アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

SACRIFICE

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「結婚したら色々分かってきますよ。今までは半分謎だった事が」

By ヴォルフガング・アマデウスモーツァルト


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 神様、仏様、フルフェイスヘルメット様である。今日も懲りずにベストラップを塗り替えるべしくカート場に通っていたのであるが、2周目を走った時点から突然の通り雨。雨で滑りやすくなっているとは分かっていたのであるが、まさかここまでとは予想外である。8割のスピードで行ったつもりでも、全くと言って良いほどブレーキもステアリングも効かず、通常では考えられないような超アンダーステアを出してそのままタイヤ壁に激突。カートには安全ベルトなるモンが付いていないから、衝撃で全身投げ出されてコースを転げ回るハメになってしまったワタクシ。


 お陰で車体に思いっきりヒットした脇腹に痣が出来てしまったが、アタマの方は全然大丈夫。ヘルメットについた跡からしてコースに強打した事は間違いないのであるが、イタい・・・ぢゃなくて(笑)痛いどころか打った事すら全然感じないのである。気にしていたのは、もっぱら買ったばかりなのに破れてしまったズボンとバイザーの部分が一部破損してしまったヘルメットの方だったりする(爆)仕事柄、頭部にこーゆー衝撃を受けると脳ミソがどーなるかを知っているので「もし、ヘルメットしていなかったら・・・」と想像するだけで ((((;゜Д゜)))ガクガクブルブルである。


 お約束で話を変えるが(笑)未だ嘗てココまでバッシングされたアニソンは始めてである。「コードギアス」とかいうアニメのOP曲らしいのである。ワタクシは「コードギアス」見ていないし興味も無いのでどーでも良かったのであるが、そこはやはり21世紀(笑)YouTube経由で簡単に見れてしまうのである:

・・・日本語で歌っている事は間違いないのであるが、何回聞いても歌詞が聞き取れないのである。ヘタレな事に(笑)降参してしまったのでググって歌詞を調べてみると「こりゃ分かるワケないな・・・(-_-;)」って納得してしまった。分かりやすく言えば「第1にヴォーカルの発音がクリアじゃなく、歌詞が韻を踏んでいない上に連続性が殆ど無く、言葉の羅列が抽象的過ぎて言いたい事の全体像が浮かんでこない」という事である。


 ワタクシが英語の曲の聞き取りをする時に良く使うテが「言葉の連続性と韻の先を読む」である。歌詞はハッキリ聞き取れなくても、ラブソングならラブソングなりの、反戦ソングは反戦ソングなりの"使用する単語"があるから、ある程度予想をつけて何回か聞き返すと分かってくる場合があるのである。あともっと大事なのがヴォーカルの声、クリアな声をしていればヒップホップ調に早口で捲し立てられても大概聞き取れるし、逆にデスメタル調にダミ声で歌われるとスローな曲でも全然分からないのである。ワタクシの場合、CD買ってまず最初にやることは「歌詞カードを読むこと」であり、歌詞が載っていなければネットで探す。それぐらい歌詞にこだわる性質である。


 ワタクシが音楽に求めている事の7割〜8割が実は歌詞とヴォーカルで決まっているのである。上記の曲はバーチャルの方でも「アーティストが云々・・・」「アニメが云々・・・」「楽曲としては云々・・・」とまぁ閑々諤々やっているのであるが、ワタクシ的な意見を言うと「やっぱりダメ」である。理由は「普通のロックならともかく、アニソンの場合はヴォーカルと歌詞が占める割合が非常に高いので、ノリの悪い歌詞と何言っているか分からないヴォーカルはアニソン的にはペケ」という事である。ロンマニアの皆様が子供の時に見たアニメや特撮モンを思い出す時にまず脳ミソに浮かんでくるのが「主題歌」であろう。


 「科学忍者隊ガッチャマン」と「ガッチャマンの歌」、「ウルトラマン」と「ウルトラマンのうた」、「新世紀エヴァンゲリオン」と「残酷な天使のテーゼ」、「サクラ大戦」と「檄!帝国華撃団」と言う具合に、ジャンル問わず"名作"と呼ばれる作品には必ずと言って良いほど思わず口ずさんでしまうポップでキャッチーな主題歌がある。本編に入る前からその曲を聴くだけでテンションが上がり、そのテンションで本編に入る、といった具合にである。よーするに、複雑で意味深な曲は楽曲自体としては良いのかも知れないが、アニソンには合わないという事である。言い換えればどんなに美味い漬物でも、フランス料理の前菜としては相応しくないのと一緒である。


 というワケで、ワタクシは上記アニメのOP曲の是非を問われたら「否定派」に回らせてもらうとしよう。「私はどっちでもない」という中立の選択肢を取る人も多いのであるが、マキャヴェリ曰く「2つの大きな勢力の板挟み状態になった場合、中立というのは最も愚かな選択である」という事であり、肝心なのは「自分の意見を明確にし、勝算を見極めた上で、自分の選んだ側に死ぬ気で付いて行く事」らしいのである。とまぁ何時もの事であるが、カートで始まって、アニソンの賛否についての話に飛んだ挙句、マキャヴェリで締めくくる毎度カオスな今日この頃であった。