アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

SAID...

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「自分の命を愛しても憎んでもいけない。だが生きている限りは命を大切にするがよい。長く生きるか短命に終わるかは天に任せるがよい」

By ジョン・ミルトン


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 何て言うか、ここ数年で一番ブルーである。詳しい事は言えないのだが「不条理な世の中」と「それでも回り続ける地球」に対して「何も出来なかったワタクシ」という涙が出るほど(マジ)悔しい思いをしたとでも言っておこうか。普段「愚痴なんて言ったって物事は解決しないんだから、言うだけムダ」が信条だったワタクシが、電話で(しかも2度)延々と愚痴ってしまったのだから、今思い出しても恥ずかしい限りである。それに加え「劇場的な感情に身を任せてしまったとは言え、愚かな行為に出てしまったワタクシ」も加わって、自己嫌悪(当社比で)3割増である・・・って、こういう時にはギャグのキレも冴えない。全くもって不甲斐無いばかりである。


 まぁ、事故らなかっただけでも良しとしよう。ワタクシの場合、事故る場合は大概精神的に場合が多い。ある日は怒りに身を任せたばかりに。ある日は睡眠不足ゆえに。またある日は肉体的消耗に対する認知力不足ゆえに。そうそう、昼メシ抜いて血糖値が落ちていたなんて日もあったりする(笑)よくもまぁ、あの状態で片道120kmを無事故&無違反で帰ってこれたモンである。この120kmの間にどれだけのヒヤリハットがあったのかと想像するだけで((((;゜Д゜)))ガクガクブルブルである。自分が事故るんだったらまだしも、他人を巻き込むのは冗談抜きで勘弁である。特に今日みたいな事があった日には尚更、である。


 とまぁ、これじゃ愚痴の続きになる上に、圧倒的大多数のロンマニアの皆様は「(゚Д゚)ハァ?何言うとんねん。ロンの奴、遂に逝ってもうたか?!」とあらぬ誤解を受けてしまうので終わりにしておこう(笑)もうサーキットを3回も走っていて言うのは何だが、サーキット走行には保険が効かない事を思いっきりド忘れしていたのである。ネットで検索してみると「保険によっては、サーキット保障もあります」とあったので、藁にも縋る想いでワタクシが契約している保険会社のHPを調べてみて、更には現物の保険証書もチェックしたのであるが・・・・・やっぱり保障されていなかったのである…orz。


 コレもまた、とあるキッカケで気付いたのであるが、サーキットの事故は何も「自分から他人に衝突する」や「他人が自分に衝突してくる」だけではなく「自分で自分のクルマを傷つける」もアリなのを思いっきりド忘れしていたのである。勿論、全部保険が効かない。今まではカートでドリフトやスピンを経験して、それにより「滑らないタイヤグリップの使い方」とか「アクセリング、ブレーキングによる挙動の立て直し」等を疑似体験してソレを実車にフィードバックしたり、その反対に実車で得られた事をカートに応用していたりもしていたのだが、実はココにも落とし穴があったりするのである。


 そう、カートはカートでも「レンタルカート」だという事である。レンタルカート→現行犯でぶっ壊さなけりゃ懐は痛まない、という点である。かのミハイル・シューマッハは幼少時からカートを自前で分解・組み立てを行い、それらを研究する事により「クルマを壊さない走り方」を身に付け、数々の伝説を築くに至っているという話を聞いた事があるのである。が、レンタルカートだと自分が何処にどの様にしてクルマに変な負担を掛けているのかがサッパリ分からんのである。しかも自分だけじゃなくてその他大勢も乗っているのだから、益々持って分からなくなってしまうのである。


 んで、実車の方がよりややこしかったりする。例えば「タイヤが偏磨耗する」ならアンダーステアやアライメントの狂い、「フルブレーキング時に前足から"ゴツン!"という音がする」なら減衰力やバネレートなどを想定できるのであるが、コレが「フレームの歪み」とか「燃調の微妙な狂い」とかになると中々分からない上に、重大なダメージ負ってから初めて気付くなんて可能性もある。サーキットとかでエンジンが吹っ飛んだ上コースアウトして転げ回った日にゃあ、心に穴どころか存在消失モンである(笑)しかも始末の悪いことに限界の高過ぎるクルマ乗ってるモンであるから、余計に分かりにくいのである。


 んで、どうするのかと問われたら、答えは人間と同じで「常に会話する」事であろうと思うのである。常日頃から言動に注意しておく事で、たとえ他愛のない会話の中からであろうとも言葉の端にある些細な異常やSOSサインをキャッチ出来るようにして、前もって予防及び早期治療に努める事だと思うのである。とは言え、ストレートに問題提議されても全然気付かない事の方が圧倒的に多いワタクシに(笑)そんな緻密な事が出来るのかどうかは甚だ大問題であると思う今日この頃であった。