アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

WASTE OF MIND

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「生き物はその自然に応じて、自分の生活を順応させていく者のみが生命を維持することが出来る」

By チャールズ・ロバート・ダーウィン


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 そ〜言えば、ブービー賞貰うの忘れてきたのである(笑)折角のレースデビューなのだから、貰うモン貰っとかなきゃ損である・・・実際の所、ブービー賞どころか総合優勝も賞品は無いが(爆)実はワタクシ、タイムは先日記したようにダントツのビリだったが"ブービー賞"という事もあって、レースだけは辛うじて最下位を免れていたりする。スタートグリッドからロケットスタートが上手く決まって、そのまま第1ヘアピンで上手くサイド・バイ・サイドから5番手のインを差す事に成功し、何度かテール・トゥ・ノーズで差されそうになるも、辛うじて20周逃げ切って6台出走中5位でフィニッシュだったりする。自分で言うのも何だが「勝負には負けたが、試合には勝った」ってヤツで・・・って、勝ってもいないし、何が勝負で何が試合なのか全然分からんし(核爆)


 んで、ワタクシ自身不思議に思ってレース後配られたタイム表を見てみると、コレまた自分自身がビックリである。スタートを除けば、20周を33秒8〜33秒3のタイムでほぼ安定して走っていたのである。んで、テール・トゥ・ノーズされたタイミングを回想してみると、丁度タイムが33秒後半が出てしまった前後に差されそうになっていたのではないかと思うのである。極度のあがり症であるワタクシが普段のレンタル走行でも中々出来ない事をやってしまった事自体がある意味奇跡である(笑)願わくば「今月分の幸運がコレで尽きてしまった」なんてオチじゃない事であるが(爆)とは言えまぁタイムは6番手よりもコンマ5秒以上遅かっただけあって、あの時サイド・バイ・サイドで差せなかったら確実に最下位ケテーイだっただけに、そこんトコ素直に喜べないのであるが(^_^;)


 んで、上位クラスの人達の走りを見て思ったのは、走りにムラやムダが無い事もそうだが、全員身体が小さいのである。そー言えば、以前の走行会でプロドライバーに乗って頂いた事があったのであるが、その人も小さかった。以前、雑誌でキミ・ライコネン夫妻の写真を見た事があるのであるが、当初「ライコネンのカミさんデケぇ」と不謹慎にも思ってしまったのであるが(笑)実はアレ、カミさんがデカいのではなくてライコネンが小さかった(175cm、どーでもいいがワタクシよりも小さい/爆)のである。んで、よくよく調べてみるとライコネンだけじゃなくて、フェルナンド・アロンソ(171cm)もルイス・ハミルトン(174cm)もフェリペ・マッサ(166cm)もジャンカルロ・フィジケラ(172cm)もニック・ハイドフェルト(166cm)も小さい。人種差を考慮しても、彼らは"小さい"方の部類に入るんじゃないかと思う。


 話がいきなり飛んで毎度の事ながらスマンのであるが(笑)ワタクシが「日本人ドライバーの中で好きな選手は?」と聞かれたら、ワタクシは「木下みつひろ」って答える事にしている。とは言っても、実際の走りはGT300で少し見て、あと雑誌付録のDVDなんかで「あ、この人丁寧な走り方するな〜」って思ってちょっと調べてみたら、実は多数の優勝経験があるベテランドライバーで、あの土屋圭市に「本物のドライバー」って言わせしめた人だったらしいのである。業界でもマシンセッティングに非常に厳しい人だという事で勇名らしくて、その人が書いたチューニングの記事を読んでみるとコレが面白かったりするのである。


 大概のプロドライバーは「○○対策には××を入れる」と端的にしか言わない人が多いのであるが、木下みつひろの場合は「○○があると××になるから、それがロスに繋がる。だから△△を入れることによって補う。ただしデメリットとしては△△を入れると今度は□□が出るから、そこをドライバーやクルマの特性に合わせて調節する。例えばFR車の場合・・・これが4WDになると・・・」って感じで、総論をシッカリ持った上で各論を起承転結つけて話をする所に好感を持っているのである。ある意味、横着屋&屁理屈屋のワタクシにとっては都合が良かったのかも知れない(笑)んで、この人の身長が何と158cm。某雑誌にて「史上最速の小学五年生」と呼ばれるぐらいである(爆)


 とまぁ、飛んだ話を元に戻して(笑)ワタクシが思うに「レーサーは小さい」んじゃなくて「小さいから生き残れた」んじゃないかと思うのである。BMIではないが、体重は身長に比例するモンである。スポーツ選手として太り過ぎは勿論イカンのだが、痩せ過ぎも(筋力や必要な分の脂肪が落ちるため)同じぐらいイカンのである。すると・・・


身長が低い

BMI的に考えても適正体重を低く出来る

その分マシンが軽くなる

一般に40kgで約1秒だから、1kgで約0.025秒

レースの世界は0.001秒の勝負

ドライバーの理想体重がレギュレーションの最低重量に近いほど勝てるチャンスが出てくる

レースで勝っていく内に、いろんなトコからオファーが来る

やがては夢の大舞台

(゚Д゚)ウマー


 とまぁ、こーゆーワケである。つまり「モータースポーツにおいて、長身&デブはそれ自体が罪」って言ってるようなモンである(笑)とはいえ、ジェンソン・バトン(183cm)やロバート・クビカ(184cm)みたいにデカい選手もいて。またワタクシが勝手にBMI法に異論を唱えているように(爆)身長と適正体重が必ずしも一致しないのであるが、トータル的に見ればやはり身長が低い選手の方が断然多い。人間、生まれ変われるのかどうかは甚だ疑問であるが、ワタクシが今度生まれ変わるとしたら小さく細い身体で「カペタ」ではないが幼少時からカートやりたいとも思ってしまう今日この頃であった。