アスペルガー医師ロンの日常

医師でもあり、アスペルガー症候群当事者でもあり、更には911GT3&ロードスター乗りでもあるワタクシのささやか(?)な日常

DANCE OF DEATH

 ロンマニアの皆様、こんにちはm(_ _)m


「子供らしさが死んだとき、その死体を大人と呼ぶ」

By ブライアン・オールディス


 といった今日この頃、皆様はどうお過ごしでしょうか。


 小耳に挟んだ話であるが「日本人のモノ作りの最大の特徴は」という質問をされたことがあるのである。んで、ワタクシとしたことが月並みに「品質と価格ですか?」と答えたら、ハズレだったのは言うまでもあるまい(笑)答えは「モノを小さくする事」である。同じ品質、同じ値段のモノの中で、一番小さいのは大概日本製だそうである。かの有名なトランジスタラジオやウォークマンといった携帯可能な小型音楽ツール。ゲームボーイに始まりPSPやニンテンドーDSといった携帯可能な小型ゲーム機。マツダ・ロードスターやスズキ・コペンやホンダ・ビートといった"絶対的"ではなく"相対的"なドライビングプレジャーを追求した小型スポーツカー等、どれも日本人じゃなきゃ考え付かないアイディアだ、という小話である。


 話は変わって、年明けてからというものの、実はアキバ行った以外「寝正月」ならぬ「ゲーム正月」だったりする(笑)ソレもコレも、全部ソニーのせいである(爆)何せ余りにも面白いので「家でゲーム>>>健康的にアウトドア」になってしまったのであるからして:

コール オブ デューティ4 モダン・ウォーフェア - PS3

コール オブ デューティ4 モダン・ウォーフェア - PS3

コレがヤバ過ぎるのである(^_^;)前に「メダル・オブ・オナー:エアボーン」出した時に「FPS(1人視点シューティング)ゲームの中で段違いの出来」と言ったばかりなのに、あっちゅー間にコレに取って代わられたのである(核爆)舞台が1940年前半から現代に移るだけで、ココまで密度が濃くなるモノなのか、と思わずにいられないのである。


 何が違うかといったら「マジでガチンコの近代的CQBが体験できる」といった、ワタクシの様な近代装備属性のある人間にとっては鼻血で失血死モンの内容だからである(笑)この「コール・オブ・デューティー」シリーズと他の作品を分ける大きなコンセプトの一つが「主人公はあくまで一介の兵士」という視点でゲームが進む事にあるのである。現実においてランボーソリッド・スネークみたいに、たった一人で大勢の敵をバッタバッタと薙ぎ倒せる事が無いように、このゲームも基本は「NPCである味方との連係プレイ」が一番大事だったりする。ヘタに1人だけ端折ろうモンなら、集中砲火を浴びて瞬時にあぼーん。ところが均衡している局面で上手く"風穴"を開けるようにすると、味方がソレに合わせてソコから雪崩れ込んで来てくれるワケである。


 んで、近代兵器&近代CQB属性を持っているワタクシとしては、こーゆー展開はマジで堪らんのである(笑)味方NPCがショットガンでドアを破る→ワタクシが閃光手榴弾を投げ込む→交差するように1人目、2人目が入り、続いて後続がゾロゾロ入ってくる→部屋を制圧した後ワタクシが別の部屋に入ると、御丁寧に味方が反対側の死角を押さえて援護する、といった粋な仕草までしてくれちゃったりする。ハッキリ言って、そんじょそこらのサバゲーマーよりも遥かに頼りになるのである(爆)その他、暗闇に溶け込んで暗視ゴーグルを装着し、サイレンサー+赤外線レーザー+ホロサイトの付いたM4で敵の背後を取る展開もあり。50口径対物ライフルで1km以上からの超ロングレンジスナイピングもあり。果てはAC130攻撃機で味方を支援するシーンや、ヘリコプターからMk19グレネードで屋根の上からRPG−7を撃ちまくるテロリストとやり合ったりと、属性のある方なら萌死請け合いナシの内容だったりする(核爆)


 やっぱ、ココんトコはアメリカの独断場である。こーいった戦争とか兵器だとかCQBテクニックとかのノウハウに関しては、今世界でアメリカの右に出る国はいないと言ってもいい。こう言っちゃぁ何だが、日本のどんな大手メーカーがどんなカリスマ的プロデューサーを用いても、この演出はムリなんじゃないかと思うのである。日本のゲームにも「メタルギアソリッド」シリーズやや「バイオハザード」シリーズみたいに武器や戦術に関して「良く出来ているなぁ(^_^;)と感心する部分もあるが、何ちゅーか日本のソレは「戦争を知らない人達が、必死に学んでリアルに再現しました」って感じがするのに対して、アメリカ製のソレは「日常的に戦争している人達が、地で知っている事をリアルに再現しました」って感じなのである。どうも海外のゲームはハズレが多いのがアレだが(笑)当りのゲームは日本のソレと同様かソレ以上にムチャクチャ良く出来ている場合が殆どであったりする。


 そうそう、ココで"師匠"が映画「ラスト・サムライ」を観た時のインプレを思い出したのである。曰く「トム・クルーズ演ずる主人公と真田広之が演じる脇役が木刀で試合するシーンがあるんだけど、ソコで両者の差が分かるんだよ。トム・クルーズは確かに良く演技できているけど、演技だからいかんぜん腰が据わっていないんだよ。その点、真田は日本人でキチンと剣術やっているから、腰がドッシリ据わっているんだよ」という事である。よーするに、日本が誇る「メタルギアソリッド」シリーズやや「バイオハザード」シリーズと、本場の「メダル・オブ・オナー」シリーズと「コール・オブ・デューティー」シリーズの違いっていうのは、そのトムと真田の立場を逆転したソレじゃないかと思う今日この頃であった。