アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

COMBAT ROCK

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「学問を知っている人は、学問を愛する人に及ばない。学問を愛する人は、学問を楽しむ人に及ばない」

By 江崎玲於奈


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 最近(てゆーか、ここ数年;^_^A)ラノベとマンガの読み過ぎで脳ミソが軟派になってしまっている(笑)実妹(既婚)からも「(゚Д゚)ハァ?"キョン坂井悠二みたいな男女関係が築けたら良いなぁ"だぁ?寝言どころか妄想しただけでも極刑モンだぞゴルァ!(゚Д゚)」と言われてしまっているので、ちょっとココで一発脳ミソにカウンターステアを当てるとしよう(爆)久しぶりに本の整理をしていたら、大坊時代に買ったまま読んでいないライトノベルならぬ"ヘヴィノベル"があったので、それから消費するとしよう:

プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 (岩波文庫)

プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 (岩波文庫)

道徳の系譜 (岩波文庫)

道徳の系譜 (岩波文庫)

・・・あ、そうそう「"ヘヴィ"だけど"ノベル"ちゃうやん!"ライトノベル"から全然繋がってへんがな!!」ってツッコミは、部屋中を探しても未読の"ノベル"が無かったので御了承願いたい(笑)


 で、何が言いたいのかというと「ヘヴィノベルのススメ」である。ワタクシ的に言わせてもらうと、むしろライトノベル(略すまでも無いけどラノベ/笑)をこよなく愛すロンマニアの方ほどヘヴィノベル(略してもしゃーないけどヘノベ/爆)を読んで欲しいと思うのである。何故かと言うと、ラノベの作者は間違い無くヘノベを読んでいる、それも相当数。1人のプロ野球選手が公式試合でヒット1本打つまでにリトルリーグ→中学野球→高校野球→(人によっては大学野球+社会人野球or独立リーグ)→プロ2軍→1軍レギュラーと気の遠くなるような時と想像を絶するような練習をすると同じである。どんな道の人でも、成功する人間はソレ相当の血と汗と涙を流している。ワタクシは未だにその例外を見た事が無い。


 もう1つ面白いのがラノベとヘノベ(しつこいようだけど"ヘヴィノベル"の略/笑)を交互に読むと、どのラノベ作家がどのヘノベ作家の影響を受けているのかが分かるようになるのである。ヘノベ読んでて「あ、この書き方、このテンポ。このラノベ作家、相当このヘノベ作家に惚れ込んでいたんだな」って分かって、そうするとどっちも面白く感じるのである。最後の点としては、やっぱり何をどうやっても「ヘノベ>>>越えられない壁>>>ラノベ」である。何百年にも渡って人々に語り継がれるヘノベは、やっぱり中身の"重さ"がケタ外れに違う。ワタクシが思うに、たとえ22世紀になっても人類は「カラマーゾフの兄弟」や「リア王」や「若きヴェルテルの悩み」を未だに読んでいるだろう事は想像に難くないが、これが「涼宮ハルヒの憂鬱」や「灼眼のシャナ」や「ゼロの使い魔」だと甚だ疑問になってくるのは想像に難くないであろう(爆)


 と、こー言ってしまうと「でもヘノベ(思いっきりしつこいが"ヘヴィノベル"の略/笑)は読みづらいしなぁ(~へ~)」と抵抗感のあるロンマニアの方々。騙されたと思って有名所の有名タイトルを1冊手に取って読んでみなさいな。思ったよりは読みやすいと思うのである。で、「アレはアレで良いけど、ヘヴィ過ぎるからもうちょっと軽めの探そーっと(^_^;)」という思いっきりヘタレな理由で(爆)本屋を漁ってみる。すると「ケータイ小説」なる珍妙なジャンルの本があったので、一冊手に取って見てみると・・・


 「ギャ!グッワ!待ってくれ!待ってくれ!」
 オヤジは、叫んだ。
 「許してくれよ!入れたかっただけなんだから」
 「バキッ!ボコッ!」
 ケンはかまわず殴り続ける。
 「ヒッー!助けてー!助けてー!」
 オヤジが悲鳴に近い叫び声をあげた
 「お前みたいな奴がいるからいけないんだ!」
 ケンが叫びながら殴り続ける。
 「ギャー」
 オヤジの血があたりに飛び散った。ケンのコブシも血で染まっている。
 「世の中!狂ってんだよ!狂ってんだよ!」
 ケンの形相は、もうフツウではなかった。その様子を見ていた、ミクも従業員も
 言葉を失ってしまっていた。思わずミクが言った。
 「店長!それ以上やったら死んじゃう!」
 「ガッシ!ボカ!」
 ケンには、まったく聞こえていない。オヤジも失神したのか動かなくなった。
 「キャー、やめて!」
 ミクが叫んだ。
 「あっ……はい」
 従業員が後ろからケンを押さえた。


・・・「こ、コレって?…( ̄ロ ̄lll)…日光猿軍団京都大学霊長類研究所のエテ公に人間の言葉を仕込むためのツール??それとも某国情報局による日本国民愚民化ツール???<( ̄口 ̄||)> <(|| ̄口 ̄)>!?!?!?」っていう思いっきり個人的な意見は胸の奥底にしまって厳重に鍵を掛けておくことにしよう(笑)興味半分でアマゾンのカスタマーレビューをみたら更に凄まじい事になっていたりする。


 思いっきり独断と偏見が入っている事を重々承知の上言うのだが(笑)ワタクシ的な感想からすると「この作者、マンガより上の本読んでいないな」って事である。マンガしか読んでいないから、擬音を文章で巧みに表現する事が出来ない。マンガしか読んでいないから、登場人物のセリフがやたら短い。マンガしか読んでいないから、文章の連続性が無く矛盾点が多い。ワタクシが思うに、文章1行書くためには、ちゃんとした本を1冊読む必要があるのではないかと思う。イチロー松井秀もアレだけの結果を残しても未だに素振りを含め基礎練習を人一倍続けているのであるから、それ以下の才能と実力しかない人間は尚更である。


 もしワタクシが会社の社長で、新入社員を募集するとしたら、「面接」以外に間違い無くやるだろうと思う試験が「論文」である。ソレも400字程度の「小論文」ではなく4000字ぐらいの「大論文」。流石に長いので試験日を2回に分けて、1次試験として1日目を丸々かかっても良いから論文書きに使って、間を置いてから2次試験として面接。流石に1回や2回の試験で人格までは分からないが、長い文章と面接での遣り取りを合わせれば少なくとも脳ミソの最大馬力やトルクぐらいなら大概分かると思うのである。ワタクシ的な考えとしてはボキャブラリーを抜きにしても、アタマの良いヤツと悪いヤツは文章を書かせて話をさせれば大体分かる・・・・・って、走行会前日にてXXLサイズの墓穴を掘ってしまい、テンション激落の今日この頃であった。