アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

TINY MUSIC...SONGS FROM THE VATICAN GIFTSHOP

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「人々が自分に調和してくれるように望むのは非常に愚かだ」

By ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 さて、宣言通り本日のゲームレポートと行こう。本日は【honneamis様】とその御友人、それに"師匠"とワタクシの4人で【BLAM!!】まで遠征と相成った。特にわざわざ遠方から来て下さった前者の御二方には可能な限り満足して頂きたいと思い、ワタクシの持ちうる限りのサービスを提供するつもりで来たのである。運良く人数を8人というフィールドに丁度良い人数に出来て、滑り出しは上々である。【honneamis様】も"師匠"から直々に教えを授かって頂けて何よりである。ワタクシの目論見が非常に珍しく上手く行ったのである(笑)


 で、ワタクシの方はといえば・・・
「ロン、上手くなったじゃん。遠方から俺が顔を出すとピンポイントでそこに当ててくる」
「あ、ありがとうございます(-人-)」
「それだけ」
「へ・・・(・_・?)」
「お前、俺の姿が良く見えたのを不思議に感じなかった?」
「そ、そう言われればそうだったような(^_^;)」
「アレ、"見えた"んじゃ無くて"見せた"んだよねぇ( ̄ー ̄)」
「ハイ・・・( ̄▽ ̄;)」
「見せたら撃ってくるって分かっていたからねぇ。で、お前は予想通りの行動をしてきた」
「・・・・Σ( ̄Д ̄;)・・・・」
「ま、一言で言うと"お前はまだまだ修行が足りない"って事だよ(ー。ー)y~~~」
「・・・・・orz・・・・・」
とまぁ、色んな意味で絶好調である(笑)


 ゲームも何のトラブルも無く、気持ち良くスムーズに進行してきたのだが、午後に入ってトラブル発生。午後からやってきた人達がいて、ワタクシ達の方に混ぜて欲しいと言ってきたのである。「隣(一緒にやっていた他のチーム)に拒否されたので、何とかならないか」とフィールドマスターにお願いされてしまったためイヤとは言えず、人数が増えてしまうのはいざ仕方ないと思っていたのだが、これが思わぬ大誤算であったのである。問題はその"後から来た人達"だったりする、マナーが悪いとかゾンビだとかそういった問題ではなく、それ以外にもサバゲーをやる上での問題点なのである。


 新しく来た人達のリーダーがバリバリのオタクなのである。ワタクシも"師匠"も言っちゃぁ何だがオタクなので(笑)オタクを差別しないし偏見も持たない。ただし"nerd"でない限りは、である。以前の日記にも述べたが英語では「オタク」を"geek"と"nerd"の2種類に分けるのである。"geek"は良い意味でのマニアな人、例えるなら小ざっぱりしたライダースーツを身纏って、ドゥカティで週末ツーリングを楽しむような人。"nerd"は悪い意味でのオタクで、週末のアキバにゴロゴロいる小汚いカッコをしてアニメイトで屯している人である(爆)。ここまで言えば大体の予想は付くと思うが、新しく来た人達のリーダーは"nerd"なのである。


 ワタクシも"nerd"だったので人の事は言えないが(笑)"nerd"はハッキリ言ってウザいのである。他人の話に興味を持たず、やたらと自分の話や自分の持ちネタを語る。他人がソレに興味が無くても、その話にウンザリしていようがお構いなしに、である。ワタクシが"nerd"だった経験論からすると(爆)"nerd"は基本的に自分の世界の中でしか生きておらず、それゆえ自分のネタが最高だと本気で考えており、更にはソレをネタにして話せば皆の注目や喝采を浴びられるとマジで考えている場合が殆どである。それが万人に面白いモンであれば良いのだが、そうでない場合は迷惑千万な事この上ないのである。


 で、"師匠"は、「人に迷惑をかけない」という信念がある上この"nerd"を心底嫌っておられる。"師匠"はワタクシにこう言っておられたのである「俺が初めて会った時のお前が正に典型的な"nerd"だったんだぞ」と。そうなのである、ワタクシは正確に言えば「"geek"になれるよう努力している"nerd"」なのである。偉そうな事を言っているが、結局はワタクシもまだまだ"nerd"なのである。だからこそ"nerd"を見るとまるで過去のワタクシを見ているようで、羞恥心と自己嫌悪が思わず出てきてしまうのである。あと"nerd"だったからこそ外から出て上から眺めてみるとイタい位にソレがよく分かるのである。


 で、運が良かったと言うか何て言うか、ワタクシの場合心の片隅に「?」マークが残っており、"nerd"の世界に頭の天辺までドップリと漬かっていたのにも関わらず、右手だけはそこから這い出ようと必死に辺りを探っていて、その時に掴んだモノがたまたま"師匠"の袖だったというワケである(笑)そう、"nerd"は他人がどうこうして解決できるモンではないのである。解決する方法はただ1つ、心の中に「?」を抱き、自分が今漬かっている自己中心的な世界から右手を外部に向かって伸ばすしか方法は無いのである。無闇やたらに「助けたい」という気持ちだけで外から手を突っ込んでもムダな場合が多いのである。ワタクシの経験上、突っ込んだその手を撥ね退けられるか、最悪の場合噛み付かれる場合もあるのである。


 ワタクシが出来る事といえば、もし外部に向かって差し伸べる手を見つけたら、それを掴んで引き上げる事ぐらいである。ワタクシは"師匠"や以前一緒にゲームをやっていたI氏、その他多くの人に引き上げて頂いたのである(とは言っても、まだまだ半分以上漬かった状態だが^_^;)ワタクシがその方達に恩返しをするのは困難であるが、それなら今度はワタクシが引き上げる側に立ってあげたいと思っているのである・・・・・が、未だに上手く行った事が無い(笑)コレはつまり、ワタクシにはまだ役不足なのかと自分を見つめ直す今日この頃であった。