アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

DUDE RANCH

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「事は十中八九まで自らこれを行い、残り一、二を他に譲りて功をなさむべし」

By 坂本龍馬


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 ウチの"師匠"曰く「俺の住んでいる世界にはナードはいない」そうである。理由を尋ねた所「俺の世界じゃ"この人じゃなきゃダメ"っていう人間はほんの一握りで、あとは幾らでも替えが効く。そんな時、デブ(ルックス上や自己管理的な問題でペケ)とナード(協調性が無いに等しいからからペケ)は真っ先に"不要"のレッテルを貼られて自然淘汰される。だから"ナードがいる職場"っていうのが中々イメージできない」と仰られた事があるのである。何かひじょ〜〜〜に羨ましい環境である。ワタクシもそんなトコで一肌脱いで・・・って、ワタクシは思いっきり上記2項目の禁忌に当てはまっているし…orz。中坊の時に開眼して以来一度は憧れた世界であるが、テクニックとかセンス以前にとてつもなく巨大な壁が2枚もあったわけである(^_^;)


 よーするに、ワタクシの職場じゃ現在も"対ナード戦争(ワタクシ的には内ゲバ、とも言う/笑)"は終わっておらず、現在は小康状態ながらも未だに小銃からマガジンを抜けずにいる状態であったりする(-_-;)とにかく連中は結束力が固い。ワタクシもそーゆー世界にいたそーゆー人間だから分かるのであるが、ナードって人種は意識的/無意識的に関わらず自分が周りから浮いている事を知っている。だから同じような人種を見かけるとこれ以上無く意気投合してしまうのである。ソコで何かあった時「非常識だけど皆で楽しくワイワイやれる場所か、常識的だけど孤独な場所か」という選択肢を迫られたら大概前者を選ぶ、そりゃ孤独は誰だってイヤである。というワケで、一ヶ所を突いてソコを突破口にしようとしても、すぐに応援が駆けつけて穴が埋まってしまうのであるから、戦闘が長引いてしまうのである┐( -"-)┌


 とまぁ、仕事場での愚痴はヽ(・_・ヽ)・・・(ノ-"-)ノポイッ⌒【仕事場での愚痴】・・・としておいて(笑)よーやくショップから「決行可能」との連絡が来た&見積もりにサインしたのである。コレにて「プロジェクト・B」の正式発動である。実はこの計画、インプ界ではやっている人はワタクシぐらいではないかと自惚れ覚悟で言ってみたりする。つまり俗に言う「GDBの定番チューン」から結構外れていたりする。実はコレ、雑誌とかみんカラとかに載っているチューニング記事やパーツレビューが悉く"彼女"の趣味に合わなかったのである(爆)ソコで「押してだめなら引いてみろ」ではないが、似たようなタイプの別車種の情報なんかを探ってみたのである。色々探してみると「スバル界では殆ど誰も知らないけど、他車種じゃ定番」なんてモンが結構あったりする。


 で、問題は車種を何にするかであったが・・・

   \ | /
   ― Θ ―
   / °\
  ∧_∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ( ・∀・)<  そうだ、GT−Rだ!
 ( つ  つ  \________
  〈 〈\ \
  (__)(__)

とアッサリ決定(笑)何故GT−Rのチューニング流用にしたかというと・・・

  1. 車重が同じぐらい(軽量化していない&ドライバーが重いため/笑)
  2. ショップの得意車種であり、知識もパーツも豊富
  3. FRチックな乗り方をする4WD
  4. 歴史が長くて深い分、チューニングのノウハウがGDBよりも豊富
  5. 所謂"彼女"の気まぐれ(爆)

という点である。


 ネットやムックなんかで実際にGT−Rでサーキットやっている人なんかのブレーキ関係のチューニングを調べてみるとあら不思議、ワタクシの行きつけのショップの名前が出てきたりする。んで、実際にブレーキ専門店というニッチなショップを(買う気も無いのに/笑)訪問したりして「コレだったらサイズ的にもGDBに応用効くよなぁσ( ̄、 ̄=)するとこの部分に関してはどーなんだろ( ̄ω ̄?)」とかやりながら出来上がった原案を、ショップに持って行って現実的に可能か、サーキットで使うに適しているか、コストパフォーマンスは如何に、といったワタクシ個人じゃ調べられない部分や、経験や専門知識の必要な細かい部分を最後にショップに確認して、ソコでまた修正&改良を加え、在庫の確認と技術的な問題を煮詰めて計画実行という感じである。


 んで、計画は順調に進み、ワタクシ&店員さんの計算だと先日のニーズをほぼ全てクリアーした上、コストはインプ界では定番の「18インチホイール(とタイヤ)+エンドレス前後セット」の半分以下に抑えた上に、筑波2000やツインリンクもてぎFISCO本コースを安心して走れると予想しているのである(^-^)実際、GT−Rに同様のチューンを施した人が同様の結果を出しているらしいのである。あとは実際自分で試して見ないと分からない点が多い(GDBでは恐らくワタクシが初めて)ため、実際走ってデータを収拾して更に細かい煮詰めをするだけである。因みに内容は「ヒ・ミ・ツ(はぁと)」である(笑)予定では8月末〜9月始めに完成予定である(^▽^)流石にFISCO本コースはまだ怖いけど、早く筑波2000走ってみたいのであ〜〜る(>_<)


 ワタクシ的な感想を述べると「ショップに相談する」っていうのはレントゲン写真の読影みたいなモンである。たとえ素人でも写真を入手する事や、所見を診断するための専門書を入手するのは簡単であるが、それだけじゃ所見を診断する事が出来ないのと一緒である。コレだけはワタクシの生業だから流石に分かるのであるが(笑)専門書通りに読める所見なんて実は殆ど無いのである。実はそこんトコ曖昧な部分や2重3重に解釈できる部分だとかが山ほどあって、ソレを見抜けるようになるためには現場で何千枚、何万枚と読影しなきゃいかんのである。だから医学部&医師国家試験&初期医学研修なるシステムがあるのである。そもそも専門書読むだけで誰でも読影出来るんだったら、ワタクシはとっくに廃業である(爆)やっぱり、こーゆートコでは「ライヴ感」がカタログを遥かに凌駕しているんだなぁ〜(^-^)と、この生業を7年もやっていていながら、今になってやっと気付いた今日この頃であった。