アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

SHOT IN THE DARK

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「今、自分がやっていることが好きであるかどうか。それさえあれば自分を磨こうとするし、常に前に進もうとする自分がいるはず」

By イチロー


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 何時の間にか20万ヒットである.☆.+:^ヽ(∇^*)o【♪祝♪】o(*^∇)ノ^;+.☆.昨年末に「流石に2007年末までに20万ヒットはムリかな〜〜(^_^;)」と言っていたりしたのだが、蓋を開けてみれば年末どころか、2007年をあと2ヶ月強残してアッサリ達成。こんなダウンロードファイルの同意書以上に価値の無いブログに付き合って下さった全国、全世界、全宇宙(笑)のロンマニアの皆様、誠に持ってありがとうございます゚☆,。・:*:・゚★o(´▽`*)/♪Thanks♪\(*´▽`)o゚★,。・:*:・☆゚真っ当路線にはどうやら行けそうにありませんが(爆)これからも御贔屓の程を、どうぞ∩( ´∀`)∩よろしく (っ´∀`)っ))御願い致します(ツ _ _)ツ))・・・・・はい( ・◇・)?「絵文字が多過ぎて、肝心の感謝の気持ちが伝わって来ない」「フォントの関係で絵文字がずれる」でしょうか?まぁソレは所謂「デフォルト」ってコトで(核爆)


 さて、20万ヒット記念とあって、ドラマの最終回ではないが拡大版と行こう(笑)走行会の前日とあって、今日は最終チェックを兼ねて「カートの第2ホーム探し」をしようとした矢先。ディーラーの前を通りすがると・・・

・・・言うまでも無く予定変更(爆)聞いたトコ試乗OK&運良くワタクシの担当さんもいたので、首に縄つけて引っ張ってきて、あれこれ質問攻めにする事にしたワケである(核爆)


 さて、教習場の乗車前さながらに、まずはクルマを一周回ってチェック。運良く展示室に非STIバージョンがあったので比較。まずはフロントフェンダー

続いてリアフェンダー

こーやって並べて比べると、分かり易いぐらいに分かり易いのである。

続いてタイヤ&ホイール:

因みに履いているタイヤはポテンザRE050Aでサイズは245/40R18、ホイールは純正BBSで8.5J−18インチの+55である。ついでに「GDBのE型〜G型に応用可能か」という問いに対しては「イエス」だった事も付け加えておこう。


 で、引き続き足回りのチェック。エンジン熱及びブレーキ熱はGDBの最大課題の一つ(特に後期型)であるが・・・

ご覧の通り、ランエボXに負けじとばかりに、シッカリと機能するアウトレット&フェンダーダクトが付いているのである。

んで、ワタクシが気にしていたブレーキ関係であるが:

色とロゴは違えど、従来のGDB用スミンボと同じようである。

が、ブレーキ関係の隠し玉を意外なトコにハケーン:

比較なまでに右に純正GDBのソレを並べてみたのであるが、リアのキャリパー容量が若干大きくなっているのである。GDB時代(これまた特に後期)からリアの物足りなさは指摘されてきたのであるが、そこんトコSTI開発者もシッカリと修正を加えてきたというワケである。


 まぁ、口で云々言うよりも乗ってみるに限る。やはりと言うか当然と言うか、同じ事考えていたのはワタクシだけじゃない様で、暫く待った上でワタクシの順番が回ってきたのである。コレが運転席からの視点である:

見やすい、メチャメチャ見やすい。F型スペックCに試乗した時も、某ロンマニアの方の【VARISクーリングボンネット】付きのE型に乗せて頂いた時も、そのエアインテークの低さから来る視界の良さに感動したのであるが、今回はソレ以上である。が「純正シートの座面が高い」「純正ステアリングが重くて大きい」「ステアリングの位置が高く、下げると今度はインパネが見えない」という面に関しては、GDBの時のまんまである(-_-;)まぁ、そこんトコは「脱・走り屋クルマ」というコンセプトからすれば、さほど問題にはならないと思うのであるが、やっぱり体格的にワタクシにはしんどいトコがあるのである(^_^;)


 早速発進。クラッチを踏ん・・・Σ(゚д゚;)って、クラッチがメチャクチャ軽いし!!GDB純正のソレよりも断然軽い。上記ロンマニアの方がボンネットに加え【LAクラッチ】と【加工クラッチレリーズシリンダー】を組んでいて、その余りの軽さ&扱いやすさに、ボンネットと合わせて涙で視界がぼやけて運転が出来なかったのを思い出したのであるが(笑)その時のクラッチの扱いやすさと同じなのである。無論【ヒルスタートアシスト】も付いているから、坂道発進も楽チン。コレならMT車が初めての人でも扱いやすいから「大馬力のスポーツカー乗りたいけど、クラッチが重くて扱いにくいと聞いたものですから・・・(^_^;)」って人に対する敷居がグンと低くなる。STIもホントに良く考えて作ったモンである。


