アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

ALL OR NOTHING

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「想像力は知識よりも重要だ。知識には限界があるが、想像力は世界を包み込む」

By アルベルト・アインシュタイン


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


*イメージトレーニングの破壊力

 【F.ドリーム平塚】で33秒889。前回が34秒921だったから、何と1秒のタイムアップである。たったソレだけの話なら、ワタクシは一々ブログに上げたりなんぞしない(笑)何せ自己ベストが32.927秒なんだから、まだまだ腕が鈍ってるとしか言い様が無いので。が、その”前回”が2年前だったんだから、コレには流石のワタクシもビックリである(^_^;)更に言えばカートそのものも3ヶ月ぶりだったんだから、練習不足も良いトコである。最初はラインを忘れていたのであるが、ソレも最初の1セット(10周)だけの話。あとは走れば走るほどタイムが上がっていってたのである。今回は久しぶり&時間がなかったんで3セットしか走っていなかったのであるが、あともう1〜2セット走りたかったトコである。


 その間何か特訓してたのかと問われたら、「特別な訓練は何もしていない」がワタクシの答えである。クルマ(実車)走らせる度に、荷重の事を考えて走っていただけである。何気ない交差点で荷重の前後バランスの事を考えながらブレーキして、高速道路のループに入る度に後輪のトラクションを意識してアクセル開けて、カーブは走行ライン内でアウト・イン・アウトを意識しつつブレーキ残しや立ち上がり加速をする。でもって時々はサーキットやカート場行って、街乗りで普段やってるソレをタイヤの限界領域で実践してみる。ただソレだけの話である。某豆腐屋の倅みたいに峠を攻めていないし、某バーテンみたいに湾岸も攻めていない(笑)今回もそのつもりで出張仕事帰りに平塚立ち寄ったら、こんなタイムが出ちゃったのである(^_^;)


 何ちゅーか、あの時のワタクシは所謂「ゾーン」に入っていたんじゃないかなと思うぐらい走れてたのである(笑)荷重を上手くコントロールして、フロントはスパッと行きたい方向に向かっていき、リアはアクセルを微調整して「滑ってるんだけどグリップしている」という状態に持っていく。カートで一番理想的な「4輪全部をフルに使ってコーナリングする」っていう状態を、何とほぼ自由自在に操っていたのである(^_^;)しかもこのワタクシが、である(爆)何ちゅーか、考えなくても身体が勝手に反射するのである。ドリフトしそうになったら「あっΣ(゚Д゚ )ヤベェ!」って考える前に、手が勝手にカウンター切っていた&足が勝手にアクセルを引いていたのである。その後カートが終わっても、ずっと脳汁が出っ放しだったのはココだけの話(核爆)


*絵=正義

 最初は半信半疑だったイメージトレーニングだけど、こうやって実感を伴うと面白くなってくモンである。特に反射ってのが「自然発生するモン」ではなく「熟考と反復練習の結果として生まれるモン」だと実感できたのが大きな収穫である。名選手が練習好きな理由が良く分かったのである。さて、ソレとは全く関係ない話であるが(笑)発売延期から延々待たされたコレが、遂に本日届いたのである:

魔法使いの夜 初回版 (Amazon.co.jpオリジナル特典ポストカード付)

魔法使いの夜 初回版 (Amazon.co.jpオリジナル特典ポストカード付)

どういうゲーム(?)なのかは動画にある通りである。延々と文章を読んでいくだけ。つまりゲームというよりも「絵と音の付いた小説」なのである。たがが絵と音、されど絵と音である。何が良いかっていえば、その絵と音の演出が抜群に良い事なのである。文章単独と比べても(単にワタクシの想像力がショボいだけかも知れないが/笑)より深く話の世界に没頭できるのである。賛否両論出るだろうが、ワタクシは賛成に一票である。何故なら文章と絵のダブルで萌えられるからである(爆)

夢喰いメリー (8) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)

夢喰いメリー (8) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)

マンガは7〜8割方絵で決まる、コレがワタクシのジャスティスである(笑)こう言っちゃアレだが、革新的なストーリーのマンガなんて早々あるモンじゃない。王道的なマンガのネタは手塚治虫だとか石ノ森章太郎だとか鳥山明だとかいった偉人が枯渇させてしまってるのもそうであるが、読者がソレを望んでいないからである。だったら何で差をつけるかといったら、答えは「絵」である。あえてもう一度言おう、絵はジャスティスであると(爆)


*カートvsハコ

 話は戻って、カートで出来たこのドライビングを、実車でも出来るようになれば完璧である。カートと実車は違う?ワタクシはそう思わない。実車、特にピュアスポーツカーってのは、理想的なドライビングをした時に最高のパフォーマンスが出るようになってるからである。でもって、R35の開発ドライバーであるSオーナーはカート→フォーミュラ→プロトと渡り歩いた、典型的な純粋培養系レーシングドライバーである。Sオーナーが何時も言ってる「4輪で走って、4輪で止めて、4輪で曲がる」ってのは、正にこのカートの思想である。勿論各論的には違うんだけど、総論的には「クルマ=カート」ってのが根底にあるんじゃないかなと思うのである。


 その辺、走り屋→ジムカーナ→GTと渡り歩いてきた、典型的な雑草系レーシングドライバーであるYオーナーは違う意見を持ってるのである。何ちゅーか、考え方のベースが「クルマ=ハコ」なのである。何ちゅーか、カートが「クルマに合わせてドライバーを何とかしてく」のに対し、ハコは「ドライバーに合わせてクルマを何とかしていく」って感じであろうか。でもってR35の場合、開発思想がモロにカートのソレなのである。クルマは最高のパフォーマンスを出せるように計算し尽くして作ってある、あとはドライバーが上手くソレを引き出せるのか否か。だから開発チームはチューニングに対して良い顔をしないのである。どっちが正しいかはワタクシにも分からないが、今後も練習を続けるに限る今日この頃であった。