アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

ACE OF SPADES

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「孤独は厚い外套である。しかし、心はその下で凍えている」

By エルヴィン・グイド・コルベンハイヤー


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 フツーの走りに飽きてしまったのである。とは言っても「湾岸MIDNIGHT」みたく危険な走りに取り憑かれたワケではないので御安心あれ(笑)数ヶ月前まではただクルマに乗っていれば楽しかった状態であったが、峠を走ってみて(因みにワケあって今は謹慎中。ワケと言っても珍走で罰金喰らったワケじゃないので御安心あれ/笑)、サーキットを初めて走ってみて、更にはカートにマメに通うようになって、アロンソとかライコネンとかソルベルグとかグロンホルムとかがやっている「限界ギリギリまでクルマのポテンシャルを使って、可能な限り速く走る」って事が楽しく思えるようになってきたのである。


 その中でも、特にカートは(・∀・)イイ!!のである。荷重が前に無いと曲がらない上、急or鋭角ステアリングを入れるとデフもLSDも無いから瞬時に挙動が乱れる。後輪駆動だから荷重を後ろに乗っけないと加速しない上、乗っかっていない状態でアクセル踏むとショックアブソーバーが無いからダイレクトにケツが流れる。荷重操作しようと思っても、ヘタにブレーキを踏みすぎるとABSが無いからすぐロックする。ソレの限界ギリギリを見定めて、如何にマシンの能力をフルに引き出してタイムを縮めるかという行為が実にシンプルだが奥が深く、それゆえハマりやすいのである。走り終わる度に「もう少しブレーキを強く踏めば・・・」とか「もっとアウト側ギリギリまでラインを取れば・・・」とか「アクセル開けるタイミングをもう少し速く出来れば・・・」ってな感じである。


 かのアイルトン・セナが某インタビューで「あのコーナーであと3cmインに寄れば勝てたのに」って言っていたのを思い出し、当初は「(゚Д゚)ハァ?たったの3cmで変わるモンなの?」と思ったが、マジで変わるのである。もっとも、ワタクシの場合10cm〜20cm程度であろうが(笑)それでも全然変わるのである。来週末にFISCOのショートで軽く走ってみようと思うのだが、レンタルカートでコレであるから、四駆+3つのLSD+スーパースポーツABS+ビル足を搭載した"トリックマスター"はもっとワタクシを楽しませてくれるであろう。サバゲーの経験上「週間天気予報はアテにならない」のと「山の天気は変わりやすい」というのは分かっているのだが、週末が快晴であって欲しいモンである。


 話は変わって、またまた買い物:

Pumpkin Scissors(1) (KCデラックス)

Pumpkin Scissors(1) (KCデラックス)

Pumpkin Scissors(2) (KCデラックス)

Pumpkin Scissors(2) (KCデラックス)

Pumpkin Scissors(3) (KCデラックス)

Pumpkin Scissors(3) (KCデラックス)

 某雑誌で特集やっていて、面白そうだったので読んでみた。1巻〜3巻まで読んでみて思った感想は「ブラック・ラグーンに似ているな〜」って所である。時代背景もストーリーも全く違うのだが、核となる部分は「ブラック・ラグーン」と同じなのである。特に主人公が良く似ているのである。この「パンプキン・シザーズ」の主人公アリスと「ブラック・ラグーン」の主人公ロックは、性別もキャラ的にも全く別モンだが、大きな共通点が2つあるのである。1つは「社会や政治が抱えている不条理、矛盾、偽善に対する強烈なアンチテーゼを持っていること」である。


 で、もう1つの共通点が「武器突きつけられて殺されそうになっても、凛として自分の"道"を貫き通す事でアンチテーゼを表現している」という所であろうか。その"道"がアリスの場合"騎士道"であり、ロックの場合"極道"である。更に付け加えると両作品とも主人公が実は弱くて、その代わり戦いがメチャクチャ強いヤツと、凄い技術を持ったヤツと、頭の切れるリーダーが同じ"道"を歩んでいる仲間として登場している点まで共通しているのが面白い。よーするに「ブラック・ラグーン」が好きなロンマニアの方、この「パンプキン・シザーズ」もどうよ、って事である(笑)てゆーか、最近マンガかラノベのインプレばかりである(爆)もう32なのだから、もうちょっとマトモな本の批評もしなければと思うのだが、今更ハイデガーもカントはおろか、ジャレット・ダイアモンドもサミュエル・ハンチントンも読むのが面倒くさい今日この頃であった。