから言わなくても良いとワタクシが言うと、【DEVILOCK君】は重い口を開いたのである。


 「完全に平行線なんですよねぇ(-_-;)小生の伝えたい事が全然伝わってなくて、結局何をどう説明しても自分の持論で結論付けちゃってるんですよ。向こうには蟠りも悪気も無いのは十分承知しています、でもこのままズルズル行ったらまた同じ事の繰り返しになる。小生の方は全然大丈夫なのですが、何て言いますか相手の立場に立っちゃうとどうもイタいので(´-`;)」ワタクシがそれを何とかするんじゃなかったのかねと尋ねると「メールが届く前はそうするつもりでした。ただあのメールを読んだ後でそれが出来るかどうかなんですよねぇ(-_-;)ドクターもご存知かと思うのですが、小生はイヤな事があるとすぐ顔に出ちゃうんで、走行会の当日にそれが相手にバレたらどうしようかと(´-`;)」


 更に話は続いて「小生はホントに凄く楽しみにしているんですよ、走行会。今までバーチャルでしか会話をした事のない"お友達"にライヴで会って話をしたいんですよ。"ジレンマ"ってこういう事なんでしょうねぇ(ノ_-;)」という事である。"彼"の言わんとしている事がワタクシにはよ〜〜く分かる、かつてワタクシも相当な問題児だったからである。サバゲー始めた頃の話であるが、その当時のワタクシは周りからの評判がひじょ〜〜に悪くて、"師匠"からマジで三行半を突きつけられる直前だった事もあるのである。今あの頃を思い出すと、マジで穴があったら入れ・・・ぢゃなくて(笑)入りたいぐらい恥ずかしい事を山ほどやっていたのである。勿論、自覚は無いに等しく、当時を知る"師匠"曰く、某フィールドではワタクシがいるだけで空気が悪くなるほどだったという。


 幸運にも首の皮1枚残した状態で何とか気付く事ができ、その後は"師匠"の教えの元でトライアル&エラーを繰り返しながら(未だに"エラー"の方が圧倒的に多いのだが^_^;)今のワタクシがいるのである。そして自分の後ろを振り返ってみた所、意外な事に気が付くのである。ワタクシが長い時間をかけて色々やってみて気付いた事っていうのは、実はすごく簡単な事だったという事である。分かりやすい言い方をすればジグソーパズルのピースが全て揃っていても、何もしなければただの破片である。肝心なのは絵を作り上げていく事なのである。極端な言い方をすれば、組み立てられていない100個の破片よりも、絵の一部として形を成している10個の破片の方が価値があるのである。更に言ってしまえば、破片は地球の裏側まで行かないと見つからないなんてモンではない、それは身近な人の中にあったり、自分の周りに落ちていたり、果ては自分のカバンの中に入っているのに今まで気付かなかった場合も結構多かったりする。


 さて、"かの人"がコレを読んでいるのかどうかはワタクシの知る所ではないが、1つ言えるのは【DEVILOCK君】は別に難しい事など何一つ求めていないという事である。答えは実に簡単な事なのであるが、ただ他人に教えられるのと自分で気付くのとではその意味の深さが雲泥の差だという事なのである。まぁワタクシも偉そうな事を言えるような大人物ではないし、上記で示したように未だに試行錯誤の連続である。答えは既に2/3程既に示されているのであり、コレに気付けば良いだけの話である。気付いたら気付いたで、余りにも他愛の無い答えにビックリする事請け合いナシである。


 とまぁ、こんな事ばかり言っていると"師匠"から「偉そうに生意気な事言うのはこの口かゴルァ(`Д´)」とお叱りを受けそうなので(注:実際の"師匠"はこの様な事は仰いませんし、決して恐い人ではありません。コレはあくまで一種のメタファーであり、ホントの"師匠"は穏やかなお方です、悪しからず/笑)コレぐらいにしておくとしよう(爆)まぁ、そもそもがライヴの世界に唯一の正解など無いのであり、大事なのは確かな主観性&客観性、それに"愛"である・・・と言いつつも、実はそー言うワタクシ自身が肝心要の"愛"についてまだ1割ほども理解が出来ていない事を逆に思い知る今日この頃であった。