アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

CANNIBAL

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「大雑把な言い方をすると、子供達がクレイジーな理由は、子供を育てるという責任に誰も立ち向かうことが出来ないからです」

By ジョン・レノン


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 吉牛である、ホントに久々の吉牛である。ワタクシの場合、食事を取る時間が決まっていて(てゆーか、勝手に決めている/笑)特に「PM21.00以降は何も食べない」は減量に際しての黄金律となりつつある。仕事がPM19.00以降だから、それ以前に食事を取らないと晩メシ抜きケテーイなので、無粋なのは百も承知だが食事はパーキングエリアで済ます事になってしまう。で、目的地から一番近いパーキングエリアで何時も食事を取るのだが、ソコに吉野家が支店を建てているのである。んで、目に飛び込んできた2文字が「牛丼」(爆)豚丼は共食い・・・ぢゃなくて(核爆)どーも豚肉臭さがきついので好きになれず、それ以来吉野家へ立ち寄る事も殆ど無かったのだが、思いっきり久々の吉牛なので「アメリカ牛がある内に食っておこう」ってなワケである(原爆)


 肝心の味の方だが・・・思いっきり吉牛であり、それ以外の何でもない(笑)ワタクシが大坊の頃、散々食べ尽くしたあの味のまんまである。あまりにも吉牛なので「・・・何か得した気分しねぇ(-_-;)」って逆に感激しなかった程である(爆)今考えると、あの米国産牛肉騒動は何だったんだろうと思うのである。吉野家関係者とアメリカの牛肉業者以外に「米国産牛肉で作った牛丼がなきゃ死ぬ」ってヤツが果たして何人いたのだろうと、ワタクシは"牛丼特盛りつゆだく&生卵&味噌汁"という思いっきり身体に悪いモンを食べながら考える(核爆)で、結論はと言えば現在減量中→牛丼をはじめファストフードは殆ど口にしないので「吉牛放っとけ」だったりする(原爆)


 今日の仕事は早々に終わったので、群馬をちょっと走ってみる。群馬といえば某ドリフトキングや某峠バトルマンガでも有名なように走りの聖地的な土地であり、しかもスバルの御膝元。赤城や碓氷や妙義など有名な峠があるし、スバル系を得意とするショップも数多くある。ホントは時間をかけてあっちこっちショップを渡り歩いて、もう少し暖かければ有名所の峠を軽く流したかったのだが、生憎今回は時間が無かったので、絞りに絞ってあのすじがねくんシリーズで有名なカーステーション・マルシェ一軒訪問したのみである。ワタクシもこのショップのパーツやノウハウはよく流用しているので、今回見学ついでに話を聞いてみる事にしたのである。


 行ってみた感じは「悪くないな」ってトコである。店の中は「如何にもショップ」なのだが変な暗さが無いし、従業員方の接客も悪くない。以前から聞きたかったブレーキローターに関しての質問や、ラジエター及びクーラントについての質問やその他メカニカルな事でも気さくに答えてくれる。何より良かったと思うのが「ショップにありがちなナード臭さ」があまり感じられなった所であろう。今まで有名所のショップをあまり利用しようと思わなかったのは、クルマ買った時期が丁度ワタクシがナード界から脱出しつつあった(今でも抜け切れていないが^_^;)ため、この「ナード臭さ」に違和感を感じていたからなのだろうと思うのである。


 ワタクシもショップへは有名所を含め何ヶ所か行った事があるのだが、ナード臭のきついショップというのはワタクシが思うに間々あるのである:

  1. 店内に清潔感や統一感が無く乱雑としている。
  2. オーナーや店員が「何にも解ってねぇな」って見下した態度で接客してくる。
  3. 自分のクルマを「ダメだ」って頭ごなしに否定する。
  4. その上、ディーラーや他のショップや量販店をも否定する。
  5. どーでも良い雑談を聞いてもいないのに延々と話す。
  6. 雑談の内容は大概自分の自慢話か、自分トコの商品のPR。
  7. 結論は殆どの場合「自分トコにクルマ預ければ大丈夫」