 まずは軽く流す・・・Σ(゚д゚;)って、ミッションがスコスコ入るし!!1速〜3速までがトリプルコーンシンクロに、4速〜6速がカーボンシンクロに変わっていて、オマケにシフトストロークがさり気なく純正と比べ短くなっているのである。クラッチとミッションが余りにも扱いやすくなり過ぎたせいで、逆に重いのに慣れてしまったワタクシの方がギクシャクしてしまった有様である(笑)で、新たに装着されたインプ版【SI−DRIVE】であるが、分かりやすく言えば"S#"にあたる部分が従来のGDBのソレに相当する部分で、あとはソレを抑えたといった感じである。例に"I"モードで踏んでみると、結構踏んでも中々立ち上がってこない。コレなら燃費を抑えられるだけじゃなくて、うっかり踏んでもいきなりドカンと来ないから、街乗り用途にはもってこいである。


 で、暫く走っていると"踏めるスポット"に到着。モードは当然"S#"にして、ギアを3速に入れて床まで踏む。アタマがすっ飛ぶようなガツンとパンチの効いたブーストが・・・Σ(゚д゚;)って、ガツンと来ないし!!エンジンは確かに吹け上がって、回るモンがシッカリ回っているのも分かるのだが、先代GDBの様に3500〜4000rpmから唐突にガツンとブーストが来るんじゃなくて、もっと下からスムーズにブーストが上がって来るのである。ブレーキも予想通り踏み始めから効いて、前1/3ぐらいの場所から沈み込む感じ。サーキットの様な極限状態では「?」だが、街乗り&ワインディングではコレで十分だと思われる。が、ソレ以上にビックリしたモンがもう一つある。足である、特にリアである。


 床まで踏んだ時「ココからブーストがかかって、荷重が思いっきり後ろに行くと、ケツがブレイクするあの感覚が・・・Σ(゚д゚;)って、ケツがブレイクしないし!!」って感じたのである(笑)多分リアがストラット式からダブルウィッシュボーン式に変更→スクワットしてリアが沈み込んだ時のアライメント変化が適正化した事もあるのであろうが、雑誌で良く言う「ケツがよく動く」って言うのは満更ウソではない。スプリングレートや減衰力調整も結構良く出来ていて、剛性もGH型と比べ遥かに良いから、ワインディングロードで荷重を前後左右に振っても硬く滑らかに踏ん張ってくれる。ステアリングはもっとキビキビ動かしたいトコであり、動かそうと思えばクルマの方もキビキビ動くのであろうが、いかんぜんステアリングが重過ぎ&デカ過ぎで、機械的にではなく物理的に回しにくいのである(-_-;)


 で、降りてからもう一度良く見てみると「ココまでやるか、フツー・・・( ̄Д ̄;)」ってなこだわりが見えてきたりする

フロントワイパーが今流行りの【ボッシュ・エアロツインマルチ】で、リアはみんカラでは定番となっているレガシィ純正をそのまま使っているのである。STIの連中は絶対みんカラ見ている、ワタクシはそう確信した(笑)

「STI」のロゴの上に星3つ。GC8、GDB時代を通過した人なら誠に信じ難い話であるが、悔しい事に事実である(爆)聞いた話、新型GT−Rも星2つだから、流石にスポーツカーといえども特別扱いされる時代は終わったという事であろうか(;^_^A)


 試乗後、各種疑問についてトークを交わす。ワタクシが知りたかった主なポイントは:

  1. GRBからキーレスエントリーになっているけど、セキュリティー(特にクリフォードみたいな複雑なヤツ)はどーなんの?
  2. 走り屋(プロ&アマ双方)から需要が来ると思われるスペックC系や、限定モンが好きな人をターゲットにしたS20X系とかはどーよ?
  3. 今、何処のメーカーも2ペダルに移行しているけど、スバルさんどーよ?

の3つである。最初の質問に関しての答えは「機構が複雑になった分時間はかかるけど可能。その場合、クリフォードのリモコンがキーの代わりになる」であり、二番目の答えは「計画は既に立っているが、現在各種データの収集中」という事らしいのである。で、一番気になった最後の質問であるが、コレに関して面白い話が聞けたりする。


 最後の質問に関しては「2〜3年後に搭載予定はあり、2パターンほど並行で研究されている。当方としては先手を打ったランエボXの【ツインクラッチSST】の結果待ち」だそうである。実はミッションに関しては上記ランエボXの「AT的にクラッチペダル要らずの変速が出来るMT」かレクサスIS−Fの【8速SPDS】みたいに「MT的にリニアでダイレクトな変速の出来るAT」の2パターンがあるらしいのである。前者は実質MTで、クラッチペダルは無くともクラッチがあるが、実はこのクラッチが壊れやすい(機構上、半クラッチを多用するため)のが泣き所であり。後者は実質ATだからクラッチは無いものの、変速レスポンスはやっぱまだMTには届かない。よーするにそれぞれ一長一短があるから、とりあえず「AT的にクラッチペダル要らずの変速が出来るMT」のランエボXのパフォーマンスを研究して、それから後出しジャンケン的に行こうというワケである(笑)


 で、2〜3年後というと、今の型がGRB−A型だから、今までのインプの歴史を振り返るにGRB−B型は細かい仕様変更で終わって、次のGRB−C型からの搭載が濃厚である。当然、三菱も黙って指くわえているワケ無いから、仮に【ツインクラッチSST】に欠陥があったとしても、次のランエボXI(またはXI-MR)で欠点を克服してくるはずである。んで、その頃には当然新型GT−Rも走りに特化したVスペックを出してくる可能性もあるワケである。何ちゅーか、医師としては動機不純過ぎるのがアレであるが(笑)とりあえずあと3〜4年は一生懸命仕事頑張ろうという気になってきた今日この頃であった。