アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

ROSENROT

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「勝負には勿論こだわるんですが、大切なのは過程です。結果だけならジャンケンでいい」

By 羽生善治


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 ロンマニアの皆様はナイキの「エア・ジョーダン」シリーズを御存知であろうか。書いて字の如くで「バスケの神」と呼ばれたNBA選手マイケル・ジョーダンシグネチャーモデルバスケットシューズである。ワタクシが中坊の頃が正にマイケル・ジョーダンの全盛期であり、エア・ジョーダンは数が少ない上に値段がナイキの一般モデルの倍近くしたのである。ワタクシの通っていた学校(どーでも良いけど中高一貫校/笑)ではエア・ジョーダンを履いて登校するだけで(制服はあったけど、靴は自由だった)3日間は文字通り「ネ申」気分に浸れたのである。んで、履いてきたヤツは大概「洗礼」と称して足を踏まれまくって「ネ申」として過ごして3日目になると御自慢のエア・ジョーダンがもう泥だらけだったりする(爆)どーでも良い話であるが、ワタクシはエア・ジョーダンを親に強請った所「高いからダメ、それ以前に勉強しなさい」っていうセリフと共にコンマ1秒で却下された暗い過去がある(核爆)


 んで、このエア・ジョーダンを含めナイキのハイエンドモデルスニーカーに共通している点が1つある。それは「徹底した機能美の追求」である。ライバルのリーボックは「スポーツ性の中にもファッション性が必要」というコンセプトだったのに対して、ナイキは「スニーカーは競技等で使えてナンボ。ルックスは二の次、三の次」ってコンセプトだったわけである。んで、エア・ジョーダンのブームやその後のエア・マックスのブームを見れば勝者はどっちだったか容易に想像が付くであろう。よく街中(特に若者が多い街)を歩いていると肉の付いてない身体をしたヤツがナイキのハイエンドモデルを履いていたりするのも、その天晴れなまでの機能美の追求に惚れ込んだのであろう。かく言うワタクシも養殖マグロみたいな身体にも関わらず(笑)かの有名なナイキのエア・マックス’95(復刻版だけど^_^;)を所有していたりする(爆)


 何が言いたいのかというと、2年前にワタクシがインプレッサを買ったのは「街中でエア・ジョーダンやエア・マックスを履くような感覚」で買ったという事である。最初は「サバゲーフィールドまで行けれて、ちょっと目立てばOK」だったのが(笑)走りの虜になっていくに連れてドンドン変わっていく内装&外装(爆)今じゃほぼ月一のペースでサーキットに通い、行きつけのショップがあり、ワタクシ以上に"トリックマスター"に通じている店員さんもいて、ショップやサーキットへ行けば顔馴染みが何人もいて、毎月末に自宅に届くクレジットカードの明細票からクルマ関係のローンが絶えた事が無い(核爆)今日も帰りがけに寄ったショップで"担当"の店員さんと話していたら「ようこそ、こちらの世界へ」って言わんばかりの満面の笑みを浮かべていたりする。まぁココまで逝っちゃった以上、今更戻る気はワタクシにも無いのであるが(原爆)


 おっとっと、前置きが長過ぎたかな(笑)今回もまたクルマ話で、クルマ以外のロンマニアの方には大変申し訳ないのであるが、今日から6/16までは全開走行はお預け&地球環境保護に努めるため、サバゲーやその他諸々の話も出来ると思う・・・はい( ・◇・)?「わざわざ6/16って決まってるっちゅー事は、またどっかの走行会行く気かいワレは!!」でしょうか?ま、まぁ(^_^;)とりあえず「予定は未定であり決定ではない」で手打ちといきましょう(爆)本日、何を相談しに行ったのかと言うと、アライメントとセッティングについてである。今まで喉まで出かかった事が前回の走行会でようやく尻尾が掴めて来たので、ソレについての率直なアドバイスを受けに行ったのである。


 まずはアライメント。街乗りでは問題無いのであるが、サーキットでフルブレーキかますとリアが不安定になる→リアのアライメントが狂っている可能性がるのと、やはりフロントタイヤのショルダー部分の磨耗が結構あるのでフロントのキャンバー角をあと1度欲しかったのである。因みに足回りに関しては「現状維持」でほぼケテーイである。前々回、前回とプロドライバーとの同乗走行の時に【ビルシュタイン・クラブマンパック】についての質問をした所「本格的にタイムを削りに行くのであるなら話は別だけど、そうでなかったらコレで十分」という答えと「ラジアルタイヤでやっていくんだったら、むしろコレぐらいの方がコントロールしやすい」という回答が出てきたのである。


