アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

GODS OF WAR

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「我々がある人間を憎む場合、我々は彼の姿を借りて我々の内部にある何者かを憎んでいるのである」

By ヘルマン・ヘッセ


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 やってしまった・・・orz・・・から一転して「悔しい〜〜〜ヾ(*`Д´*)ノ"」である。まさかソレに特化した"特殊部隊"の仕業だとは夢にも思わなかったのである。実は"師匠"も「俺もやられた。連中、こっちを徹底的に研究しているよ。完全な作戦負けだ。ココまで首尾一貫完璧にやられると"敵ながら天晴れ"って逆に思うよ」との事である。某花魁風芸人ではないが「チクショ〜〜ヾ(`◇´)ノ彡☆」以外の言葉が浮かんで来ないのである。更に話を聞くと、このテの"特殊部隊"は首都圏には結構居るとの事で「えっ、こんな手で来るの?!」ってビックリするような手口があるとの事である。


 まぁ、道具に頼りすぎたワタクシにも落ち度はあるというモンである。思い起こしてみれば、ワタクシが付かれた"死角"はフツーに見るモン見てれば実は見れた事が後に判明したのである。しかもワタクシが前もって用意していた対"特殊部隊"用"兵器"があの時機能していなかった。やっぱり、上には常に上がいるモンである。先日「ビバ!21世紀!!」とは言ったものの、ココ一番では何らかんら言いながら「自らの五感」が重要である事を思い知ったのである。昨日も今日も、そして明日も修行である。ウチの"師匠"曰く「俺に"師事"していなかったら、お前は今頃もっと楽な生活していたと思うんだけどな〜(-。-)y~~~」という事であるが、逝っちゃったモンは仕方が無い(笑)


 まぁ前置きはコレぐらいにしておいて(笑)映画の話に戻ろう。ワタクシが気になっていた映画というのは、実は「ロッキー・ザ・ファイナル」だったのである・・・フッフッフ( ̄ー ̄)「灼眼のシャナ」か「キノの旅」か「いぬかみっ!」を期待していたロンマニアの方、まこと〜〜〜に残念でした(爆)実はワタクシ「ロッキー」シリーズは「Ⅰ」から「Ⅴ」まで全部見ていて、殆どの人が感じているように「"ロッキーⅤ"はダメだ、アレじゃロッキーは終われない」って考えていた1人なので「ホントの完結作」と評判高いこの作品を見たくなったのである。


 あらすじは公式サイトにある通りなので説明は省略するが。ワタクシ的な感想からすると「"ロッキー"シリーズを見ていない人にはちょっと厳しいかな(^_^;)」って感じである。逆に言えば「ロッキー」シリーズをⅠ〜Ⅴまで全部観ている人なら文句無しに楽しめる作品である。特に「Ⅰ」と「Ⅱ」が好きな方なら、懐かしさに感動する事請け合いナシである。良い意味でも悪い意味でも、何処を切っても「ロッキー」なのである。一言で言える事をイタリア訛りのおどけた口調と仕草で長々と語る「ロッキー節」も健在だし。シルベスター・スタローンを始めお馴染みのキャストも「Ⅴ」から17年ぶりとは思えないぐらい健在だったりする。


 ワタクシが映画を観て一番印象に残った事は「たとえ不可避で理不尽な事だとしても、目を背ける事は出来ない。全てを受け入れた上で、ソレを乗り越えて行ってこそ人生」ってメッセージである。最愛の妻エイドリアンの死を受け入れられず、過去の思い出に浸ってソコから抜け出せないロッキー。前作「Ⅴ」同様に成人しても何かにつけて「ロッキーの息子」呼ばわりされて、マトモに一個人として扱ってもらえないロッキーの息子ロバート。余りにも強過ぎて世間からマトモな評価をしてもらえず、実力と評価のギャップに苦しむ現役世界王者ディクソン。皆「なりたくてそうなったワケじゃない」理由で苦しんでいるのである。その他、脇役達にも似たような運命を背負った人がたくさん居て。ストーリはこの「不条理との戦い」を中心に進んで行っている、とワタクシは感じたのである。


 あと何が一番良かったかというと「ロッキーはリングに上がってナンボ」が見事に果たされた事である。基本的に「ロッキー」シリーズは主人公ロッキーだけに限らず相手や第三者、更には社会や政治なんかも絡んで一筋縄ではいかない部分がたくさんあるのだが、何らかんら言って最後にはボクシングのリングに上がって正々堂々と勝負して、そして互いに言葉では通じない事をリング上で拳で語り合い、ロッキーや相手選手、そして第三者もその戦いで全てをスッキリさせる、というのが「ロッキー」シリーズの美学だとワタクシは思うのである。やっぱり「Ⅰ」と「Ⅱ」が評価高いのであるが、ワタクシ的には「Ⅳ」の当時の東西冷戦というこれ以上無いヘヴィなバックグラウンドをロッキーが拳でその答えを出したシーンが特に好きだったりする。


 が、一番惜しまれる事が「Ⅴ」ではその美学が無かった事である。ロッキーはリングに上がらず、物語はスッキリしないまま終了。これじゃ納得いかないのである。んで、今回は見事なまでにリングに上がったのである。特に最終ラウンドのシーンは見物であり、ココに「何故ロッキーは闘うのか」が端的に描かれていて、観ていて思わず「グッ」と来てしまったモンである。あと、エンディングのスタッフロールのシーンも必見である。こんな些細なトコにも「あ、スタローンやるじゃん!」っていう粋な演出があったりする。これから「ロッキー・ザ・ファイナル」を観ようと思っているロンマニアの皆様。映画が終わっても、スタッフロールが終わるまで全部観る事をオススメ致しますぞ(^-^)


 さて、久々に良いモン観れた事もあって「あ〜スッキリヽ( ̄▽ ̄)ノ次は別の"師匠"の店で晩メシ食おうかな〜〜」って時計を見ると・・・「ヤバい!!��( ̄Д ̄;)仕事を1つ忘れていた!!!」と大慌てで茅ヶ崎に戻るハメに(苦笑)んで、焦って集中力が無くなった所を"特殊部隊"に目を付けられて・・・である。・°°・(((p(≧□≦)q)))・°°・。仕事は何一つ問題無く終わったものの、その日は反省の念に駆られてしまい、更に翌日(つまり今日)は"師匠"から"特殊部隊"の話を聞かされ、反省の念は当社比で3倍増し(ToT)とは言っても逆に対"特殊部隊"戦略も学べた事も事実。結局、良かったのだか悪かったのだかハッキリ分からん今日この頃であった。