アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

MFZB

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「ジャーナリズムはポピュラーだが、フィクションとしてポピュラーなだけだ。新聞で見る人生と実生活は別のものだ」

By ギルバート・ケイス・チェスタートン


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 思いっきりどーでもいい話から始まって大変スマンのだが(笑)中坊〜高坊にかけてワタクシが通っていた学校は中高一貫カソリック系ミッション男子校。しかも自分で言うのも何だがバリバリの進学校進学校ならではの張り詰めた空気とミッション系ならではの規律の厳しさ、ソレに対するアンチテーゼ&男社会独特のアホエナジー全開の野郎共といった何とも超カオスな学校だった事を思い出す(爆)とはいっても、そこんトコは流石カソリック系。受験勉強だけじゃなくて「人間としての勉強」にも力が入っている。もっとも「キリスト教学」はワタクシが最も苦手な学科の1つであったのであるが(核爆)


 んで、今でも記憶に残っている「キリスト教学」の授業での遣り取りの中で「Q:人間の罪の中で一番重いものは」「A:嫉妬」とあるのである。以前"師匠"からも「お前は"嫉妬"ってやつに鈍感すぎる」って言われた事があるのである。曰く「いいかロン。俺はフェラーリとかポルシェとかを乗り回している連中を見ても全然何も感じない。何故なら連中はそれなりの犠牲を払ったからこそ、乗り回せるべしくして乗り回しているんだ。が、残念な事に世の中にはそうは思わない奴等も大勢いる。奴等は自分を省みる事を怠っているのを棚上げにして、その上で他人を妬み嫉んでいる。気をつけろ」との事である。その"教え"を受けるまではワタクシはその様な事をミジンコ程も考えた事は無かったのであるが、確かに"嫉妬"ってヤツが如何にややこしいかは学校で習うまでも無い。今後は以前にも増して注意せねば(-_-;)


 まぁ、堅苦しい話はヽ(・_・ヽ)・・・(ノ-"-)ノ ポイッ⌒【堅苦しい話】・・・・としといて(笑)カタログスペックだけで喋るのも自分としてはアレだったんで、試乗してしまったのである。厚かましくも、自分のディーラーに【新型インプレッサ】はあったものの、ワタクシが一番乗ってみたかった【S−GTスポーツパッケージ】に乗るためだけにわざわざ横浜のディーラーまで行って来てしまったのである(爆)理由は単純にして明快。何てゆーか、やっぱS−GTに乗らないと新型インプ乗った気にならんと思ったからである(核爆)興味のある方は:

の方により詳しく著述してあるので、御興味があればポチッと。因みに、ワタクシは興味が無いにも関わらず買ってしまった(核爆)


 んで、乗る前の感想であるが「街乗りクルマだな、こりゃ(^_^)完璧なまでに"実用性>>>走り"って割り切っている」というトコである。先代WRX時代のパンフを見比べるとハッキリと違いが分かる。先代がとにかく"走り"を強調していたのに対し、新型はとにかく"使い勝手の良さ"を前面アピールしていて、走りはオマケといった感じである。サッシュ付きのドアは開閉時も走行中も静かだし、トランクルームはデカいし、後部座席の広さは"ワタクシが余裕で座れる"と言えばどれだけ広くなっているのかが一部の方には分かると思う(笑)前方視界は低くなったエアインテークのお陰で抜群だし、オマケに後方視野も抜かり無い。とにかく先代インプと比べたら天と地ほどの使い勝手の違いがあるのである。


 続いてエンジンルームを開いてみる。基本インプのEJ20で、ソコにレガシィのパーツの幾つかを流用しているといった感じである。見た感じ幾つかの主要パーツは先代インプやレガシィのソレを使っているっぽいので、流用チューンが流行りそうなヨカーン大である。そうこうしている内にクルマの準備が出来たので試乗。車種はS−GTの4速AT。まず最初に走ってみた感じは「お、下からいい感じで上ってくるじゃん(・o・)」である。今までのようにある程度上がったらガツン!じゃなくNAみたいに上って行く感じである。ブレーキも片押しで小型な割には良く効いて良く止まる。後に本でトルクカーブ曲線を見てみたら、やっぱり実用領域である2000回転〜3000回転が思いっきり強化されていた。排気をコントロールするだけでここまで変わるとは、う〜む恐るべしデュアルAVCS( ̄_ ̄;)ちょっとだけSTiが楽しみになってきたのである(笑)


 噂のスポーツシフトであるが「う〜む、残念(x_x;)」ってトコである。4速とレンジが広いのもあるのかも知れないが、やっぱりシフトアップ&ダウン時に「間」が空いてしまう事と、その後の加速が今一つといった感じである。VWのDSGBMWSMGⅡみたいにスッパンスッパン繋がるモンを期待していたのだが残念。何ちゅーか、VWやBMWアルファロメオがこの機構の開発に成功するまでヨーロッパ人がMTに拘った理由が分かったような気がするのである。フツーのDレンジでも2000回転〜3000回転で上下する→街乗り仕様が強いといった感じである。まぁ、コレで峠とか走っていないから断定しちゃイカンのであるが(^_^;)


 足であるが、コレは流石スバル。柔らかいけど両手とケツで前輪と後輪の感覚が分かる「柔らかいけど良い足」である。以前、カローラやマークⅡで味わったような、まるでUFOに乗っているようなフワフワした「柔らかくてイヤな足」じゃないのは賞賛に値すると思う。が、ここぞという時に加速するとケツが沈む&ちょっとロールが強め→先代もそうだったけど肝心なトコで腰が弱い、といった印象もある。まぁ、そこんトコ「メインは街乗り」って割り切っちゃえば使いやすい足なのであろうが、やはりワタクシ的にはビルシュタインみたいな「肝心な時に腰の強い足」が好きだったりする。そーゆー意味では、10月に出るとされているSTiバージョンには純正でビルシュタイン&ちょい硬めなサスセッティングをマジでキボンヌだったりする・・・買わないだろうけど(笑)


 で、一通り乗ってみた感想としては「街乗りクルマだな、こりゃ(^_^)完璧なまでに"実用性>>>走り"って割り切っている」と乗る前と全く変わらなかったりする(笑)通勤や買い物やサバゲー(爆)行くのは確かにそんじょそこらのハッチバックとは比べモンにならない位良く走れる事は間違い無いのであるが、コレに"+α"を求めるとやはりスポーツシフトや足周りに多少の不安材料が出てきそうな感じである。とは言え、新型での「実用/走り」の住み分け作戦は当たりだとワタクシは思うのである。先代、先々代とも真ん中が凹んでいた(NAワゴンとSTiの両極端に集中)感じがあったため、その真ん中を潔く取り払った面は素直に評価できると思う。思いっきり「実用」に特化したバージョンでコレだけのパフォーマンスが見られたのだから、尚更「走り」に特化したSTiが出て来る10月がちょっとだけ楽しみになってきた今日この頃であった。