アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

WASTED...AGAIN

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「成り行きというと無責任なイメージを持つけど、これほど強いものはないんだ。つまり自然の流れに逆らわずに正直に生きる。無理をしたり、作り事をやったら、それはそれだけの世界なんだ」

By ジャイアント馬場


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 今日、職場で早めの有給休暇を取って中国に旅行に行っていた方が戻ってきたのである。んで、ナースステーションに立ち寄った時「先生(念のため補足だがワタクシの事/笑)お一つどうですか?」とお菓子の箱がワタクシの目の前に現れる。何気なくフツーに振舞ったつもりだったのだが、ワタクシが一瞬躊躇ったのを見ていた方が居て「コレはちゃんとした所が作ったお菓子だから大丈夫ですよ」とナイスなツッコミをかましてくれたのである(爆)何せ歯磨き粉、ペットフード、風邪薬、子供のオモチャ、食塩、醤油ときて、ついこの間「ダンボール肉まん」なる北海道の某精肉会社がマトモに見えるぐらい常識の範疇から逸脱した食い物(?)が登場したモンであるから、無意識的にしろ「中国の食い物」って言葉を聞いただけで一瞬ビクリとしてしまったのであろう(核爆)ありがたい御土産に不覚にも躊躇ってしまったワタクシもまだまだ修行が足りないようである(-_-;)


 しかしまぁ(^_^;)いくら世界3大発明(紙、火薬、羅針盤)の内の2つを作った民族の先祖だから、多少の凄い事にはあんまり驚かなくなっていたのであるが、流石にそのニュース聞いた時は目ン玉が飛び出しそうになったぐらいである(笑)上記の北海道の某精肉会社みたいに食い物から別の食い物を加工するという発想は遥か昔からあったのであるが、いくら何でも「食えない物を食えるようにする」って発想は流石に無かった。仮にワタクシが食品会社の社長で、一家心中か食品偽装かの2択を迫られたとしても、犬や猫はおろかヤギですら食わないであろうダンボールを苛性ソーダで加工するなんてアイディアは、たとえ崖っぷちの極限状態に陥ってもミジンコ程も思いつかないであろう(爆)この「ダンボール肉まん」を考え付いたヤツに真っ当な世界で真っ当な場所を与えたら、それこそ「中国のアインシュタイン」が登場するのではないかと思ったのはワタクシだけであろうか(核爆)


 で、現在肉まんを食べながらコレを読んでいるロンマニアの方が勿体無い思いをしないように話題を変えるとしよう(笑)何ちゅーか、何時の間にか「フロに入る」や「歯を磨く」と同じ感覚で「立ち読みする」が日課になってしまっていたりするのである。仕事場からの帰り道、あるいは晩メシを外で取ろうとする時には必ずって言って良いほど本屋に寄ったら立ち読みする。ジャンルは何時ものように「何でもアリ」で、実用書からハードカバー本、雑誌から文庫本、マンガからペーパーバックスまで「おっ、面白そう」と思った物は何でも。んで、とあるクルマ雑誌を覗いてみたら読者欄に「合コンで愛車(ランエボ)の話をしたら振られた」って投稿に対し「そんな時は"自分は硬派なんだよ、分からないのか!"って言い返してやれ」という担当者からのコメント。聞く方も聞く方だが、答える方も答える方である┐( -"-)┌


 簡単な話である。イチローのメジャー移籍が決まった時に、まるで狙いすましたかの様に愛人スキャンダルが出てきて、ソレに対しイチローは「全く持ってその通りです」ってあっけらかんと答えた事件をご存知であろうか。多分「そーいえばそーだった」とか思い出したり、コレ読んで「イチロー 愛人」とか「イチロー スキャンダル」でググっているロンマニアの方も少なくないのではないであろうか(笑)で、このスキャンダルは相当エグい内容だったにも関わらず、その後全くと言って良いほど語られなくなり、現在アッサリ忘れられた状態になっているのである。つまり「そーゆーエグいスキャンダルを差し引いても余り余るほどイチローは魅力的な人物だから」だという事である。並の選手だったら、メジャー移籍どころか選手生命の危機ですらある。


 よーするに「ランエボは振られる原因じゃなくて、振るための口実」だとワタクシは思うのである。インプもそうだが(笑)ランエボも「羽の生えたカローラ」とまで呼ばれるぐらいトコトン女性受けが悪い。かといって原因がインプやランエボにあるのかといったら、ワタクシは「ノー」と答える。ソレ言ったらコリン・マクレーペター・ソルベルグは究極のインプオタクだし、トミ・マキネンは究極のランエボオタクであるが、彼等がキモオタかと問われたら、ほぼ間違い無く「ノー」であろう。要は「モノ」じゃなくて「ヒト」だと思うのである。趣味で人格を全否定されるのであれば、偏見の眼差しを向ける相手を責めるより前に、趣味で差し引かれると魅力が無くなる自分自身を磨く方にエネルギーを費やすべきだとワタクシは思うのである。


 ワタクシは昔上司に「世の中にはミスしても許せるヤツと、そうでないヤツの二通りがあるが、お前の場合どっちかと言うと後者」と言われた事がある。それ言われた時は「ンなワケねーだろ(`ε´)大事なのは仕事を確実にこなすことだろ〜が」って心の中で憤慨したモンであるが、今となってはその言葉の真の意味が何となく分かった気がするのである。幾ら科学が進歩しても法整備がシッカリしても、医療に関わらず結局どの様な分野でも一番肝心なトコを決定付けるのは古今東西関わらず「ヒト対ヒト」なのである。ワタクシも偉そうな事を言える身分では無いのであるが「一番肝心なトコ」では誤魔化しは全くと言って良いほど通じない。特に上に行けば行くほど、自分でも分からないような自分自身の深層部までもを瞬時に見抜くヤツがゴロゴロいる。今考えると「見抜かれてたんじゃないかなぁ…(_ _。)」って思うシーンが過去に幾つもあって、ワタクシ自身ブルーになったりしているorz。


 そんな偉そうな事言うワタクシ自身、言ってる事とやっている事が違っていたりする(笑)未だに人付き合いが苦手だし、特にタイマンで話をすると最初の30分は必ずと言って良いほどガチガチになってマトモに喋れなくなっていたりする。もう古い仲の同性に対しても未だに緊張感が抜けないのであるから、コレが異性で初対面となると推して知るべしである(爆)怒られたり断られたりすると、自分を省みる前に「なんだコノヤローヾ(`Д´)ノ」って多かれ少なかれ考えてしまい、時には上記の中国菓子の時みたいに一瞬とは言え顔に出ちゃったりする(核爆)このパラドックスは如何にして解決すればよいものか・・・と考え込む事自体が既にパラドックスなので(自爆)無限ループする前にここまでにしようと思う今日この頃であった。