ダイジョーブなワケ無い、コレじゃ宗教である。マルクス曰く「宗教は阿片だ」そうであるが、ココにナードが絡んでくると阿片どころか(阿片の精製物である)ヘロインである。


 実はワタクシんトコの近くにも、そのテの有名ショップが1軒ばかりあったりする。HPなんかを見ていると「ココのオーナー、良く考えて商売しているなぁ。ナードの扱い方を良く解っているよ」って逆に関心するのである。ナードの大きな特徴として「自分の考えに固執して他人の言葉に耳を貸さない」があるのであるが、ソレは「自分を認めて欲しい」っていう感情の裏返しなのである。あとナードが固執する「自分の考え」ってヤツは大概文献やネットに転がっているそれをかき集めた独りよがりなモンでしかない場合が殆どである。はい( ・◇・)?「妙に詳しいなワレ」でしょうか?何せ現役のナードですから(笑)


 ソコがオーナーの狙いであるとワタクシは踏んでいる。そのナードがどんなに大量の知識を持っていたとしても所詮はバーチャル、ちゃんとした教育をベースにしたライヴな知識を持っているプロには敵わない。まず最初にナードの「自分の考え」ってヤツをライヴな知識で木っ端微塵に打ち砕いて白紙化する。その上でバーチャルには転がっていないライヴな知識を披露する事により、ナードの「自分の考え」を自分のソレに書き換える。んで、オーナーもバリバリのナードなので「類はナントカを呼ぶ」的に、オーナーとナード客は見事なまでにシンクロしてしまうというワケである。


 ココまでなら良くあるパターンなのだが、こっからが「このオーナー良く考えているよ」って所なのである。そのナード客を使って別のナード客を呼び込むのである。ナードが一番渇望しているのは、他でもない「皆との一体感」だからである。ナードって人種は大概ソレをライヴで得られていない事を多かれ少なかれ感じているので「趣味が同じなら、白い目で見られる事は無い。コレなら皆の輪の中に入れるかも」って考えるのである。サバゲーにナードが多いのも、おそらくこーゆー理由かと思われる。問題の本質は「趣味の内容」ではなく「ソイツ自身」であるのだが、ソコが分かっていないからナードなのである。で、「類はナントカを呼ぶ」的に「このショップへ行けば仲間が見つかる!」ってな具合に集まってきて、一大ナードコミュニティーの誕生である。


 これで「王手」である。自分が最も渇望していた「居場所」を見つけてしまったナードは引き止めるまでも無く、自らの意思でコミュニティーを守ろうとする。オーナーとしてみれば強力なリピーターをサービス面などで労する事無く繋ぎとめられる上、そのリピーター達がショップを守ってくれるんだから一石二鳥。いや、タダで宣伝してくれる上に新たな客を呼び込むのだから一石四鳥であろう。ワタクシは言うまでも無くこのテのショップオーナーとは会うどころか、たとえカネを貰ったとしても話を聞く気にもならんのだが、商売人としては間違い無く天晴れである。何せ「一番稼ぎやすい所から稼ぐ」っていう商売のツボを見事なまでに抑えているからである。


 う〜む(-_-;)今日もまたナードネタで思いっきりムダな事を山のように書いてしまった。ここ1年近くサバゲーからクルマから仕事から私生活に至るまでナード絡みの事件が多かったので、どーしてもこの事になると心中穏やかでいられないのである。解りやすくいえばロックのU2やヒップホップのパブリック・エネミー、レゲエのボブ・マーリィみたいに「歌っても世の中変わらないけど、それでも歌わずにはいられない」っていう・・・はい( ・◇・)?「そーゆービッグネームと自分を一緒に並べて語るな!」でしょうか?まぁ仰る通りである。それより何より「ソレはお前がまだナードだという一番の証拠なんだよ。余計な事言うヒマがあるんなら修行しろ、修行を」って声が今にも聞こえてきそうな気がする今日この頃であった。