 両者の意見を総合&ショップにも相談した所、2つの点が判明したのである。1つ、Sタイヤを使ってコンマ1秒を削りに行くのであったら確かにSタイヤのグリップに耐えられるだけの堅い足が必要になるのだが、ハイグリップラジアルタイヤでヘタに足を堅くすると、タイヤの限界を超えた途端に挙動が乱れ易くなってしまう→ピーキーになって扱いにくくなるという事。2つ、インプは前後ともストラット式サスペンション→ショックに掛かる負荷が大きいため、コレまたヘタに硬くするとどっかにダメージが蓄積しやすくなるという事。つまり、足を有効に使って負荷を吸収してやる方向にセッティングしていった方が扱いやすい上に壊れにくい、という事だとワタクシは考えるのである。


 まぁ、ワタクシのレベルだと逆にソレが丁度良いのかも知れない。ヘタにピーキーな設定ににしてしまうと手に負えなくなるだけだし、ショックがしなやか=荷重移動が分かりやすいと捉える事も出来る。あと、当分はFISCOショート&筑波1000の攻略に集中するつもりなので、時速200km超のコースにはまだ御世話になることは無いだろうと思うのである。ソレより何より、ワタクシはすっかり【ビルシュタイン・クラブマンパック】をこの上無く気に入ってしまっている。スカイフック理論ではないが、高速で縁石に乗り上げても「乗り上げた」という感覚が伝わるだけで、挙動が殆ど乱れる事無く安心して踏んでいけるのは感動モンである。ちょっとコレばっかしは気持ち良過ぎて譲れないのである。


 んで、2つ目の相談が「"後輪で押せるFF"でいくのか、"前輪で引っ張れるFR"でいくのか」という事である。ラップタイムを求めるのであれば前者だが、クルマを操る楽しさを求めるのなら後者である。んで、ワタクシの選択は「後者」なのである。理由はといえば、ワタクシはカートとサーキットでしか全開走行しないからである。神奈川県には周囲を気にする事無くクルマをブン回せる埠頭が無いし、だだっ広い駐車場のある山も無い。かと言って峠は魔物が棲んでいるのかどうかは定かではないが大概ロクな事が無い。箱根に至っては魔物どころか虎&馬まで棲んでいる(笑)というワケで、自然と「カート⇔サーキット」の構図が出来上がっていて、頻度上カートの方が多い。つまり、実車の方も後輪駆動の感覚でやっていくのが、両者を相互にフィードバックさせられるという面で考えると合理的なのである。


 カートやっていると、つくづく「超能力が欲しい」と思うのである。あ、超能力といっても閉鎖空間で神人と戦う能力ではなく(笑)コーナーの立ち上がりなんかでオーバーステア気味な時に「前輪よ、駆動しろ!」って念じてしまうのである(爆)イメージ的にはランボルギーニ・ムルシエラゴやポルシェ997にあるようなフルタイム4WDみたいな感じで「基本後輪駆動、必要に応じて前輪にトラクション」みたいな感じである。ナチュラルにクルマを操作する感覚が味わえて、尚且つFRの面倒くさい部分(限界時コントロールの難しさ等)を容易に解決できるという合理的な(横着な、とも言う/核爆)ヤツである。カートを始めて以来、どーも「速いけど楽しくないクルマ」に粋さを感じにくくなってしまったのである。


 んで、そーゆー旨を相談してみた所、とある人から「ソレなら良い方法あるよ、ロンちゃん」と言われたのである。ワタクシが身を乗り出して聞いてみると「今のGDB売って、S2000を買うんだよ」という事である(笑)曰く「ソレだったら潔くFRに乗ったほうが良いよ。FR車だったらFD3SS2000がオススメだけど、FD3Sは中古しかないのとロータリーエンジンはメンテが大変だからねぇ。その点S2000だったら新車があるし、何よりもVTECが気持ち良い。NAのFR車は本当に良いよ〜(^-^)」との事であった。世の中、そんな上手い話なんてそうゴロゴロ転がってなんかいない。その事を今更ながら認識した今日この頃であった。