アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

FISTFUL OF HATE

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「太刀は敵の出方により、場所により、形勢により、どう構えようと敵を斬りやすいように持てば良いのである。上段だの下段だのといって、固定した構えに拘泥してはいけない。構えはあって無きものである」

By 宮本武蔵


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 何ちゅーか「遂に時代がココまで来たんだなぁ〜( ̄▽ ̄)」って気分である。アメリカはシリコンバレーのテスラ・モーターという会社が、何と【電気スポーツカー】を来年発売するとの事である。今まではの「電気自動車=重い、非力、バッテリーが持たない→やっぱガソリンか軽油」って感じだったのであるが、スペック的には本家ロータスエリーゼにはまだ若干及ばないものの、電気自動車としてみれば加速と最高速度と航続距離がコレだけあれば十分である。詳しくは【公式HP(英語)】に掲載してあるので、そちらを参照した方が早いと思うのである。にしても、ランボルギーニ・ムルシエラゴ燃費悪過ぎワロタである(笑)まぁ6500ccのV12気筒だから、仕方ないっちゃ仕方ないのであるが(^_^;)


 とは言え、クルマ業界世界中何処もエコ一辺倒である。小耳に挟んだ話、カート界も今主流の2ストローク→4ストロークへの移行が進みつつあるらしいのである。勿論、理由は排気ガスと騒音(&4ストエンジンの性能向上)である。あと上記ネタに引っ掛けて電動カートなるモンの普及も進んでいるらしく、モノによっては筑波2000を1分6秒で走れるらしいから、こりゃ侮れんのである。こりゃ冗談抜きでワタクシがジジイになる頃のF1はV8NAでもV6ターボでもなく【超伝導モーター】をミッドシップに搭載していて、ンでもってWRCは【ランエボMiEV】宜しく4輪インホイールモーターが主流になってるかも知れんのである。


 で、後々の若い者向けの昔話をするためにも(笑)化石燃料自動車を極めるべしく、新たなカートの"戦場"を探していたのである。無論、今ホームにしている【F1ドリーム平塚】には際立った不満も無いのであるが、何ちゅーか別の角度からモノを見る事も時には必要だと感じたからである。自分では「上手くなった」つもりでも、実は単に「慣れただけ」かも知れないという疑問が沸いて来たのである。ソコで立つ位置を変えてみて、新たに自分のドラテクに落とし穴が無いかどうかを検証したかったワケである。無論、カート場といっても関東には山ほどあるので、条件を絞る事に:

  1. 手軽に行ける→流石に片道100km以上の場所に仕事後マメに通うのは経済的&精神的にしんどい(^_^;)
  2. レンタル営業時間に余裕がある→出来ればナイターやっている場所
  3. 値段もお手頃→流石にMyカート買うだけのカネは無いんで(笑)

この条件でカート場を絞ってみて、実際行って走ってみて、上記1〜3を点数化して最も点の高いトコを「第2のホーム」にしようと思ったワケである。


 で、本日1発目に行ったのが同じ神奈川県の相模原にある【中央サーキット藤野】である。営業時間等の説明はHPにある通りなので、面倒くさいから省略(笑)営業時間と茅ヶ崎からの距離を考えれば、平塚みたいに「仕事終わってひとっ走り」ってワケにはいかなさそうであるが、それでも広い時間帯で借りられて値段も悪くない。土日祝は人がかなり多いらしいのであるが、平日に時間空いた時なんかは思いっきり楽しめそうである(^-^)で、コレが藤野のコースレイアウトである:

分かりにくいのであるが左上が第1コーナーであり、反時計回転のコースである。左回り&低速複合コーナー中心という、ある意味平塚とは対照的なコースである。んで、試しに3回ばかり走ってみて、ワタクシ的な攻略のツボとしては:

  1. 第6〜第9コーナー(WAKO'Sコーナー)で如何に理想的なラインで入って行くか
  2. 第12コーナー(CCFコーナー)の後にもう一つヘアピンがある→シッカリアタマを真っ直ぐにして進入しないと、脱出で次のヘアピン進入に差し支える
  3. 最終ヘアピン→最終コーナーにかけて、ストレート突入に際して如何に速くアクセルを開けるか
  4. ストレートから第3コーナー(BSコーナー)にかけての区間でタイムを稼ぎたいけど、第2コーナーが結構きつい→アクセル踏みっぱで行くとすっ飛ぶため、何処で上手くターンするか
  5. 固定式の平塚のソレとは違って、藤野のカートのシートとペダルの位置は調整可能→重心位置をある程度変えられるため、コレまで含めると攻略が更にややこしくなる

の5点である。ホントはソレ以上にややこしいと思うのであるが、走った感じコレぐらいしか浮かばんのである(-_-;)つーか、この5点だけでドンブリ3杯は余裕でいける(爆)


 とにかく、1にも2にもコーナリング対策である。カートやっているロンマニアの方なら御存知だとは思うが、カートの後輪は直結→急な蛇角を付けると後輪がモロに抵抗になってしまうため、ただ単にステアリングを切れば良いってモンじゃない。蛇角は少なく、後輪荷重は少なく、且つ脱出時のケツの流れも上手く考えてアクセルワークを丁寧に&カウンターは最小限に食い止めなきゃイカンのである。特にワタクシの様な超ヘビー級のカート乗りは(笑)失速後の立ち上がりで確実に遅れを取るため、尚更ムダな抵抗による失速は避けたいトコである。結果の方であるが、ベストラップが47.712秒(オプティマ)である。初めてにしては中々と言うか、一番速い人が42秒台だからまだまだと言うか(^_^;)


 にしても、この【オプティマGX200】というカートであるが、これが何とも「乗りやすい」のである。アクセルもブレーキも踏んだ分だけ効くから、慣れてくれば狙ったトコで狙った感じで減速/加速がしやすいのである。コレに比べると平塚の【ビレルN35】はどちらかと言うとピーキーな性質で、アクセルもブレーキも結構深いトコから効き始めて、ソコから全開/ロックまでの間が短いため、慣れるまでが結構苦労するのである(;^_^A)まぁ、所詮は借りるだけの身分&自分の思うように作れるMyカートを買う気&費用ナッシングなので、そもそも文句もへったくれも無いと言っちゃソコまでだが(笑)


 ちょっと茅ヶ崎からかなり遠い(約50km)のと、営業がPM18.00前後なのがアレであるが、相模原ICから近いので湘南地区以外のロンマニアの方には逆に行き易いかも知れないのである。あとコースがコースだけに攻め甲斐があるから、時間的な余裕さえあれば多少アクセスが悪くてもちょくちょく通うのもアリかなというのがワタクシの感想だったりする。さて、実はあと2〜3ヶ所ほど候補があるのであるが、生憎の雨&終末を挟む事もあって、次の場所検索は週末以降になりそうである。とは言え、ハマったらハマったで今度はモータースポーツ永遠の課題である「カネ」で爪に火が灯るどころかブタの丸焼き・・・もとい(笑)火ダルマ必至なヨカーン200%な今日この頃であった。