アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

GOD HATES US ALL

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「成功の道は信用を得ることである。どんなに才能や手腕があっても、平凡な事を忠実に実行出来ないような若者は将来の見込みは無い」

By 小林一三(阪急グループ創始者


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 AM7.00、眠い目を擦って目指すは富士スピードウェイ(以後FISCO)。目的は一つ、サーキットライセンス取得である。筑波のソレを取り逃した事と、全く予約が要らない上殆ど毎週のようにライセンス講習会やっているのである意味便利である。んで、今回正月イベントの一環として講習会とサーキットの走り初めのようなイベントをやっていたので行って来たのである。ホントならショートサーキットライセンスのみでも良かったのであるが「どうせならついでに」と考え本コース&ショートコース両方走れるライセンスにしたのである。出来れば(出来るかどうかは不明であるが^_^;)今年後半までには本コースを走れるようになりたい、という願望が無いと言ったらウソになるが。


 で、到着した頃には既に駐車場はクルマ、クルマ、クルマだらけである。フルチューンのGT-Rスープラランエボハチロクなんていうのはまだ序の口。もう「クルマ博物館」って言って良い位に名車、旧車、珍車大集合である。サーキットで定番の上記国産車に加え、BMWのMシリーズやポルシェ911がそんじょそこらにゴロゴロいたのは言うまでも無く、フェラーリF40、カウンタックLP500、フェアレディーZ30、トヨタ2000GTなんてモンまであって、しかもマジで本コースを爆走していたりする。もうこの時点でお腹一杯で「もういいや〜」って感じである(笑)蛇足ではあるがS2000も少なからず参加しており、しかも全部ベタベタに車高が低かった事を付け加えておこう(爆)


 講習会といっても大した内容ではなく、登録時に手渡されたテキストブックの解説に加えサーキットマニュアルDVD鑑賞をするだけでお終い。これらが午前中までに終わり、終わった頃にはライセンスが出来上がっていて、あとは受付に取りに行くだけ。たったコレだけでFISCOを走れるようになるのである。が、問題は「走る権利がある」のと「実際走れる」のはまた別問題という事である。それはライセンス講習のあとに本サーキット体験走行(3周)を経験して感じた事である。「��( ̄Д ̄;)こ、コレがモノホンのサーキット走行なんだ・・・」って思ってしまったモンである。


 とにかくデカいのである。距離に換算すると4.563kmだけなのだが、今まで走ったサーキット(てゆーか、1回しか走っていないが^_^;)とカート慣れしてしまったせいかやたら長く感じるのである。まず第1コーナーからシャレになっていない、角度がきつい上に角度が下についている。あの1.5kmのストレートで時速220kmオーバーは確実だから、そこからフルブレーキして6→5→4→3とヒール&トゥで落とした上に荷重をシッカリ前輪に乗っけて曲がらないとまず曲がらないであろう。実際、観戦台から第1コーナーを見てみたのであるが、凄まじいばかりのブレーキ音やスキール音ヒール&トゥ時のブリッピング(空吹かし)音が響いてきて、正に「阿鼻叫喚」という表現がピッタリ合いそうである。


 んでもって、シケイン(15R&20R)も結構曲者である。第2ヘアピン抜けた後の緩やかなコーナーが続いたと思ったら、いきなり角度のきついS字コーナーである。当然ココもかなり車速が出てるだろうから、フルブレーキでガッツリ止めて5→4→3→2とヒール&トゥで落として荷重を前にシッカリ掛けないと曲がりそうに無い。体験走行でまったり走っていても横Gが来るほどであるから、マジで走るとどれぐらい出るやら(^_^;)んでもって、それを抜けたら今度は出口のきつい25Rのヘアピンである。平面だったら楽だろうと思うのだが、コレ殆ど全部高低差がついている→先が見にくいのである。マジ走りしていないのでまだ何とも言えないが、一つ言える事は「ブレーキングと荷重移動がシッカリ出来なきゃ、まずタダじゃ済まない事請け合いナシ」といった所であろうか。


 しかも本日は走り初めという事もあるのか、参加者の皆さんの気合の入り様が尋常じゃない。どう見ても走り慣れた人達が、前後左右にバカでかいブレーキキャリパー&逆方向スリットローター&極太ホイールで固めたガッチガチの脚を装備していて、これまたバカでかいGTウィング&エアロパーツ各種を装着していて、エンジン音や排気音も街中で聞くRB26DETT2JZ-GTEのソレとは明らかに違う音を出していたりする。んで、そういう方々があの第1コーナーで激しいサイド・バイ・サイドを繰り広げているワケである。因みにコレ、スポーツ走行枠(ナンバー無しの競技車両専用枠)の話ではない。ノーマルスポーツ走行枠(車検OKな車両、つまり一般枠)の話である。


 というワケで走行枠を取れるには取れるのであるが、ギャラリーに徹して最後には尻尾巻いて逃げたヘタレが"2人"(笑)ワタクシがミダス王の生まれ変わりで我が"友人"【DEVILOCK君】に猫と同じ生命力があれば走ったのかも知れないが、生憎ワタクシが触れたモノは黄金には変わらず、【DEVILOCK君】に九つの命は無い(爆)最初の内は基礎を固める事に集中して、徐々にビビリリミッターの閾値を上げていこうと思う。勿論「雑念抜きで楽しみながら」である。機会と巡り合わせが良ければ勿論本コースも走ってみたいモンである。こうしてまた一つ、医療とは全く関係の無い2007年の目標を作ってしまった今日この頃であった。